通勤に使っている Life Van 最近、この使用条件は、 絶滅危惧種？

アイドル不安定と加速不良等の修理で入庫。原因は、写真の2枚で明白。 水の混入（タンク水抜き剤を使用。）と前作業者によるシールパッキンの塗りすぎ↓。

こういう場合、単純に　塗りすぎ！だけで終れば良いのですが・・・。 取り付けネジ損傷による、ガソリン漏れ修理作業　が伴うケースがあります。（ネジ不良で密着性が悪い＝シールパッキン多用！） 今回は、各部の腐食が激しく、他の中古のキャブをO/Hして使う事となりました。

殆どの中古品が、この取りつけ部分のネジに何かの古傷？をもっています。 今回の中古キャブも2箇所損傷があり、定番のヘリサート加工をします。 最近は、加工と同時にヘリサートの下穴のセンタリングができる便利品があり下右の一般的な物は出番が少ないです。

コイル状のネジをねじ込む！ごく当たり前の作業ですが、 こんな物誰が作った！と考えると、結構楽しい？

最後にこのヘリサート加工後の要点部分です。ヘリサートタップ加工時に、金属なら必ず「盛り上がり」ができます。 左が盛り上がりをヤスリ加工した状態です。（メネジの周りに光る輪が・・。）更にまっすぐな面を使って研磨します。 切削の加工線が消えて光っている部分が盛り上がっていた部分です。これをきっちりしないと、ガソリン　が・・・・。 過去の過ちの蓄積が 最近やっと？役立つ！ 遅い！・・ヨ！　　 既に人生終盤？なのに・・！

Z用とライフ用のキャブは、スロットルの開き方を変えてあり、 スロットルリンクの長さ等が異なります。これを現状のワイヤーに合わせて延長します。 （当然ですが、ワイヤー取り付位置が変わります。新品部品が簡単に入手できればいいのですが・・。） 現実的選択？・・・言い訳？

旧くても、　少し薄汚れた容姿でも・・「実用」・・と言う迫力！ 数少ない　現役使用車　です。！