田舎修理工場都会へ・・・筑波参戦!
ホンダS600の憂鬱
このエンジンには、
野郎なら、惹きつけられて止まない
何か、ナニかあるんだ・・・なにか・・・。
HONDA S600 AS285
この車、広い年齢層に「熱烈な愛情」 と「こだわり」を持つ
オーナー、元オーナー、隠れファン?が存在、潜在。
(世間一般には少数!・当然?)
同系機種の
S800
の車体に見合った動力性能と、運動性等を、十分判っちゃいるのに・・・。
「やっぱ、エスロク!」
・・・の心境な?・・・人々。
「手遅れ・治療法無し・
完治不能
」の愛すべき?大病人達!
(苦笑)
“Sports”
と名する車に、速さ・加速性能・軽快な運動性を求めるのは
「一般民間人」
。 それ以外の感覚?を追求する「愛すべき?大病人達」。
レッドゾーン9500rpmの快感!= 聴覚の洗脳リズム!
(思考回路に深刻〜な問題・・・あるな こりゃ。)
公道上の“存在感の差”は圧倒的!ですが
走る機械としては
宿敵?
ホンダActy・660! と2ショット。
(当社所有の軽トラ・21年来の同胞!)このトラックだって 間違いなく?HONDA・
DNA
を持つ子孫!
超高回転型のエンジン=速い!・・は、計測器上?単純には??成り立ちません。実際、街を走っていると、
1速、2速、3速!と
グングン
引っ張って・・・エンジン音とドライバーの感覚は、
こりゃ相当スピード、出たな。あっぶねえ〜!・・
と、メータ表示は、60km/h!
660ccの軽トラ
に、いとも簡単に・・!
こりゃ、10000rpmに迫る?
侘・寂、(ワビ・サビ)の世界!
関係ねぇ〜ヨ! そんなちいせぇ〜こと!
<翻訳> 些細な事は一切、該当しません。
乗って、楽しい!緊張感!と、ニヤついて?しまう挙動!
9500rpm超!
麻薬の音源!洗脳のリズム!
世界に類の無い超高回転 <市販>
“Sports Car”
ホンダSports600
・・・久々の修理入庫。
自社ユーザーの
S
は、バブル期に大金を使って修理している!から壊れねぇ〜し
みんな歳とって最近、
めっきり走らねぇ〜
から(笑)ここ十数年、車検以外の修理は、
縁がねぇ〜!
その上に、持っていたSの部品の大多数は、
Yahoo
で売ってしまったし・・・
雑誌・ネット上の
ホンダS
スペシャリストの方程式
と まったく?かけ離れた?
田舎オジサン修理工感覚
で、結末は・・・・!
オーナーの記憶の中
突き抜ける
高回転音
は・・
復活!
できるのか?
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この・・・いかにも不機嫌な彼女・・。
助手席で、頭を出してやると、
ニヤッと笑う習性?
がありました。 誰に似たんだ・・・
「お父さん、世の中そんな考えじゃ!・・」
母親と同じ!
カナキリ声で説教〜
を始める、就職活動中の大学生です。
誰に似たんだ・・。
・・涙・・
(微妙?)
その彼女さえ?はや・・・30歳 前
(平成24年・・・
涙
)
このアングルだと、小ぶりな車体!!ハンドルが大きく?見えます。
そのスタイルは、どう見たって?
“ Sports Car ”
”聴覚の洗脳音域”
復活!
を目指し
作業開始!
田舎的?現状の把握
1)アイドリングで、2気筒失火。
2)中速で、3気筒。
3)高回転域で
3,5気筒?
4)全体的にアンダーバワーで、
各回転域でエンジン音が澄んで?いない!!
5)キャブレター下部の各部に激しいガソリン漏れ!
6)テンショナー付近より激しいオイル漏れあり!
こりゃ正直、
かなり難物
!
まずは?
、気合が残っている内に?
キャブレターの修理開始!
1・2気筒と3・4気筒のチャンバーパッキンが異なります。
この状態で締め付けているので、パッキンが厚い側のチャンバーが歪んで
3〜4気筒側が引っかかりスムーズに動きません。(抜くのに無理をする程です!)
残念ですが、チャンバーの真円が狂って、最低2個は使用不能。
キビシイ部品状況ですので将来は、これを修正使用!なんて事態も有り得ます!
旧車の強い味方である
ヘリサート加工
・も深刻な?問題アリ。
ヘリサート全長が、1D・1,5D・2D・・と数種ありますが、このフランジ程度の厚みでは1Dが限界です。
ヘリサートは下穴に取り付けると自由状態よりかなり長くなる為です。ここには、2Dの物が押し込んでありました。
2Dだと、ネジ奥が狭くなりボルトが噛み付き、脱着を繰り返すと上図のように飛び出てきます。
当然ネジ穴も、ずれて傷みアリ!
下穴が、スロットルボアに近すぎて、このボデーの使用は断念!
経済的負担・時間的負担を熟慮して(細かい作業が面倒!が本音!)
ドナーキャブレター
の使用!を選択しました。
Yahooで大半売っぱらったはず?の
S
・部品
ですが・・・
かたずけの出来ていないい田舎工場
(泣&反省↓)が功を奏し?
ドナーキャブとドナー部品が倉庫から出てきました。
ドナーのヘリサート加工後、
タップ加工で盛り上がった部分を
平ヤスリで作業します。
スロットルボデー付きで常盤面で修正します。
ダサイ感じ
(実際そうだ!)
の作業ですが、フライス加工だと
削り代が大
きくなる為です。
ダサイ!・・けど、現実的選択!
修正された鈍い研磨面に
渋い
なんて思うのは?一般民間人?として
嗜好に問題あり?
笑!・・・
同志!
次に、リンク周りの作業です。
左図の
⇒
がアイドリング回転調整ネジ(アイドルアジャストスクリュー)です。
スロットルワイヤーの着いているレバーを横に押した時、
アイドリング回転調整ネジの半分以上ズレがある場合、
ブッシュを交換しないと、スロットル開閉のたびに、アイドル回転が大きく変動します。
元のベークライトブッシュ参考にPOM(ジュラコン)と言う材料で作ります。
ビデオや車の電装品のローラーや、ギアの材料です。
(自己潤滑性有、耐用温度160度程度!)
プラスチックの旋盤加工は少しコツが要ります。 このブッシュ内径7mmなんですが
7mmのドリルで加工すると柔軟性の為に7mm以下の穴になります。
ルパンV
・
五右衛門
に切ってもらうか・・・
暫鉄剣
の材質のバイトやドリル
なら可能ですが・・!
「つまらぬ物を切ってしまったぁ〜」・・・と言われそう!
どちらにせよこの作業ではレバー側の受け面も磨耗があり、
最後の隙間調整はコンパウンドによる手作業。
内穴は機械で擦り合わせ可能ですが、外径はこの状態で何回も・・
一番!!
苦手な!
根気を要する作業
擦り合わせ終了のブッシュを組み付けて、
レバー円周方向
と
スラスト方向の遊び
を確認して
スムーズさを確認します。・・・うまく動くと・・・少し報われた気分です!
ですが、
S
のキャブはそんなに
優しいヤツ
ではなくて・・・
まだまだ、安易に、友達に?なっては、くれません!
暗い・懺悔のページ
この部分の作業の、
<再整備報告書>
追記です。TOYOTA勤務時、何度も?書いたなぁ〜(のん気?)
納車後、しばらくして作業前同様にアイドリング不調発生!この
クレーム作業
の追記です。
苦労して作ったこの部分のブッシュですが・・・数百キロ走行で、ガタ ・・・ ・・・。
各部をよく見直すと、レバー内径は、かなり
テーパー状に磨耗
している!・・・事実を発見。
テーパーに磨耗した部分に、まっすぐ筒状加工したブッシュ
を入れたので隙間の狭い部分の早期磨耗が原因です。(柔軟材料で刃物の切れ方が悪いのも要因で
す。)
斬鉄剣
・・・が欲しい! (後に、五右衛門の残鉄剣は
コンニャクが切れない事実
が判明!・・・笑)
レバーを新品に!
・・・が不可能な上レバー内径部の一部が極端に薄く、内径切削も不可!
真鍮製のテーパー状のブッシュを!の結論に
強引に?
達しました。
安易!・・か?
シャフト側は、ネジを締め付ける為、ネジ側の外径が僅かに大きい!でも、僅かな手作業でブッシュが入りました。
一安心〜!
ジュラコンの様に自己潤滑性が無いので、中央にグリス保持溝を着けました!
このリンクの中には・・・私の
数時間に及ぶ作業の結晶!
が・・・
(暗い!)
もう、すでに・・・「泣き言のたぐい」です!
(作動補償の為、リターンスプリングを追加!)
本日オーナーより連絡があり
「アイドリングも!改善。低・中速からの加速も良くなっているよ!」・・・の一報あり。
最低限?ですが、
救われた気分です!
渡した時は良かった・・・
は通じねぇ〜もんな!・・実際。
イライラ
は?
しますけど・・・各通路の状態を
確実に!
チェックします。
このキャブの場合、メインジェット〜エアー通路はOKでした。
スロージェット〜メインジェット間の細い通路に詰まりがありました。(緑↓2〜3番目の間です。)
スロー経路に使うOリング。丸断面のタイプは、キャブ側受け穴・加工差により
ボデー側との穴ズレ、潰れ方具合で、閉鎖を起こす事があります。(純正品は平坦なタイプ)
平坦なタイプのOリングは、潰れて閉鎖!には?なりにくいですが、
劣化と、金属腐食カスで中央の穴が小さくなるケースがありました。
うまく選んで?使用しました。・・・
田舎の決断?
この左右同調用のネジ・・・マイナス受け部が、
欠けている事
が多い!です。
今回は損傷の少ないドナー部品を修正後使用しました。
この部分、構造的に、ネジ山に負担がかかる様です。組付後に、同調作業が伴い、この段階でタップ、ダイス修正で、軽く動く様にして給油した方
が・・・
後々
、
賢明
です。
(賢明?・・・作業者に似合わねぇ〜!)
S600の修理は、辛抱の足りない私には・・・まるで
修行・我慢大会
このあたりで一時休憩。
後半に続く・・。
(ちびまるこ風?)
S600の修理作業中に・・・16〜7年前の某ホンダ・プリモ店の
開店イベント
を思い出しました。
取引先の親方に頼まれて、S6,S8、N600の3台を、集客機材として展示する事になりました。
よーく見ると、
背景が山や畑!
ハイレグのお姉さんが
・・・
完璧・ミスマッチ?
エンジン
がぁ〜、ギャン、ゴワァン〜って、
・・いい音!
・・ネェ〜。
・・・ここに、意外な?
同志!
発見。
(多分、
現在40歳を軽く!過ぎている
・・と思われます!)
エンジン始動するのに、ライトを勝手に灯けんな!
怒!
と思いましたが・・・言えませんでした↓
この時、キャメルホンダのF1の同時展示あり。プラグ穴から覗くと、ピストンが・・・ありませんでした。
このF1・エンジン・・・
S600
と同構造の
フランジ付きのスリーブ を採用。
何か「隔世の感」アリ。その他のF1エンジンや、楕円ピストンのNR750などに採用!・・・何かメリット?あり?
この
スリーブの構造
と、「コンロッドがクランクから分離できない =
組立てクランク構造
」に
田舎オジサン修理工
は、幾度もイジメられました!
難行苦行の連続・・でしたが、今では「よい思い出」でもあります。
→ ウソです!
イヤなものは嫌!
当然ですが最近の自動車エンジンは、コンロッドが分離可能! (ニードルベアリングなんて使っていない!)
薄れかけた記憶の引き出し?から離れて・・・そろそろ?
キャブ修理の延長戦
へ。 ドラえもんの“扉の向こう側”から現実社会へ〜
後半戦・再
開!
後半戦?の第一打席、
ガソリン漏れ修理から!!
キャブレターのニードルバルブは、当社にまだ残っていました。
(ホンダ在庫あり。代替品番です・・。)
交換作業は簡単ですが、オーバーフローを避ける為の作業は必須作業。
まず、右図のブリザーパスを分解して、中の燃料通路内を清掃。
長い間に細かいサビや、汚れが蓄積していてオーバーフローの原因になる為です。
「老眼鏡」
とは?言わない!
カッターと遠視用メガネ。
こののパッキンが残り1枚だったので、
汎用のパッキン紙より切り出します。(残したって、今後は?無い!・・な?)
S6の場合、中期と後期の差は右図の様に、たったこれだけですが・・・。
多分当時、この部分からガソリン漏れ・・・の為の改良では?
次にフローとチャンバーの修正です。左図の赤い↓部分の押さえバンド位置。
割と強いバンドである事と、使用金属が柔らかい為に、長い間に、
凹んで
しまいます。
ソノ上、バンドの接触圧が弱まってしまう事と変形によって
接触面が歪みます。
適切な?熱を加え、修正。 加減が難しく、時々プクッっと・・・
(涙)
熱修正後、接触面を常盤上で修正。
今回は端っこに欠損部を発見しました。(初物?です)
縦方向に吸い込む型のストレーナーは、サビを除くには有効。
サビは意外に細かく、(高い位置に装着して)重力の助けを借用!
映像は、トヨタAE91(カローラ)の部品。ブラケットと合わせても
¥1000ー以下!
やっと?組み付け開始です!
組み付け時に各部品の点検。
アイドル調整ネジ先端部の磨耗点検です。
えぐれのエグさ?
を診ます。
この部分の段差が大きいと、調整時に濃さ、薄さが激変し、ベストな位置が掴めません。
田舎修理工場的
な経験値で真偽はアイマイですが、4気筒とも正常で、キャブもOK、同調も良!の場合、
薄いベストアイドル
と
濃いベストアイドル
が約90度前後で現れます!
(S800の場合は、S600より若干穏やかに変移)
濃い側で最も調子良好な位置
(回転数・安定性も含めて)
を
リッチベストアイドル
薄い側
を
リーンベストアイドル
と表現しますが、・・・正確な表現か?不明です
(笑)
電子制御燃料噴射システム全盛の現在どちらにせよ?・・・
死語
と化しています!
スクリュー先端磨耗により、これ以下の角度になれば、効き方がシビアになりすぎ、結果的に良い位置が掴めません。
戻し回転は、1・1/2程度から開始、新品キャブでも、4気筒が同じ角度で決るって奇跡的。その上、ヒート気味になった時は、位置がうまく?掴めま
せん。
特にキャブ下のヒートガードの無い車は、停滞時、にアイドル位置がムチャクチャ?になります。
(ラジエーターの温風直撃!)
旧いキャブの場合、何処で妥協するか?
(言い訳?)
が、仕事の成果。驚異的高回転型の
S600
ですが、始動・暖機過程・アイドリングの良否は、
オーナーのその一日の充実度を決定する要因
でもあります。プラグのコンデションを大きく左右する原因だからです!
パンパン、パーァア〜ン!
・・と派手な高回転域もこの
地道な作業と動作
に支えられている?って、意外?それとも当然(笑)
多くのオーナーが、車庫から、街を抜けて、郊外へ・・etc・・レース車両でもない限り、この過程は不可避。
依頼者を一般生活から隔離する
「走り抜ける・わずかな・時間」
の為に
プラグのコンデションの調整を少しでも安定させる作業
は、
田舎
とは言え、修理業として
必須項目です。(意固地、意地のたぐい?)
過度に地道・神経質な作業で、
作業者は、
全然、楽しく無い!
(苦笑)
やっぱ、・・ 報われネェ〜?
・・かな・・・。
昔の漫画の
ロボットの頭
の様ですが、チョークバルブ。
鼻の辺り?
に小さなトーションスプリングがあります。
始動後、チョークを若干?戻す際、アイドリングが上がらない時、ここが原因?(ファーストアイドル設定等が正常な時)
S6の場合、低頻度ですが、S8の多走行車は、要注意です。
金属疲労で折れたスプリングを吸い込んでしまう!
下部のバルブが遊んで、カタカタ小さな音が発生!
口の部分?は、アンローダーとブレーカーの役目で、バルブを閉じて始動直後、この部品が開いてオーバーチョークを防ぎます。
細かい作業の後、どんどん組付けると、ワクワク気分。でも?・・・Sの場合、
単純に?そうは?思えません!
いつ裏切られるのだろう?
・・なんて、
恐怖
が絶えず?付いて廻ります!
アイドルスクリューのそばの10mm程度のマイナスネジを外すと、不ぞろいな4穴の1つに、スロットルバルブが見えます。
スロー回転の調整ネジを「レバーと若干当たる位置」で固定。
中央の同期ネジで、この穴の三日月の具合?を、4気筒共、できるだけ同じにセットします。
実際は、1番4番の気筒が、どうしても閉じ気味ですが、・・ある程度は・・・我慢!
ひどい場合は、スロットルシャフトを抜いて、ねじれ修正。・・・これも我慢大会並みの作業!
何処かに有るな!
と思っている部品は、探してみると、
まず?
有りません↓
車両に装着されていなかった、ヒートガードと、再作製した、キャブ下部のステーを取付。
ここまできたら・・造ろう!多少、面倒でも!
6mmとは言え、8本のネジで止まっているキャブも、
ねじれで、かなり振られる?為、設定されている様です。(ボルト損傷や、マニホールド割れ!あり。)
ヒートガードも
ラジエーターからの熱風直撃!回避
に有効です。
停滞等の状況では強い味方です。
下から覗くと、
逮捕される事例
あり。 この部品は全く問題ありません。
これは無罪。
純正設定は、断熱ゴムを介して取付ける様ですが、ネジが緩みやすく、今回は直接取付ました。
こうして書くと、すべての作業が用意周到で、順調に運ぶ感じですが、業界スジの方なら、うすうす想像可能と思いますが、
現実作業は・・・。
「世の中そんな考えじゃぁ・・・!」
嫁さんそっくりの声が・・脳裏にひびきわたります!
実際、これだけの作業中に、キャブレターを
6回!
脱着しました↓
やはり雑誌やネット上の
Sのエキスパート
の様にはできません!
田舎修理工場でいいです↓↓↓
(少しグレて?きました!)
各部のネジは可能な限り直しておかなければいけません!これだけ脱着を繰り返すのですから!
(波田陽区的言い訳?)
またまた、まだまだ?
最終決戦?
・・・に続く・・!
型どおりの組み付けと各種調整を済ませて試運転です。妥協点を探る作業ですが、実は本業的評価?の中心部分。
「何々の作業をしました!」より、「オーナーの感じ方」=評価!だからです。
気むずかしい空気に包まれた時間で、
作業者の性格には全く一致しない
ですが・・・(苦!)
カムチェーンテンショナー・オイル漏れを最終作業に、エンジン部修理・終了です。
新品のテンショナーですが、当初より加工段差があり、オイル漏れ発生!
(昭和54年、私も購入時、再加工)
部品が来ればありがたい!
当時既に?その境地に?
当工場は
1985開業
です。当時はホンダ純正部品取扱店(ホンダ部品が無い頃)から、旧車部品の購入金額が大きかった為、
部品業者さんよ
り
「旧車の部品は返品しないで」
の密約(笑)がありました。
部品番号の管理エラー、部品精度の悪さ、部品その物が車両の物と違う!・・・なんて事は当然?でした。
N360のシュラウドのグロメットを16個注文すると、
シュラウド全体
が16個きた!事件。
総額ウン十万以上だったので、さすがに?自主的に?返品許諾。
(安堵!)
この後、鈴鹿のパーツセンターより直接電話があり、
「当初のグロメットは、要らないのか?」と年配の方から、わざわざ連絡アリ。
さすがだな!
・・・と感じ・・・ (
お願いします!
・・当然、返事は選べません!)
HONDAが現在の様な
世界的大企業
になる直前の頃のオハナシ。
次にタンクキャップのカギの不調にトライ!
キーがメインキーと違うので、内部のコレットを組み替え、一本のキーで使用できる様に加工。
旧いオートバイのキーシリンダー
を、ドナーにして実施。
噛み合いの悪いサイドブレーキレバーのラッチ部分を再加工して左右のズレと刃先を修正します。
細かい作業に
視力
がついてきません!
試運転の途中で、電気系統に異常が時折、発生。(燃料計や、他の電装品が一時的に停止)・・・が・・・
オーナーの一連?のご友人による走行イベントがある!との事。了解の上、
発進です。
約3週間ですが、前向きに?久々な〜修理に取組ました!!
カン高い排気音
と
独特のガソリン臭
を残し、工場から出て行きます。
ガラン・・・
とした感じです。
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39年分?の配線修理
懐かしいけど、厳しい状況・ホンダS600エンジン分解修理!
ホンダS600・手羽先?・・修理!
ホンダS600 小ネタ コワザ 集・・・臭?
バスクーラー 失敗
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