アンダーステアが、前年度よりきつい!・・についての対策です。
元々のサスを車高を下げながら、下図のように角度変更しました。
|
ドライブシャフト
|
(水平よりやや下)
|
タイロッド
|
(水平よりやや下)
|
ロワーアーム
|
(下方傾斜)
|
簡単!に記載してありますが・・。
|
|
|
車高をかなり下げて、尚且つロワーアームの角度を下方傾斜・・にするのは容易な事ではありません。
・・・ですので・・・今までは車高をあまり下げないでいました。
ロワーアームが上向なら、コーナリングがきつい場合キャンバー変化が減少する!と思われる為です。
|
|
図面を書いて見ました・・・。
ショックアブソーバーが固定している状態なら、なんとなく判るのですが、
サス・伸縮時の変化具合が、固まっている?私の頭脳では理解できません。
|
|
固い頭脳対策?に、実動模型を作製!
|
|
グラフ用紙にピンで止め、何度も、コーナリング?・・・してみました。
|
|
結論から言うと、この構造では、キャンバー変化は、目視では判らない程微妙〜〜な動き。
ただ感覚的に判った事が、2点あります。(実物模型を診て初めて判った!)
1)ロワーアームが水平角を越えてもキャンバーは変化する。 |
2)水平までの変化では当然ながら、初動付近方が大きい。 |
大きな結論です! コリャ〜大掛かりな計測モデルが無いと、数値管理できねぇ〜ぜ!
ダンパーのストロークでたった50mm以内!なんだから・・。
|
固い頭脳・・なりに?、判った事があります。
スタビライザーを強化すると、サスのストロークが減ってキャンバー変化が少なくなる!=アンダーステア!って事実。
キャンバー変化の数値的な管理は、頭脳精度・年式・型式?・・・を考慮すると、想定能力以上に!・・・難易度大。
でも、何とか方向性でも掴まないと、改良できない=ドライバーに非難を浴びる! ので
1)ストーロークを減らしながら(固いスプリング!)
|
今よりキャンバー変化を大きくする。
⇒ 速度差による切れ込み具合の変化を少なくする。
|
2)初動ネガキャンバーをいま少し大きくする。
|
⇒ ハンドル切り始めをシャープにする。
踏ん張り開始を力強くする!
|
3)出来れば車高を下げたい!
|
⇒ 結果的に、ネガキャンバーが増える事になる。
|
この3点を僅か50mm以下のダンパーストローク以内で、
同時に実現する方法・・・に踏み切り?ました。
|
|
全面的な改善だ!! ・・なんて・・うまくいくとは ・・・と〜っても・・思えねぇ〜な!こりゃぁ〜。
|
ロワーアームの根っこ部分を 外側と 上側に 移動? αmm横滑り! βmm縦上げ!
(水色の円が元の取り付け穴です。)
|
ステアリング取り付け位置を上げて・・
間単にはできねぇ〜なこりゃ。
|
ロワーアームの傾きだけ変更すると、
ロワーアームが動く時の車幅の変化と、タイロッドの傾きの変化による切れ角の具合が、
うまくかみあわねぇ〜?と思ったので・・
サスが沈む時に、タイロッド が ナックル を 余計に引っ張る!なんて?想い、ギアボックスを上げる事?にしました!
|
元々 ネガキャンバーを増やす!為に
ロワーアームブラケットを外側に移動していました。
この後の走行経験?より、
比較的、いい加減な?数値をはじき出して、作業開始です。
|
|
|
|
とりあえず 「切ってから?考える!」 Coke方式?を採用します。
|
それからほんの少し?考えて・・・ (自社方式!笑)
|
|
|
測れる物は?すべて?持ち出し・・・
|
押さえつける物?は すべて!持ち出して・・・装着!
↓
|
|
出来上がり!
更に・・・⇒
|
こんな板を作って・・・
ステアリングギアBoxを age! たら・・・
↓
|
エンジンロッドのブラケットにBoxが直撃?
・・・・だから!回避!ロッドも短く加工!
ミッションケースとの隙間もセーフ!
|
|
できた!
|
サビとり (ドブ漬け!)
|
|
|
プライマー!後、 厚化粧?
|
背景が 真っ黒!・・・=夜中!
|
ギアBoxのジョイントが当然?壁に当たる!ので、そっと?穴あけ!
そして・・・
|
かわいい?アルミ製のフタを・・。
|
この床部も?(ステアリング取り付け上部)当たる!ので
|
同じく、?かわいい?アルミ製のフタ!
ムンクの叫び(フートレスト)と・・2つの太陽!
|
タイロッドとボデー間隙も
サスストロークを考慮しても十分でした!
|
こんなスペーサーを3種類作って・・
↓
|
ロワーアームが実質伸びた事で、
ドライブシャフトを引っ張る事があるからです。
きついコーナーで、
ロワーアームの傾きが大きくなると引っ張って・・
カリカリ・・ガリガリ!
(JW1でアーム延長した時の苦い経験アリ。)
タイロッドは、調整ネジが足りなくなる!補正です。
|
|
元々、シェルケース以外はActyトラックの物。
バモスや、アクティー等の系列車両の社外品サスが豊富です。
各種解体部品を試して・・・後で?気が付いた!・・・。
社外品の方が?ありがたい!って事もある?
|
|
|
一応?・・・Fサスペンション 完成!
|
つぎは、またまた常識はずれな? リヤサスペンション加工 開始!
|
余談?・・・です。
サスペンションメンバーの中に ウレタン充填 してありました!
当時は、補強よりも遮音の問題?と思いますが・・とりあえず、
|
|
「この物質」?は
熱的切断器具使用や、各種溶接作業には・・
|
|
「毒ガス発生機」
以外の何者でもありません!
|
|
|
リヤサスを、
「左傾斜角」を、「右の角度」
まで?変更しました。・・・に続く!
|
|
|
緑の線を停車中のリヤサスの作動アームと仮定して、またまた?図面作製。
|
|
当初のしり上がりアーム状態なら、右旋回時
ステアリングと同じ方向に後輪が切れていきます。
一時流行した4WS用語で、同位相操舵と言うらしいです。
|
|
同位相操舵は、車両を 旋回方向と逆方向にボデーを押す?為に
アンダーステアの傾向がある様です。しかも・・変に粘る為、コントロールし難い!
プレリュードの4WSを覚えてますか?
運転感覚が旧式なオイラ、逆位相から同位相に変わる時、車酔いします!
上図の様に水平状態の作動アームの場合、旋回時の左右差がキャンセルされて後輪の操舵が無くなります。
今回のドライバーよりの苦情を「この同位相操舵が原因だ!」・・・と言う事にして? 作業開始〜。
|
前輪を下げる事なら、当然後輪もイカねば、形に?なりません。(気持ちの問題?構造的問題じゃ、無い!?)
しかし今以上、後輪車高を下げる事は、この同位相操舵をより強くする結果になります。
何とか、逃げる?方策は・・・!
|
図面、殴り書き。
|
ホイ・・材料。
|
|
治具を作って・・・。
ホイ・ホイっと、溶接。
|
新しい中空ブロック〜 ♪♪
|
旧型のゲタ!
|
|
Zのホーシング用冶具で!
他社製のUボルト曲げ!
|
|
|
リーフをフラットな、硬く、長いタイプに交換!
|
|
キビシイ積載条件 の為、シャックル後部を引っ込めていましたが、正規の位置へ移動!
これでスイング時の車高変化も以前より減少! 事実上のバネレートも向上!
|
40mmの車高変化だけど、フェンダーアーチの隙間が減って
グッと 締まって見える! 自己満足(ニヤリ)?
|
|
このまま・・何事もなく・・・決まる!わけが・・・・・ねぇ〜だろ!・・・に続く・・・。
2005’筑波まであと2週間!(もっと早く作業着手すれば・・・。)
|
|
地元サーキット。
|
|
今回、リヤダンパーをTRD製 から、GAB へ交換。新品!・・・Yahooで、格安落札!
|
細かいセッティングの後、ステアリングの感覚は著しく向上。
でも・・事実上バネレートがかなり上がった為、ダンパーの調整が最強になっても、
小旋回時、Fサスが、バタつきます。
後2週間で、ダンパーを入手して、加工後、取付、・・なんて、時間的余裕はありません。
年末のこの時期に、 そんな暇、あるわけがねぇ〜ヨ!
でも、筑波には絶対、行く!のです!(まるで ダダをこねるガキ!)
悲しいオジサン達の 悲鳴!・・は果たして、天に通じるのか?
|
「火事場の馬鹿力」・・と世間では言いますが、この場合は、「マングースの開き直り?」 ・・・って状況!
えっえっえ〜い!・・と 開き直り作業 の開始。
|
何〜? これ?
|
|
赤い線は、フレーム本体と、
エンジンルームを区切る壁
|
|
交差する位置にボルト止めと溶接を使い分けてセット。
|
赤い筒は Koni の Mini 用?
右に切って・・・
|
左に切って・・・!
|
どうしても、 何があっても、
筑波にぁ〜 ・・・行くのです!
|
|
|
Koni ダンパーは、縮み側が強めで、セッティング感覚に問題あり。
更に、外して減衰力を調整するので面倒ですが、これしかねぇ〜んじゃぁ〜!!
ロワーアーム中央付近取付なので、オーバーダンピングにはならない・・・だろう・・・。
|
イクゼ!850kmのかなたへ! 田舎修理工場 都会へ 筑波参戦!
<注意書> 年齢とは?無関係に、勢いだけでは、決して、レース参戦は出来ない!・・・モンです(涙)
|