田舎修理工場都会へ・・・筑波参戦!






EAエンジンクランクケース補強プレート


こんなに特殊なジャンルで、尚且つ 誰も過去に作製していない部品 に買い手が存在するのか?

可能ならば?暗くない?深い話のできる!明快な感じの方?にお願いしたい!です。(注)COKEの大師匠を除く。


作製に至る経緯は こちら です。

図面が完成した!と言うことは製品として作る!・・・事!

・・と言い聞かせて、製作着手!













キットの全容です。

プレート本体の材質は、A2051(ジュラルミン)です。













仮組み状態








購入戴いた方には、このホームページ最下部にて

作業要点、注意事項を記載している「購入者の方・向けページ」で 詳細をご案内しています。

このキットは、有名チューニングショップ製品とは異なり、ボルトオン製品ではありません。

使用G/K、鋳型の差で、若干の加工を要します。(詳細は、「購入者の方・向けページ」へ記載します。)
始めてエンジンを分解する方には、難易度が高いと思います。

反面、出力が上がる等の効果が期待できる物ではなく、上がった出力に対して補強する製品です。
どれくらいの強度向上が?と言う具体的数値を示せる能力も設備もありません。

この点をご理解願える方に、ご購入検討願います。

レース用部品で製作していますし、部品の性格上、組み付け技量に依存した部分が多々あります。
(申し訳ないですが、購入後のクレーム等は、ご容赦願います。)

Yahooオークション出品欄の言い訳的!ですけれども必ずご了承願います。

詳細は、産直部門トップページをご覧下さい。




組み付け可能な最低限の加工しかしていません。

「プレート上部に溜まったオイルを下げる穴」は、組み付ける方の方向性、考え方で加工してください。
加減速、左右コーナリング時に、プレート上部のオイルが下がる穴が、構造上必ず必要です。
(詳細は、「購入戴いた方のページ」へ記載します。)

現在使用中の例

当田舎工場の場合、オイルジェットを装着しているので、
クランク中央部を大きく開いています。

    6mm厚なので、G/K分を差し引いて、オイルパンを4mm下げた形になります。
オイル量や、オイルレベルゲージに影響が出ます。

極端に車高を下げた場合、左ストラットバーとオイルパンの隙間に配慮を要する場合があります。
(フロントエンジンマウント取り付け部で、エンジン位置調整を要す。)
加工次第で、こんな形でも使用できます。
(写真は製品版と異なります。)

クランクキャップボルト等の
追加部品が少なくなりますし、
純正オイルパンG/Kを使用しない形式になります。

ただし、補強強度を下げた形になります。

キット価格 (税込み) ¥42000−

写真のクランクキャップボルト6本と、オイルパンボルト16本を含みます。


ご連絡先



トップへ
戻る
直前のページへ








 

EAエンジン補強プレート「購入者の方・向け」詳細です。





[「この手の部品購入を検討する!」作業技能の方には 「釈迦に説法」な部分も多々ありますが詳細を以下に説明させて戴きます。

まずはご購入のお礼申し上げます。 ありがとうございました!


説明当初より早速、失礼ではありますが、
左の棒ヤスリを必要とする場合があります。(下図のFとRのボルト穴部です。)

エンジンのフロントカバーや、リヤカバーのG/K厚に差がある場合、オイルパン取付穴が沿わない事があります。
6mmボルトに対して、7mm穴で加工していますが、パッキンレス組み付け(液体パッキンのみでエンジンカバーを組み付ける場合)は、
僅かなズレに拠り、沿わない場合があります。(0,1mm以内です。) 
  純正フロント・リヤG/K厚を基準に作製しています。

加工精度と、G/Kの組み合わせに拠っては、それ以外の厚さになる場合、各箇所、若干のネジ穴修正が要るケースがあります。
(オイルパンのネジが、フリー状態で、締め付けできないと、オイル漏れ誘発や、本来の機能が発揮できないなどのトラブルになります。)


締め付けを確実にする為、純正ボルト位置より
2mmほど深く締め付けるボルトに設定しています。
ネジ穴コンディションを確認して下さい。

(ネジ穴位置に拠っては、1mm程度突抜けます。)


作業途中で、シリンダー側・6mmの雌ネジの損傷が発覚?すると、
再作業が、たいへん厄介で、精神的に当分立ち直れない場合!があります。

事前にタップによる点検や、ヘリサート加工で、ネジ穴コンディションを整えてください。(全数16本)


ヘリサート加工後注意点

リンク先の、タップ加工後の「盛り上がり」をご確認願います。


更に、2番目の図の注意穴は、キットの6x25mmネジを使用して、
手で締め付けて、ネジの余る長さを10mm未満 になるようにタップ加工してください。(純正状態なら、9,8mm程度です。)

どうしてもこの数値以下にならない場合、
この穴のみ0,5mmのワッシャーを入れて組み付けします。
(丁寧にボルトネジ部長さを1mm程度短くする手もあります。)

(注意)右図の位置関係ですので 
Fカバーのネジ先端が干渉し、厳しい場合があるからです。



16本共に、軽く手で締めて10mm未満を確実に確認します。

左の細長いプレートを組み付ける段取りをします。

元の純正ボルトのワッシャーを外して、手でいっぱい締め付けて
クランクキャップのネジの深さを点検します。

上記の長さが、手締めで、60mm以下を確認します。
(純正ボルトより深く締め付ける為です。)

クランクキャップの図の部分の突起を削り落とします。

何?コレ?(シリンダーにも同じ物アリ。)

六角の中に数字や記号があります。

フライス加工しなくても、サンダーで大まかに削って、
ペーパー仕上げ程度でOKです。

要点は、ボルト取り付け位置より低ければOKです。

極端な削りすぎは、ダメです!
バリも綺麗に取らないと悪い材料になります。(釈迦に説法?)


(1)  プレート仮組の段取をします。

パッキンはみ出し部(4箇所)を平坦に整形します。


(2)



オイルポンプの鋳型の出っ張りを削り落とします。
(このままでは、当たります!

  (3)    

この状態で仮組みして、ネジや、各部に無理が無いか?確認します。
オイルポンプも、上図の加工後仮組みして確認します。
ポンプの組付は、
G/Kをブロック側に貼り付けオイルパイプをポンプに先組みして、
プラスチックハンマー等で軽く叩くと入ります。(Oリング要給油)
鋳型により、下映像部分が「きわどい物」があります。
干渉する場合、最低限修正して下さい。



以上が、組み付け前の注意点、要加工の説明です。


右映像のオイルパンスチフナープレートを
必ず取り付けてください。(これも釈迦に説法?)


最後に最も重要な加工・・・オイル戻し穴 を作ります。これを、使用者の方の考えや、方向性で、加工してください。

走行中に上部に溜まったオイルを、オイルパン下部に戻す穴です。
旋回時の左右の偏りや、加速、減速時の前後の偏りを想定して開けてください。

当工場の使っている物は、この映像です。(ピストンのオイルジェットを装備しているので、クランク中央を開けています。)


自己解釈的で申し訳ないですが、当工場の場合、
以下の赤い直線に触れない部分に、数箇所開けました。

液体パッキンは、トヨタ純正の物を使用しました。プレートのパッキン保持溝(深さ1mm)に十分充填して下さい。
他社製品でもオイルパンに使用指定がある物ならOKだと思います。(当方では他社製品の使用実績はありません。)

オイルパン取り付け6mmボルトは、締め付けトルクを0,8〜1,0Kgmで純正指定されていますが
この小さな数値のトルク管理するのはかなり高度な計測具が必要だと思います。
ねじ山を壊さず、緩みが無く・・・。積み重ねた、経験値でが現実的だと思います。
(この製品の場合、純正ボルトのねじ込み量より数ミリ長い設定にしています。)
小さいトルクを精密計測する物が無い為、(感覚的表現ですが、)規定値より大きめのトルクになると思います。

ガスケット無しで締め付ける為、急激に!締付ける感じが変化ますので、ご注意願います。


釈迦説法3?






田舎工場でコツコツ作ったもので、到底、大手ショップ並みの「品質と実績のある物」ではありませんが、

「同好の士」として、作業を楽しんでいただければ、最高です!


再度お礼申し上げます。ありがとうございました。

                                       
                  “ Kitakaze ” 









トップへ
戻る
直前のページへ