■ 4月29日(日曜日)

車で寝始めてしばらくすると、爆音の自動車が駐車場の横を通るのが分かった。
すごい音だ・・・かなり回転数を上げてる。
これだけの爆音なのに、音が聞こえているのは横を通り過ぎる時だけなんだ・・・。
もっと遠くから聞こえてきて、音が近づいてくる・・・感じかと思ってたけど、自動車の排気音が聞こえるのは横を通るときだけなんだね。
時刻は23:00過ぎ・・・だべっていたあの若者たちも、そろそろ走る時間か。
その後も、静かになるとうるさくなり、静かになるとうるさくなるを繰り返す。
絶えずうるさい・・・ととかじゃなく、20分〜30分事にうるさいのが来るんだよね。
エンジン音からすると、たぶん走っているのは2〜3台・・・1台の車が3〜4往復してから次の車にチェンジ・・・みたいな感じだ。順番にタイムアタック的なことをしているのかな?
ジェット機でも通ってんじゃないのか・・・という爆音なのに、通り過ぎると聞こえなくなる・・・山って不思議。
他の車中泊の車から文句が出ても仕方がない状況。
私はよそ者だし、地元の若者の遊び場をなくすようなことはしたくないので黙っています。
だが、この状況がいつまで続くのか・・・。

● 出発

何となく目が覚めて時間を見ると、時刻は5:30。
ふむ、30分寝坊した。
最後に時刻を見たのは13:00過ぎくらいだったと思うので、若者たちは2時前くらいまで順番にクルマを走らせていたのかな?
今思えば、貴重なシチュエーションだったから、ナビシート載せてもらえばよかったかな?
起きてトイレを済ませて周辺を散歩。
建屋に、その横にトイレ、そして50〜60台が留める駐車場。
幟を見る限りでは、ここでは温泉もあるのか?
今は当然営業していないが・・・。
広くはないが小さくはない道の駅だな。

 ←朝は静かな道の駅

他の車で車中泊していた人も起きて出発の準備をしているっぽい。
5時45分・・・そろそろ出発するか。
今日は宮島を観光するので広島に向かうわけだが、宮島行の船が活発になるのは7:00を過ぎてから。
ここからだと1時間で到着するはずなので、ちょっと早い。
なので、昨日走り屋たちが走っていたと思われるコースを下見だ。
道の駅を出て山の奥の方面へ。
真夜中にかなりブーストがかかった状態で駐車場横を走り抜けてたので、ここはコースの真っ只中なんだと思うんだよね。
たぶん上り方面への一方通行で走ってたんだと思うんで、私も上り方向へ走ってみる。
だらだら大きなコーナーが連続していて、スピードが出る。
ヘアピンカーブのような場所はない。
道路の両脇の側溝は蓋がなく、谷側はしっかりとガードレールが整備され、路面状況もGOOD。
走りのスポットによくあるタイヤ痕やセンターライン上の汚れ、デコボコのガードレールはない。
とても走り屋が夜な夜な走っている場所とは思えない。
こんな場所を走っているのか・・・?車のパワーに物を言わせて、危険のない上り道を走っている印象だ。
何かちょっとがっかりだな・・・対向車が居るかもしれないというリスクはあるが、オーバースピードのリスクの小さい上りを走って、何が楽しいのか。
そういえば、車もランエボ、インプ、GT-Rと、パワーのある車が多かった。
あいつら、上り専門なんだな。
コースはここから先も変わりなさそう・・・。
つまらん、峠って曲がりくねった道をいかに速く走るかが面白いんじゃないのか?
ってことで、Uターンして本来の目的地に向かおう。

● 宮島へ出発

車をUターンさせて、昨日走った道を逆戻りする。
しばらく走ると、道の駅で私の隣に停まっていた灰色の軽を発見。
あの車、確か出発の準備してたけど、私の後すぐ出発したんですね。
同じ方向に向かっているようだな・・・見ると山口ナンバーの車だ。
山口ナンバーの車がなぜこんなところで車中泊・・・方向からすると私と同じ宮島に向かっているっぽいが・・・それにしては、ちょっとペースがスローだな。
速く行け、このヤローとか思っていると、前の軽四が道路の端に寄り、進路を譲ってくれた。
ヤベ、俺の気持ち、態度に出てたかな・・・今度から注意しないと。
軽四を抜くと、前には車いないので颯爽と進む。
そうそう、どこかでこの道に合流したから、どこかでそこを曲がらないといけないんだよね。
携帯の地図アプリでチェックしていると、その交差点に到着。
うむ、交差点とその横に出ている幟に見覚えがある。ここだ。
国道から県道に入り、ちょっと狭くなった道を走っていく。
さすがに6:00を過ぎただけあって、休日とはいえ他の車の通行車両が見えてきた。
休みの早朝とはいえ、車がいない・・・ことはないんだね。
その後も車間距離に注意しながら進むと、国道2号に合流。
後は、2号線に沿って走ると・・・あ、到着。
まだ早朝というだけあって、全然ガラガラだね。

 ←宮島行フェリー乗り場

まずは周辺環境の確認のため、その辺をぐるっと一周。
フェリー乗り場周辺には駐車場がたくさんあるけど、営業は7:00からだからまだ開いてないっぽい。
マジか・・・車をどこかに置かないとフェリー乗れねえ。
その辺ぐるっと回った後、近所のコンビニに立ち寄り、軽めの朝食をGET。
再び戻ると、朝追い抜いた灰色の軽も来て、駐車場を探しているようだった。
この車も宮島に行く同志だったのか!
灰色の軽のおっさんはまだ開いてない駐車場の店番の人に何やら話をすると、対面のコインパーキングに入っていた。
私もそれに習い、同じ人に話しかけると、この時間は対面のコインパーキングしか開いてないことを教えてくれた。
ってことで、コインパーキングへ。
入口からは狭そうな駐車場だったけど、中は広い。
だが、その広い駐車場も、空いている場所はすでにほんの数台という状況だった。
灰色の軽のおっさんも車を止めて準備している。
私も必要なものをカバンに入れて出発だ。
あ、車の鍵なくなさいようにしないとな。

 ←よ〜し、船乗るぞ

広島〜宮島を結ぶ航路は2社、ここから出発している。
一つはJRが運営しているJR宮島フェリー。
もう一つは地元企業が運営している宮島松大汽船だ。
どうせ乗るなら、全国区の大企業の船より、地域密着型の企業の船に乗りたい。
たまたま次出発するのが宮島松大汽船の船なので、そっちから乗る。
ちなみに乗る時間も料金も2社とも同じ。
違うのは、JR宮島フェリーの方はより厳島神社付近を通るから、海から鳥居を見ることができるということだな。
何だかJR有利な感じだが、個人的には大きなアドバンテージはないかな。
宮島松大汽船の券売機で券を買って桟橋へ。
さすがに7:00の便だけに、人は多くなく、中に入るとすんなり椅子に座れた。

 ←船事態はあんまり大きくない

船事態はそんなに大きくなくて、笠岡諸島で使われているフェリーと同型の船だ。
1階か車両甲板、2階が客室、3階が展望ラウンジだ。
ギュウギュウに詰め込めば、2階客室だけで100人行けるのかな・・・??
船が出発すると、周りの景色を楽しむために、屋上の展望ラウンジに移動。
展望ラウンジでも100人近く乗れそうだ。
船事態は思っていたよりも大きくない・・・片道15分程度だから、燃費の良い小型船を複数回出した方が、効率が良いのか。
そりゃ、10分〜20分毎に船出るよ。

 ←行ってきま〜す

 ←海のど真ん中から、瀬戸内海

 ←がっつり望遠利かせて、神社の鳥居

徐々に遠くなる広島市街地と、だんだんと近くなっていく宮島との、二つの景色を楽しむと、あっという間に宮島到着だ。
他の人に混ざって船を降り、ぞろぞろと桟橋と通りフェリー乗り場の建屋を出ると、そこは初めて見る宮島の景色だ。

 ←人生初、宮島到着だ〜〜

ん?宮島に着いたはいいが、これから私はどこに行けばいいんだ?
人の大群は一斉に西を目指して行った・・・西か?西に厳島神社があるのか?
私も遅れてそれについていく。

 ←日本三景と鹿だ

この付近には鹿がウロウロしており、当然鹿を撮影する人々も多い。
鹿なんて小学校の修学旅行で行った奈良以来だ・・・いや、この間北海道で見たか。
それよりも、これで天橋立、松島に続き、宮島の日本三景を制覇だ!
そういえば、天橋立は観光というより、たまたま通っただけだった。
今後機会があるだろうから、ガッツリ観光したいな。
大衆の流れを追うように西へを進むと、海沿いの路地だ。

 ←昼間は賑わうに違いない

何かの専門店やお土産店、旅館などが立ち並ぶ。
頭上に テントみたいな屋根も張れるみたいなので、昼間はぐっと賑わうんだろうな。
ホテルに並列されたレストランと思われるお店は開いており、カキカレーパンなるものを売っていた。
カキカレーパン??
何か松島で聞いたことがあるぞ・・・その時は食べてないけど、どうせカキが入ったカレーパンでしょ?
何となく味の想像ができるし、それよりも穴子飯食べないのでスルーだ。
更に歩を進め、いくつかの旅館や商店を通過すると、厳島神社の入り口らしきところに到着。

 ←ここまで何だったの?

よし、ここから先が厳島神社だ。
もちろん、観光しますよ。

● 厳島神社

正面の門は開いてないので、横の小さな勝手口っぽいところから入る。
私だけじゃなくて、一緒に来た人たちもここから入ったようだ。
門を入ると最初に目に入ったのは、遠くの海に見える鳥居と、神社へと続く参道だ。
参道長いな・・・ま、景色を楽しみながら進みましょう。

 ←何だかワクワクしますね

鳥居の前で一礼して、通路の中央は通らないよう、なるべく端を通って奥へ。
参道は地形に沿って左に曲がっており、その左カーブが鳥居が一番近くに見えるポイントだ。
さすがに撮影に励む人たちが多い。

 ←あれが鳥居だ。

ってことで、私も撮影。
あと、明日は誰かが会社に出社するはずなので、会社用に今ここ写真を撮って送信。
さて、観光するか。

 ←さらに参道を進む

鳥居の前で自撮写真撮ってメールで送っている間に、人々は神社に移動してしまった。
ちょっと人の少なくなった参道を慌てて神社に進む。
神社の入り口で参拝料を払って中へ。
厳島神社初潜入だぜ〜〜。

 ←中はこんな感じ

さすが、全国からたくさんの人が訪れるメジャーな観光地だけあって、整備が行き届いている。
掃除もされているし、鮮やかな彩りを損なう汚れや損傷もない。
ただ・・・、特に立ち止まって何かを見る・・・という場所もなく、坦々と先へと進めてしまう。

 ←通路を進むと、中央の広場

順路に従い通路を先へと進むと、屋根のない広場に到着。
海へと伸びた床の先には、海の上に鳥居が見える。
ふむ、さっきの道のカーブのところの方が近かったけど、ここからだと正面の写真が撮れる。
撮れるけど・・・ちょっと遠い。やめぽ。
そもそもあそこに鳥居があって、鳥居がまっすぐこっちを向いているということは、ここも参道の一つなのではないだろうか?
ならば、中央を歩くのは失礼だな。
ってことで、通路の端を歩いてさらに先に。
神社の中央には何やら舞台のようなものがある。
そういえば、何かの祭りで神楽を踊ってたよね。
ここがその舞台かな?
屋根のない広場の先には、お守りを売る売店や御朱印を受付けする窓口が。
御朱印って何・・・??
当時は御朱印が何なのかよくわからなかったので、外から様子を見てスルー。
売店で交通安全のお守りと厳島神社のクリアファイルを購入。
最近は神聖な神社でもクリアファイルを売るようになったのか・・・。
更に通路を歩くと出口に到着。
厳島神社参拝終わった・・・。
あれ?神社というからには賽銭箱に賽銭を投げてお参りをする場所があるんだと思ってたが、それらしい場所がなかったな。
私が見落としただけか。
もう一度戻って確認するか?
いや、通路を逆走するのは良くない。
だが、参拝料を払ってもう一度入るのも何か嫌だ。
ふむ、仕方ない、後は周辺を適当にぶらついて、フェリー乗り場にあった商店街を散策するか。

● 神社周辺

厳島神社を西方向に出ると、他にも神社があった。
案内板によると、さらに西へ歩くと水族館があるらしい。

 ←あっちに神社、向こうにも神社・・・

パッと見、二つの神社があるな・・・とりあえず、すぐ横にあった小さな神社にお参りはしたが、もう片方の綺麗な方は面倒なのでパス。
水族館も歩いて15分以上・・・今の時間だと開いてない可能があるので、こっちもパスだ。
厳島神社の裏側に遊歩道があり、これを通ると元居た下町に戻れるようなので、そこを歩いて移動だ。
少し歩いていると、どこのだれか知らないが、この遊歩道を原チャリで移動する若者が出現。
よく見ると、その片手にはタブレットが握られている。
広島ナンバーだから地元の人かな・・・いや、ここをよく知る人は、こんなところを原チャリで移動しないだろうな。
ってことは、こいつも観光客か?
ここは遊歩道なんだから、原チャリを乗り入れするんじゃない。
せめて原チャリを押して歩けよ。
しばらく進むと、通路いっぱいに小さな階段が。
ほれ見ろ、原チャリじゃ進めないだろ。
私は普通に歩いて移動。
原チャリの若者は四苦八苦しながら原チャリを押して階段を下りて、また走り出した。
ってか、あいつ、どうやってここまで原チャリで来たんだ・・・???

 ←所々から見える五重塔が綺麗

小さな階段を下りて少し歩くと、商店街が見えてきた。
その背景に見える五重塔がなんだか綺麗。
今の時刻は8:00前・・・当然ながらお店は開いてない。
伊勢神宮のおはらい横丁や江の島も、8:00〜9:00で店が次々に開いて人が一気に増えた。
ここもそうなんだろうな。
私はここで穴子飯を食べたいので、お店が開くまでの間、お店が開いていく様子や人が増えていく様子を楽しみますか。
とりあえず、まだお店が開いていない今の状況をぐるっと回って観察。

 ←だ〜れもいない

通りに面している建物のほとんどが何かのお店だが、どれもシャッターが下りている。
商店街の入口にスターバックスコーヒーがあたけど、そこもまだ開いてない。
食堂の前では食品サンプルをじっくり見れるから、物価調査には丁度よい。

 ←揚げもみじ・・・だと!?

ん?そういえば、何かのテレビで、宮島で揚げたもみじ饅頭が流行っていたという情報があったな。
これがその揚げもみじか。
食べてみたいが、お店がいつオープンになるのかわからないな・・・。
折角宮島まで来ているから、ここでお土産を買っていきたい。
時間つぶしながらお店が開くのを待つしかないか。
宮島と言えば、穴子飯・・・らしいので、穴子飯を置いているお店をチェックしていたが、どの店もまだ開いてない。
ってか、穴子飯もそうだが、ここではカキも食べれるんだよね。
カキうどんなるものがあるようだが、それも食べたいな・・・。
値段はそれぞれ1500〜1800円くらいだ。
何で穴子飯やカキの入ったうどんがそんなに高いのか・・・観光地料金だ。
通りを一通り歩いて、もと居たフェリー乗り場に到着。
フェリー乗り場正面の古くて小さな食堂は開いてるっぽいけど、なんか不安だ。
窓から見える食品サンプルが穴子飯やカキうどんが1000円程度と表示されているが、建物が昭和の時代によく見た小汚い建物なので、なんだか不安だ。
商店街は一通り見てしまったので、それ以外の場所もざっと見て回る。
商店街以外のところは当然住宅街だが、そこは近年の建物はなく、昔ながらの木造っぽい建物ばかりだ。
表札が灯篭みたいになっている・・・夜は夜で綺麗な感じだな。
住宅街を抜けるとやっぱり商店街に到着。
時刻は8:30・・・お店はオープンはしていないが、店の掃除を始めたお店がいくつか。
どうやら、主なお店は9:00オープンみたいだな。
離島だけあって、他の有名観光地と比べて開店時間がちょっと遅いな。
それを知ってか、他の観光客の姿もあまり見ない。
ここで穴子飯とカキうどん食べるまで帰れないので、まだまだ時間をつぶさなくては。

 ←やっとお店の掃除が始まった。

通りを歩いていると、仕入れ業者と思われる一台の軽トラが、お店の前で止まる。
荷台には、一斗缶やビニール袋に詰められた大量のカキが荷台いっぱいに詰め込まれている・・・。
これは・・・カキの仕入れ業者だ!
この販売方法、日生のマルナカで見たことあるけど、本当にこんな方法で売ってるんだ。
珍しいバックヤードの風景と撮影したかったけど、カメラ準備する前に軽トラは行ってしまった・・・残念。
ふと郵便局の隣に電柱が建っていたので見上げてみた。
あれ?海沿いの通りは地中化されていたのに、ここはまだ地中化されてないんだ。
多くの家屋に電気を送っているだけあって、装柱がごちゃごちゃしている。
電気だけでなく電話や通信もこの電柱を使っているので仕方ないか。

 ←狭い装柱空間に変圧器と開閉器が詰め込まれている。

 ←変圧器何台乗っけてんだよ・・・。

 ←家屋引込線がぐちゃぐちゃだ。

郵便局の横に建ってたから気づいたが、他の電柱は全く気付かなかった。
電柱を茶色にする意味ってあるんだね。
通路を歩いて再びフェリー乗り場に戻ってきた。
まだ時間あるので、こんどはフェリー乗り場内を散策。
切符売り場に売店、トイレ、自販機コーナーなど。
む、食堂か軽食コーナーで穴子飯食べれたら任務完了・・・と思っていたが、食事処はなしか。
やはり待つしかないか。
フェリー乗り場周辺も歩いて散策したが、あるのはオシャレなパン屋だけで、これといったものはない。
ふむ・・・9時台で食堂開いてくれればよいが、開かなかったらどうしようかな。
食堂というからには、10:00オープンかもしれないが、どの店も開店時間書いてなかったんだよな。
だがここまで来たら、穴子飯を是非食べていかないとな。
再び商店街を散策し始めたら、来たときに目にしたカキカレーパンが目に入った。
ちょっとお腹空いたし、食べてみようか。

 ←結局カキカレーパンを購入。

ひと口食べると、中からカレーが出てきた。
ちょっとピリ辛で、大人の味だ。
更に食べ続けると、ごろっとしたカキが出現。
カレーの中で主張するカキ・・・カキとカレーがなじんでない気がするが、不味くはない。
ちゃんと最後まで完食した。
その後は、9:00代で一度商店街を歩く。
主なお土産店はオープンしたが、食堂系はまだまだ。
下拵えや店前の掃除をしている様子からするに、開店は10:00だな。
開店は11:00・・・と今頃看板を出す店もある。
私が密かに注目していたお店は11:00開店だ。
さすがに11:00から入ってご飯食べたら、船乗って戻るともう12:00だ。
これは時間を使いすぎ・・・10:00開店の店に入ってとっとと朝食を終わらせるべきだな。
後はすぐに買い物を終えるよう、各お店でお土産をチェック。
証明書のような 記念品になりそうなものはない・・・あとは、食べ物か。
もみじ饅頭は外せないとして、次に見るべきものはカキか?
いくつかお店を回った結果、ある店舗だけカキ大将なるお土産が存在していた。
焼いたカキをひとつづつ真空パックっぽく包装しているようだ。
名前も見た目も保存環境もよさそうだ。これを買うかね。
肝心のもみじ饅頭だが、この商店街だけで3社ほど販売している店があるようだ。
どの店にしようか・・・味見するわけにもいかないので、見た目の印象かな?
となると、お店の雰囲気が明るい、厳島神社に近い側のあのお店だな。
もみじ饅頭は基本作りたてのものを販売しているようで、今日買えば8日間はもつらしい。
ん?8日間??
私はまだこれから山口、島根、鳥取を旅行で回るので、家に帰るのは6日後だ。
会社のお土産としてはギリギリ・・・家のお土産でも二日しか余裕がない。
買うべきかな・・・観光地はまだこれからたくさん回るだろうから、ここはパスすべきかな。
歩き疲れて、フェリー乗り場の前の公園のベンチで休憩。
そいえば、船で訪れる観光客の数、ちょびっと増えたな。
でもみんな一斉に厳島神社に向かって歩くんですね。
公園の清掃をするおじさんの邪魔にならないよう、ちょこちょこ移動しながら時間つぶす。

 ←相わからず人が多く訪れる

相変わらず、島を離れる人より、島にやって来る人が多い。
観光客と思われる団体や、家族旅行、デートとか友達同士ぶらっとやってきた感の若者など。
外人の観光客も多いね。
そういえば、ここ5年ほどで全国で外国人観光客を見ることが増えた気がするな。
時刻は10:00になり、商店街を覗いてみると、食堂が開いている。
他にも開いているお店探したけど、1店しか開いてないみたいなので、その店に入る。
すでに何組かお客が入っていたが、私は無事テーブル席に座れた。
メニューをざっくり見て穴子飯と注文。
カキうどんも欲しかったので、ハーフができるか聞くとできるみたいだったので、それも頼んだ。

 ←やっと朝食・・・というか、もはや昼食

名物穴子飯とカキうどんハーフだ。
うどんがあるから汁物要らないけど、まぁ良いか。
まずは穴子飯・・・やや薄い味付けに、ちょっと肉厚が薄いと感じるのは、身近な鰻丼と比べてしまうからだろう。
いや、寿司ネタの穴子の方が美味しいような気がするけど、これはこういうものなのかな?
もうちょっとタレが濃い味の方が、食が進むと思う。おしいね。
カキうどんは、うどんにカキが入っている。
出汁自体もカキの風味があり美味しい。
ってことは、中に入っているカキはうま味が抜けてスカスカなのか・・・?と思ったが、しっかり美味しい。
5月といえば、旬の終わり際だったと思うので、時期的にギリギリ美味しいと不味いの当たり外れがあるころ。
私が食べたものは美味しい方だと思う。
うどんをハーフにしたおかげで、量的にちょど良かった。
満足。
店を出ると、目を付けていたお土産を購入。
結局もみじ饅頭もド定番ということで、家用に購入することにした。
用が終わればさっさと島を脱出。
実はこの後錦帯橋に行かないといけないので、あまりのんびりもしていられないのだ。
荷物を持ってフェリー乗り場へ。
やってくるフェリーにはすごい人が乗っている。

 ←満員ってやつだ

2階の客室はおろか、3階の展望ラウンジ、1Fの車両甲板にまで、ぎっちり人が入っている。
ざっと見ても150人は乗っているんじゃないか?
あんな船が15分毎にやってきてるんだっけか?
やべーぞ、まだまだ人増えるぞ。
ってことで私は出発準備。
乗船チケットを買い、先ほど沢山人を乗っけてきた船に乗り込む。
3階ラウンジでぼんやりと外を眺めていた。

 ←さようなら、宮島

帰りの船と入れ違いに、別の会社の船が宮島入り。
その船、ちょうど鳥居の前を迂回する船だったようで、割と鳥居寄りのルートをゆっくり走っていた。
ああ、鳥居がまじかに見られる方の船はああいう航路をとるのか。
でも乗るなら、太陽の向きを考慮すると、早朝がベストっぽいな。
船に揺られて少し待つと、本土に到着。
やっぱりたくさん人待ってるね。

 ←まだこれだけの人たちが島を目指すのか

船から降りると駐車場へ戻り、荷物を整理すると次の目的にに向かって出発だ。
思っていた通り、本土は駐車場待ち渋滞が激しい。
駐車場のおじさんが教えてくれた通りに出るとすんなり出れたんだけど、対向車が道を譲ってくれたのでそれに甘えて列に入ると、めっちゃ渋滞。
ちぇっ・・・教えられた通り進めばよかった・・・。

● 錦帯橋へ

渋滞を我慢しながら列を進み、国道2号線を山口方向へ。
国道2号線のすぐ向こう側にも駐車場があった・・・だからこんなに渋滞してるんだ。
国道2号に出てしまえば渋滞知らず。
ってことで、本日もう一つの目的地、錦帯橋へ向かう。
2号線を進みながら時折コンビニで飲みもの休憩。
そうやって進んでいると、例のアレがやって来た。

 ←さて、これから山口県だ

 ←もちろん反対側も

後ろのいい感じにチューンされたインテグラ見てたら見落としそうになった。
ってか、ここ、初めて来た気がしないのは何故??
一度下関から国道2号線を通って帰宅したことがあるからそれで・・・かな?
でもあの時は夜だったと思うが。
いや、違う。
そうえいば、両親と九州へ旅行に行ったとき、行きがけ、山陽道が渋滞してたから、大竹から一般道に降りて、もう一度岩国から山陽道へ上がったんだっけ。
あの時、この道通ったね。
そいえば、母親が近くに錦帯橋があるって言ってたよ。
岩国の町で、看板に従い錦帯橋方面へ交差点を曲がる。
住宅と山に挟まれた道路を進むと、見覚えらるコンビニが。
ああ!このコンビニでトイレ休憩したね!まだあるんだ。
そのコンビニから程なくして路地を曲がる。
看板に従って進むと・・・土手を登って錦帯橋到着だ!
あれ?案外渋滞してなかったね・・・。
それはそうと、駐車場どこ??
何となく前の車についていくと、河川敷に仮説された駐車場を発見。
こんな真昼間に置くとこあるんかいな・・・。
そう思いながら土手道を降りて河川敷に降りる。
玉石が敷き詰められた走り難い砂利道を、誘導員の指示に従って奥へ奥へと進む。
おおお?まだ奥へ行ける?こりゃ、この駐車場広いぞ。
かなり下流に降りたあたりで、まだだいぶ駐車場が空いてたので、その一角にクルマを停めた。
こりゃ、急なゲリラ豪雨で水位が上がったらアウトだな・・・。

 ←広い河川敷を駐車場にするとは、頭いいね

 ←駐車場広いね

さて、車は置けたので、錦帯橋を観光しましょう。
昼ご飯も食べる必要ないし、お土産も必要ないだろうから、1時間ほどウロウロすると終わるかな。

● 錦帯橋

錦帯橋は駐車場からすでに見えていた。
石造りの橋脚に木造の橋が、昔に作られた工作物であると気づかされる。
写真を取りに行こうと土手に上がり橋に近づくと、武士のコスプレをした団体と遭遇。

 ←何だ?何かのイベントか!?

岩国藩鉄砲隊・・・と、幟には書いてますね。
ああ、かつての岩国藩の鉄砲隊を模した団体が、火縄銃のレプリカ持って行進してるんですね。
甲冑を身にまとい火縄銃を持った兵隊が練り歩く姿は何だか頼もしく見えるが、自分が歩いている立場だと、鎧重たいし、写真撮られるし、じろじろ見られるし、連休も休みなしで、なんだか恥ずかしい・・・だろうな。
鉄砲隊は川の土手に降りて行った・・・この後、火縄銃の演舞があるらしい。
気を取り直して錦帯橋を見物だ。

 ←ああ、錦帯橋って、この橋のことね

 ←上流側からの錦帯橋

時刻はお昼なので、人は多い。
訪れたたくさんの人が次々に橋を渡っていく。
私も折角来たんだし、橋を渡ろう。

 ←ん?大名行列

13:00から14:40まで、大名行列のイベントのため橋が通行禁止・・・か。
まだあと10分ほどあるな・・・今からだと急げば渡って戻れるか。
ってことで、列に並んで待つ。
なんだ?俺は何の列に並んで待っているんだ??
ああ、錦帯橋を渡るのに、通行料金が必要なんですね。
そりゃそうか、橋の修繕・維持費を確保するには、税金だけじゃなくて通行料も必要だよね。
ってことで、5分ほど待って通行券を購入。
む、あと5分しかない・・・5分で往復できるのか?
いや、よく見るとすぐ上流に車の通れる橋がある。
渡し舟もあるようだし、最悪あれで戻ればよいか。
では、のんびり橋渡って景色を楽しむか。

 ←錦帯橋の中ほど

 ←改めて、駐車場広いね。

錦帯橋って、最初階段で、途中からスロープになるんだ。
階段のステップ一つ一つがちょっとづつ幅が違ってるし、スロープも一定の傾斜じゃないから、登るときは良いけど、下るときが歩きにくいな。
慣れないうちは走ったら転んで怪我しそうだ。
錦帯橋からの景色も楽しみだったが、よく考えたら自分が川の真ん中に居るだけで、景色自体は土手から見る景色と変わらない。
そうだよね、橋の上からの景色って、だいたいそうだよ。
下流方面を眺めて、改めて駐車場が広いというのは分かった。
あ、あっちで火縄銃の演舞してる。
一応、ギャラリーもいるみたいだね。

 ←人多いね

橋を渡った先はかなり人が混雑していた。
老若男女、特に修学旅行生と思わる学生が多い。
どうやら、この先に公園やロープウェイなど、観光名所があるようだ。
お土産物売り場と思われる売店にはたくさんの若い女性の行列が出来ている。
何の行列か気にはなったが、お土産を買うつもりないのでとりあえず後回し。
先ほど宮島を歩き回って少し疲れているので、ここでの観光はそこそこに終わらすため、その周辺をざっくり歩き回ることにする。
人の流れに沿って路地を歩くと、隣の緑地ではお茶会をやっている。
天気も良く今日は暖かいので、お日様の下で飲むお茶も美味しいだろうな。
更に進むと大きな公園に到着。
人々はまだ先を目指いしているが、この先はロープウェイや偉人さんの家があるようだ。

 ←山の上にお城がある

これ以上行ったら本格的な観光になりそう・・・よし、ここで引き返そう。
別の路地を通って引き返すと、観光案内板を発見。
ってか、橋渡ってすぐのところにあったやん(笑)

 ←観光案内版発見だ。

どうやらこの一体には記念像や公園、ロープウェイで行く展望台、美術館、史料館に神社があるようだ。
観光するところは多い・・・錦帯橋はただの入り口だったのか!
だが、先ほども書いたように、私はここでは本気で観光するつもりないので、適当にぶらついて帰ることに。
この案内板だと、歩いて移動したのは、全体のほんのちょびっとだな・・・他に何か無いか・・・あ、佐々木小次郎の像がある。
佐々木幸次郎像が割と川寄りだから渡し舟が近いな・・・すぐそこにある売店をざっと見てから佐々木小次郎像を見て、渡し舟で向こうに戻るか。

 ←おお、すごい品種だ

お店の前の行列はアイスクリーム行列の渋滞だった。
そいえば、今日はちょっと暑いかな。
それに加えて豊富な種類のソフトクリームが売られている。
3年連続三ツ星受賞と聞けば、食べないわけにはいかない・・ということだろう。
私は並ぶつもりないのでスルーだ。
だが、行列と言うと、隣の売店の行列もすごい。
こっちは何の行列だ・・・??

 ←こっちもソフトクリームかよ!

こっちもソフトクリームだ!
しかも日本一のソフトクリームだと!?
ナニコレ珍百景にも出ただと!?
これは食べないわけにはいかない・・・ということだな。
私はスルーだが。
ってか、こっちのお店はむさしで、さっきのお店は小次郎なんだ・・・。
行列の正体が分かったところで、佐々木小次郎像へ。
地元の観光協会の人や少年協力隊の交通整理を交わして、たどり着いた。

 ←佐々木小次郎像だ

これがここにあるということは、ここって佐々木幸次郎にゆかりのある場所なのか。
武蔵ゆかりの地じゃないの?
あ、武蔵ゆかりの地は、岡山の美作だっけ?
地元岡山なのに忘れてた。
とりあえず記念写真をしてから、河川敷へ戻る。
河川敷に戻ると、大名行列の準備が着々と進められていた。
訪れた観光客も土手の日陰に腰掛けたり寝そべったりして、それぞれリラックスしながらそれを楽しみに待っているようだ。
私はカメラ片手に土手の護岸を南北に移動しながら錦帯橋を撮影。

 ←河川敷から見る錦帯橋もダイナミックで良い

河川敷を歩いていると、時折爆竹のような大きな音がし、小さな子供が泣く。
何の音・・・対岸でやっている火縄銃の演習の音だった。
あれ、まだやってるんだ。
あれ?そいうえば、大名行列どうなったのかな?
それっぽいの歩いている??
よく見ると、綺麗に着飾った女の人が橋を渡っている。
あれは・・・地元の婦人会の人たちのようだ。
それが渡り切った後、何かの団体が渡り、地元ちびっこ音頭会のちびっこが渡る。
一団体が渡り切らないと、次の団体が行かないんだ。
こりゃ時間かかる・・・1時間40分かかるのはそのためか。
大名行列がどんなものか見たかったが、一番いいところはまだ先のようだ。
我慢できないので帰り支度・・・向こうに戻って記念品を探そう。

 ←よし、あの渡し船に乗ろう

渡し舟乗り場にやってくると、ちょうど舟が来たところだった。
私の他に家族、アペックが乗り込み、出発。
舟の上から錦帯橋や水面を眺める。
川の中を泳ぐ川魚が確認でき、水が綺麗なのが分かる。
そもそも、水深も70〜80cmくらいしかないんじゃない?
これなら船が転覆しても大丈夫かな。
向こう岸に着くと、階段を使い堤防上へ。
こっちの河川敷では和太鼓がスタンバってたけど、この後和太鼓ライブがあるらしい。
まだゴールデンウィーク序盤なのに、いろいろイベントやるんだね。
さて、こっち側に着くと、橋の上から見えた観光物産展っぽい建物を目指す。
何か記念になるものを買いたいのだが・・・。
観光物産店に見えた建物は、ただのバスセンターだった。
〇〇の駅って書いてるから、勘違いしてしまった。
階段を上り2階の売店へ行くと、公共施設っぽく申し訳程度に地元名産とお土産が売ってた。
その奥では簡単な軽食コーナーがあり、錦帯橋を眺めながら食事ができるのがウリらしい。
ちょうど今、高齢のご婦人が橋を眺めながら涼しげにお茶を楽しんでいた。
私は記念品がないか、売り物を一回り見て回る。
絵葉書や小物はレジ周辺にあることがるので、そこもチェックを怠らない。
・・・チェックした結果、大したものは売っていない。
食べ物を買うつもりはなにので、キーホルダーとか雑貨になるが、ぶっちゃけ、キーホルダーも買うつもりない。
となると、買うものがない。
売り場を一回りすると、ジワリと汗をかく。
暑い・・・この部屋暑い・・・。
売店の売り子さんとか、あのご婦人、暑くないのかな?
商品探しの集中力を欠いているその時、キーホルダー売り場の中に、交通手形のストラップを発見。
これだ!
交通手形なら錦帯橋の名前も入っているし、記念品になる。
錦帯橋の通行手形を購入し、建物から出てきた。
涼しい・・・やっぱり中はめっちゃ暑かった。
自販機でお茶を買っていっぱいやったあと、別のお土産屋さんへ。
大名行列のためか、交通規制も始まり、人通りも少ない。
すんなり入ったお土産店で、売り物を物色。
お菓子や饅頭と言った食べ物は眼中にない。
目当ては記念品。
大名行列を見ていた店主も仕方なく店番に戻り、私の同行を見守る。
ヤバい・・・この店も、欲しいものない・・・。
通行手形買ったんだから、他の探さなくても良かった・・・と後悔しつつ、レジ横にある錦帯橋のマグネットを見つける。
せめてこれ買って帰ろう・・・。
ってことで、フクロウがデザインされた錦帯橋のマグネットを購入。
店主には楽しみにしてた大名行列の見学を邪魔して悪いことをした。
と思いつつ店を出る。
で、肝心の大名行列は武士の一団が渡っているところだった。
大名行列は左岸側から右岸に向かって進むので、ちょうど私がいる場所に、次に橋を渡る人が待機する形となり、ここだけ通行禁止となっている。
ん?この路地の奥を覗けば、橋を渡る順番がわかるのか。
こっそり路地を覗くと、これから錦帯橋を渡ろう・・・という集団がまだまだたくさん列を作って待っている。
肝心の大名はまだ向こうの方だ・・・まだ全然先だ。
写真に収めるならちょうど大名が通っているところが良いけど、まだ当分先だ。
宮島で長居してしまって時間押しているので、大名まで待てない。
ってことで、次の目的に出発だ。
と、そのためには車へ戻る必要があるが、錦帯橋を横切らないと。
だが、この道、大名行列のため通行禁止。
どうやって自動車まで戻ればいいんだ?
あ、階段で河川敷に降りて、錦帯橋の下を通って下流側へ移動すればいいんだ。
歩きすぎて体だるいが、ここは辛抱して遠回り。
車まで戻ると、駐車場はほぼ満車状態だった。
車を出発させ、誘導員の指示に従って下流の出口から出た。
錦帯橋付近は大名行列で交通規制されているから、できるだけ遠回りしてもとの国道2号に合流しないとな。

● 後は移動

路地に出て錦帯橋方面に行かないように注意して走ると、何とか元来た道に合流。
2号線に出ると下関方面に向かって出発だ。
途中ヤマダ電気を発見したので、立ち寄って親父のカメラの内臓電池を購入。
こいつ、ボタン電池のくせにコンビニには売っていないものを使っているとは・・・小癪な。
だがこれで、起動するたびに日付と時刻を聞かれることなくなった。
親父のカメラ、自分のよりちょびっとデカくて重いから携帯しにくい・・・と心配していたが、今日一日使ってみるとそんな欠点気にならなかった。
自分のカメラより写真に写る範囲が広いので、こっちの方が良い。
これは良いや。
これで首からぶら下げるストラップがあれば完璧なのだが・・・。
進路は国道2号から海沿いの国道188号に。
岩国の町を過ぎれば海の見える海沿い道だ。
海の向こうには巨大な陸地が見えるが、あれは周防大島という島らしい。
岩国の錦帯橋を過ぎれば下関まで観光の予定はない。
今日中に下関に着くとも思えないので、今日できることはとりあえず移動することだな。

 ←いい天気だ

移動・・・となると、やることは道の駅巡りか。
内陸の道の駅は今後も行く機会があるだろうから後回しにして、この機を逃したら行かないような、島や半島の先端の道の駅を今回行っておくか。
というわけで、周防大島には道の駅が一つある。
往復で1時間は掛かってしまいそうだが・・・そもそも今回の旅、本日の広島が終わると後はやり直し感が強く、少々時間も余る計算だ。
ちょっとぐらい寄り道しても良いか。

 ←大島大橋を渡る

国道188号を進めば周防大島へ渡るための大島大橋があるので、それを渡って国道437号を突き進む。
スピード上げてぶっ飛ばせばよいのだが、前に制限速度で走る車が数台いるので、そういうわけにはいかないか。
前の車が居なくなるまで待つしかないが、道の駅付近に温泉があるようなので、みんなあそこ目指してるんじゃねーかな?
特に注視するものもなく、歌でも口ずさみながらのんびり前の車についてく。
一台、また一台と前の車が居なくなり、最後のセダンが居なくなるとやっと自由だ〜〜!
と思ったら道の駅到着。
やっぱね、世の中そういう風に出来ているんだよ。

 ←人多いな。

道の駅サザンセトとうわだ。
16:00というのに、人がたくさん訪れている。
ってか、道の駅なんて休憩程度しか寄らないけど、地元の人たちは何しに来ているのかな?
とりあえず、買い物準備して中へ。
スタンプは・・・すぐに発見。
あとはストラップと記念切符。
記念切符は・・・なし。
ストラップも売ってないな・・・ってことで、買い物終了。
そもそもお土産も買うつもりないのでお土産も見ないようにした。
あ、でもソフトクリームおいしそうなので、ご当地のみかんソフトGET。
ってか、道の駅でご当地ソフトなるものがあるのか・・・。
そういえば、小豆島にオリーブソフトとかあったな。
食べると、バニラ風味のみかんソフトクリームだ。
・・・みかんといえば、かつっとみかんというアイスがあった。
みかんと言うからには、クリームの甘みよりも酸味があった方が良いな。
後は・・・時々炭火の香ばしい匂いすると思ったら、近くで地鶏を焼いてた。
さすがに閉店が近くなって、火が入り切った残り物ばかりなのでスルーだ。
用が終わったので、ぐずぐずせずに本土に戻る。
夕暮れまでの残った時間、移動と道の駅巡りをするためだ。
とりあえず来た道を戻り、国道2号に合流。
やはり往復1時間以上かかってしまったな・・・。
国道2号を再び進めば、海沿い道を過ぎて柳井の町に到着。
柳井にはお寺や古墳など、歴史に関係する施設があるようだが、とりあえず一切無視して突き進む。
そういば、柳井と隣の平生町には海側に半島があり、その半島に道の駅があったね。
ん?手持ちのツーリングマップルには載ってない・・・が、スタンプ帳やスマホで検索すると出てくる。
スタンプ帳に乗っているということは在るに違いない・・・この機を逃すと行くことはないぞ。
状況を調べるうちに柳井から平生まで移動していたが、半島の西側からなら直線的に行けるので、この先を左に曲がってアタックだ。
時刻は・・・微妙な時間だ。
だが17:30に間に合えば、スタンプはおろか、ストラップ、記念切符もGETできる。
急がねば。
幸い、他にクルマはいないので、事故しないよう、安全マージンを取りつつ急ぐ。
途中中国電力の電力所があったけど、そんなん無視無視。
とにかく、行け、進め!
とかやっていると、何とか17:30前に道の駅に到着。
道の駅は?開いてる!
店に入ると、ストラップと記念切符をレジ横に発見。GETだ!
続いてスタンプも発見したので、スタンプもGET。
ふう・・・任務完了だぜ。

 ←新しい道の駅だ

道の駅上関かいきょうだ。
ふ〜ん、この辺って上関って言うんだ。
そうえば、下関があるんだから上関があっても不思議ではない。
新しくできたばかりの道の駅は駐車場も広く、中では主に海産物が取り扱われていた。
道の駅というよりは、魚市場な感じだ。
それもそのはず、ここ上関の南側は伊予湾、関サバや関アジ有名な海域だ。
関サバや関アジは佐賀関で水揚げされた場合のブランド名で、それと同じサバとアジがここでも水揚げされている。
魚が美味いはずだ。
そうえば、この道の駅、17:30で閉店のはずだが、道の駅が閉まる様子はない。
どうやら、お客さんがいる間は店を閉めない方針みたいだ。
なるほど、それで私もギリギリ買い物ができたということが。
あまり長いすると従業員の残業になってしまうのでとっとと撤退。
時刻も時刻なので、後は行けるとこまで行くことになるか。
問題はお風呂かな。
そいえば、道の駅にあった周辺情報によれば、近所に日帰り湯があるようになってる。
ここで温泉ができるならあと晩御飯があればここでキャンプできるが・・・ちょっと早いか。
とりあえず日帰り湯見に行こう。

 ←写真は灯台です。

車を出発させたものの、僅か2〜3分で到着。
確かに日帰り湯あるし、この規模の建物だと夕ご飯もできるかもしれない。
ただ、まだ18:00来てないんでちょっと早いかな。
時間がある旅とはいえ、無駄に足ふみしなくても良いので、ここには立ち寄らず日が暮れるまで移動に徹することにする。
帰りがけ、上関大橋の下に灯台を見つけたのでパチリ。
だから何だというと大したことではないが・・・。
よし、来た道を戻り、ぐんぐん下関へ向かって移動だ。
希望としては、ゲームセンターがある大きな町でお風呂とご飯とゲーセンが希望だ。

● お風呂と食事

元来た道をぐんぐん戻り、国道188号の順路に復帰。
更に西へ西へと進んでいく。
時刻は18:30なので、あと30分くらいしか移動できないかな?
となると、次に行くところがお風呂になりそうだ。
だが、手持ちのツーリングマップルでは、日帰り湯はこの先数件しかない。
どこも順路から20〜30分走らないといけないんだよね。
道の駅は一番近くで周南になる。
ここを拠点にしようと思ったら、やはりここに行くまでにお風呂とごはん済ませないと。
ふむ、徳山と下松が割と大きい町だから、このあたりにごはんとお風呂出来たらよいかな?
ここからだとだいたい30分くらい・・・ちょうどよさそう。
そうだ!どうせならお風呂も順路沿いにあった方が良いから、スマホで探してみよう。
スマホで探すと、下松の町中に健康パークという施設があり、そこで日帰り湯ができるようになっている。
ネットで調べると、ビアガーデンもやっているみたいなので、食事もできるかも知れない。
スマホで場所を調べて、さっそくGoだ!
まずは国道188号を下松まで移動。
道中、気になるスポットの看板がいくつかあったけど、目的地が決まっているので目もくれない。
下松まで来ると、スマホに従い県道41号へ分岐。
食事のできるお店を探しつつ、目的地の健康パークへ。

 ←ふう、到着

入口の交差点が改良工事してて地図と違ってて迷ったけど、何とかたどり着いた。
外は日没を迎えたとはいえ少し明るいので、もうちょっと先に進めたかな・・・いや、それはお風呂がこの先にあって言える言葉か。
3階建ての大きな建物に、隣にはドーム場の何かが見える。
駐車場も広く、殆どが車で埋まっている。
大きな施設だ。
ご飯できるかな・・・人でいっぱいかもしれないな。
準備をして中へ。
靴を下駄箱に預けて中へ。
入浴券を買い、バーコードのついたブレスレットをもらう。
館内はこれで仮精算して、あとで金を支払うのはすでに馴染みのシステムだ。
お風呂に入る前に食事処をチェック・・・あれ?食堂どこだかわからない。
階段で3階まで上がったところに大浴場があるので、決められたロッカーで着替えをしてあとはお風呂。
来たときは外はまぁまぁ明るかったけど、露天風呂に出ると外は真っ暗だった。
露天風呂から瀬戸内の海が見えるらしいが、すでにそれらしいものは見えないや。
ってことで、適当にのんびりお風呂を楽しんで撤収。
精算をして建物を出てから、食堂チェックし忘れたことに気付いた。
まぁ、いいや、どこか他所で食べよう。
すでに真っ暗になった来た道を逆にたどりながら、お店を探す。
来る途中、見たことないファミレスっぽいお店あったから、そこが良いな。
行ってみたが、すでに車が置けないほどに人が多くいた。
ふむ・・・30分くらい待つかな・・・?
時刻はすでに20時になろうとしている・・・とっととごはん済ませてゲーセン行きたいので、他探そう。
道路の対面にあったラーメン屋が気になったが、一応、他の店も探すため、その辺をぶらっと一周。
吉野家やすき屋といった、普段昼食を食べるお店は入りたくない・・・と、お店を探すが、思ったよりお店がない。
なので、結局ラーメン屋になった。
ラーメン食堂ろくの家・・・というらしい。
お店に入り様子を確認。
木造を基調とした室内やテーブルが、統一感があり綺麗。
メニューを見る・・・おお、メニュー豊富。
定番のラーメンは・・・どれかわからない。
しかも、サイドメニューや一品料理もデカデカと乗ってて、わかりにくい。
イメージ写真が付いているのは良いが、もうちょっとすっきりしないかね・・・。
ま、表示方法や整理方法は人それぞれ好みの問題なので、これを理解する前向きな心も必要か。
メニューをしっかりよく見ると、基本のラーメンは豚骨みたいで、その他、味噌、ちゃんぽん、担々麺、カレーラーメン、焼きそば、皿うどん等があった。
ん???こういうラインナップの変化は珍しいな。
普通、ラーメンのラインアップは、豚骨、醤油、塩、味噌といった、スープの変化だと思っていたが、ラーメンそのものが変わるのは珍しい。
そのあとごちゃごちゃあるのは、セットメニューのラインナップや一品料理みたいだ。
ふむ、よく見ると、普通のラーメンチェーン店並みの品数しかないじゃないか(笑
ってことで、料理を注文。
注文する際に、カウンターに期間限定ハムカツ定食やっているのに気づき、思わず頼んでしまった。

 ←六白ラーメンだ。

基本の六白ラーメンを食べる。
うむ、豚骨ラーメンの安定したうまさだ。
あっという間に半分食べて、替え玉も注文。

 ←ハムカツ定食です

替え玉をしたところで、ハムカツ定食がやってきた。
ハムカツ、分厚い・・・そして、ごはん多い。
全部食べたら、お腹いっぱいになった。ごはん要らなかったな・・・。
そういえば、私の隣でラーメン食ってた女性も、ラーメン替え玉した挙句定食食べてた。
結構量あったと思うけど・・・。

● アミパラ周南店

さて、お風呂もお腹も満たされたので、後はゲーセンだ。
スマホで検索すると、隣の周南にアミパラがある。
アミパラ・・・というからには、初音ミクもあるに違いない。
念のため、初音ミクのサイトで店舗検索をして確認。
あるね。
よし、行こう。
ってことで、2号線を通って到着。
ん?意外と近かったな。
周南とはいえ、ガッツリ町中というわけではないようだ。

 ←音漏れ全然してない

静かな住宅街の中にあるイオンの一角にアミパラはあった。
一面が全面ガラス張りになってて中が丸見えなのに、まったく音漏れしていない・・・。
岡山の北方にあるゲーセンと同じだ。
中に入ると音はしっかり出ている・・・すごい防音性能だ。
中は明るく清潔な印象だ。
すでに21時を過ぎており、人はやや少なめか・・・。
そんな中、初音ミクを発見。
ってことで、まだ未入力だった超上級コンテストをすべて入力。
あとはリザルト保存用に何度かプレーして終了。
時刻は22:00か・・・そろそろ明日に備えて寝るか。
ってことで、道の駅に向かって出発だ。

● 道の駅ソレーネ周南

国道2号線本線を西へ進めば、目的の道の駅が見えてきた。
道の駅というからには、都会から少し離れた場所にあるのだろう。
確かに車で少し移動したかな。
駐車場へ入ると、意外なほどに駐車場が広い。
道の駅レベルで大型トラック用と乗用車用に駐車場が分かれているのって、関東の道の駅で見て以来だ。
西日本では初めてではないだろうか?
駐車場も緑地で仕切られてたり、遊歩道があったりと、車中泊を意識して設計しているように思う。
ここってそれほど古い道の駅ではないということか・・・??
所々ある照明も防犯意識の強さを感じさせられるが、少々じゃまかな・・・ってことで、程よく暗くうるさくない場所を探してそこに駐車。
後はトイレ・・・ん?
トイレに行く途中、中の売店に明かりがともっているのに気が付いた。
営業しているのかな・・・?目的のものが買えるかもしれない。
トイレを済ませると、買い物準備して行ってみた。
何だか裏口っぽいところから入ったけど、やっぱり中電気灯っている。
しかし、店員とかお客さんいない・・・どうなっている?
店の中を一通り歩き、レジ付近に来ると、正面入口がコンビニになっていることに気が付いた。
24時間営業のコンビニが道の駅に入っているんだ!
あ、だから、コンビニレジで普通の買い物して良いんだ。
試しに、道の駅のストラップを購入したら、ちゃんと購入できた。
記念切符はないらしい。
スタンプもGETできたので、この道の駅の買い物も終了。
ついでにお土産も見ておくか・・・いや、山口のお土産は下関や角島で買うことにしているので、見る必要ないか。
ってか、コンビニになっているなら、明日の朝食や飲み物もここで買えるな。
とりあえず飲み物だけ買って撤収。
明日は5時出発の7時朝食だから、別にここで朝食買う必要もない。
ってことで、車に戻ると、シートをセッティングして就寝だ。
 


 

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