■ 5月4日(木曜日)
四時ごろ一度目覚め、5時過ぎに二度目の目覚め。
ふむ、よく寝た・・・ような気がする。
先に進まないと完走できないのでとっとと出発しますか。
● 出発
出発する前にトイレと歯磨き。
ついでにぶらっと道の駅を散歩だ。
←趣ある建屋
道の駅おおき・・・だ。
手持ちの地図に載ってないということは、ここ4〜5年で新たにできた道の駅だろう。
建屋も小さいわけではなく、近くに道の駅もないのでたくさんひとが訪れそうだ。
建屋の裏には、動物が飼われていた。
←ヤギと・・・
←ウサギです
動物と触れ合える道の駅なんですね。
子供受けしそうだが、これだけでは何を売りにしているのか想像できないな。
ま、それはどうでも良いので、時間もないことだし、出発するか。
● 長崎へ
道の駅を出発してまず行くところは、順路に戻ることだな。
今いるのは国道442号バイパスと県道23号とが交差した辺。
そこから県道を戻って順路である国道208号へ合流だ。
休日の早朝ともあり、車も歩行者もなくすぐに順路に戻れた。
昨日は夜だったため周囲の風景がわからなかったが、明るくなるとここが住宅地だったことがわかった。
後は道沿いに進むだけだ。
柳川から大井に進み、大きな橋を渡ると例のあれだ。
←佐賀県到着!
←もちろん、反対側もね
やはり、福岡県側の看板は福岡県にない。
見かけた看板も、佐賀県が設置したものだ。
そういえば、鳥栖のあたりの国道3号で見た看板も同じようなデザインだった。
ちくしょー、福岡県め・・・九州に県境堺など必要ない・・・ということなのだろうか?
福岡県は福岡県のもの、九州のものは福岡県のもの・・・とでも言いたいのか??
まぁ、県境一つでここまで言うのは飛躍しすぎか。
順路は国道444号へ分岐。
何だか不吉な道路だが、順路だから仕方がない。
地図で見ると、無意味に曲がりくねってる。
旧道と思われる一般道が明らかに直線なんだが・・・まぁ、自分で決めたルールなので、きちんと順路を通りますか。
←のどかな田園風景
とにかく道が曲がっているので、地図を看板に注意しながら走る。
周辺はのどかな田園風景が並ぶ・・・地元岡山の田園地帯でも、もっと民家がまばらにあるけど、ここはずーっと田んぼが広がっている。
その中で所々に今村雅弘のポスターとか幟があるけど、あの顔、どうも初めて見た気がしない。
あれって、もしかして・・・
「今村雅弘って、東北で良かったって発言した大臣じゃね?」
「やっぱりそうです?僕も思ってました」
どうやら、FKDも気づいていたようだ。
今村復興大臣(当時)って、このあたりの出身だったのか。
そりゃ、こんな和なところで幼少期を過ごして来たら、あんな発言の一つや二つやっちゃうかもな。
道路は大きな交差点毎にほぼ曲がっているが、道に迷うことなく鹿島へ。
鹿島まで来ると今度は有明海沿いを走るために国道207号へ分岐するわけだが、その前にやることが一つ。
鹿島で国道498号方面へ曲がり、武雄のコロプラスタンプをGETしに行く。
時間的に40分ほどあれば往復できると思うが・・・。
まずは嬉野に入り位置登録・・・まだ武雄に来てない・・・もっと進んで結局武雄でコロプラスタンプGET。
佐賀県のスタンプで海に面していないのは武雄だけ・・・これで、この旅行で佐賀県をコンプリート出来るはずだ。
さて、ちょっと寄り道してしまったが、順路に戻り長崎県を目指す。
鹿島の町を通過すると、今日最初の道の駅へ到着。
ん?佐賀県の道の駅って、ここが初めてか・・・昨日の柳川を過ぎたら、ここまで来ないといけなかったのか。
でも、長島のタイムロスがなければ、来れていたかもしれないな。
←道の駅鹿島です
時刻は8:00・・・道の駅の開店自体はまだだが、駐車場には休憩に訪れた人が何組が居た。
トイレ休憩を済ませて裏手に回ると、見事な干潟が並んでいる。
←綺麗なもんだな
これって、ムツゴロウとかがよく居るあの干潟かな?
道の駅にはガタリンピックの広告がたくさんあった。
この干潟の中で様々な競技・レースをする大会で、毎年一回やっているやらしい。
広告ポスターを見る限りでは、地元の住民以外に県外の猛者、外国人なども参加する大会らしい。
ああ、それで、この道の駅、トイレや泥洗い場が海水浴場以上にたくさんあるんだ。
道の駅の建屋は開いてないので、お土産や記念切符のチェックはできない。
まぁ、佐賀のお土産は買う予定ないので別にいいけど。
ってことで出発。
道の駅鹿島を出発すると、すぐに次の道の駅がやって来た。
おいおい、まだ5分も経ってないのに、どないやねん。
道の駅太良・・・というのだが、さっきトイレ行ったばっかだし、まだ8:30過ぎてないからどうせ開いてないし、ってことで、ここはスルー。
道の駅を通過して有明海の景色を眺めながら走ると、再び例のアレがやって来た。
←長崎県到着だ!
←もちろん、反対側も
時刻は8:30・・・今回の旅行、やっと本番の始まりだ。
● 長崎旅行開始
長崎旅行と言っても、長崎には修学旅行で来ているが、それ以外ではバトルギア4の鍵作り、最西端訪問等で佐世保方面へ度々訪れている。
今回改めて行くところ・・・は、雲仙普賢岳と長崎の町中、時間があれば軍艦島くらいだろう。
そういえば、佐世保駅の他に、日本最西端の駅・・・というのがあるし、証明書の類もあった。
それらも楽しみだな。
道路は有明海を進み、堤防道路への分かれ道。
遠目にも堤防の上を道路が通っているのがわかる。
その堤防が、半端なく長い。
対岸が見えているとはいえ、まるで海の上を通っているみたいだ。
あれって、もしかして、昔話題になって学校の教科書にも出てきた、締め切り堤防というやつではないだろうか?
大規模埋め立ての為に海を閉め切って干拓地にするっていう計画なんだけと、海産物の幻滅や植物連鎖の崩壊に繋がるからって、地元の漁師や住民がめっちゃ反対したんじゃなかったっけか?
締め切り堤防の計画はその後中止になって、閉め切られた水門もその後開放されたと聞いたが、あれがそうではないだろうか?
かつては社会問題になった締め切り堤防だが、今ではちゃんと流通の面で社会貢献しているな。
そんな堤防道路は順路ではないのでスルー。
道路を進むと所々にムツゴロウの看板を掲げた釣具店が。
ああ、ムツゴロウが見れるのはこっちの干潟か。
その干潟を通過すると、諫早の市街地。
諫早湾の締め切り堤防という言葉に記憶があるので、やはりさっきの堤防道路はかつての締め切り堤防なんだ。
順路に従い、国道207号から国道57号へ。
この国道57号をひたすら直進してしまうと、半島を横断して雲仙の反対側に出てしまうので、途中国道251号へ分岐。
先ほど見た締め切り堤防の対岸側を通過し、有明海沿いを走る。
途中、歩道に何かイベントレースをしていると思われるランナーを何組か見かけた。
今日はまだゴールデンウィーク中なので、なにかレースが行われているのだろうか?
島原に近づくにつれて歩くランナーの数は増えてきた。
背中にゼッケン背寄っているし、絶対何かのレースだ。
マラソンには見えないし、そもそも交通規制をされていない。
何かのウォークイベント・・・だろうな。
とか言っていると島原に到着。
中学の修学旅行では島原の観光ホテルに泊まった記憶があるが、それらしい建物は全くなし。
ふむ、熊本からフェリーでこっちに渡って、それほど走ってないと思うのだが・・・まぁ30年近く前の話だしね。
もうなくなっているか、別の名前に変わっていても不思議ではないか。
道路は国道57号の分岐道。
あれ?さっき国道57号出てきたけど・・・ああ、国道57号は雲仙の山の上を通ってここまで来ていたんですね。
時間があれば行きたいが、時間ありそうにないな。
その国道57号、今いる国道251号から分かれて海沿いを通っている。
どっちが順路だ・・・海沿い国道57号は125cc以下通行禁止・・・ってことは、自動車専用道路だよね?
ってことは、こっちはバイパスなので、元の国道251号を直進だ。
少し行くと、長崎お初の道の駅に到着。
実は島原半島では唯一の道の駅なのだ。
←屋上には展望台が
←展望台より、普賢岳
道の駅みずなし本陣ふかえ・・・だ。
ここでは、通常の道の駅の機能の他に、雲仙普賢岳にまつわるいろんなことを展示しているらしい。
普賢岳には登らないので、少し観光していくか。
←お土産物売り場
隣接するみすなし本陣というところが、道の駅お土産物売り場になっている。
本陣っていうくらいだから、かつての宿場町がここにあったのだろう。
中はお土産物売り場、食事処の他に普賢岳の博物館っぽいものがある。
普賢岳といえば、何年も前に起きた普賢岳の噴火と火砕流による災害だ。
普賢岳の噴火によって友達の弟が島原に修学旅行で行けなかったので、確か中3か高1くらいの話だったはずだ。
普賢岳の噴火によって巻き起こった火砕流によって、報道カメラマンや地元の消防団、警察の方々に多数の死者がでたと聞いたことがある。
もちろん、発生した土石流により、大きな被害が出たとも聞いた。
ここでは、そんな普賢岳と災害の内容を紹介する博物館だ。
ビデオ上映をしているみたい・・・ちょうど上映時間になったようなので、人もまばらで断りづらいので、ついでに見ることにした。
小さな上映場にガラガラのお客さんだったが、映像だ大迫力の災害映像だった。
かつてテレビで見た災害の映像も交えながら普賢岳の雄大さと災害の大きさを紹介する映像。
今はのどかな観光地だが、大変なことが起きてたんだね・・・。
普賢岳は今も生きていて、ちょびっとではあるが火山活動をしているとのこと。
かつて起きた災害が再び起きる可能性もある・・・ビデオはそう語っていた。
今も生きている火山と言えば、桜島が有名だが、ここにも活火山があったんだね。
ビデオ上映が終わると大きなお土産屋さんでお土産と記念品を物色。
ストラップとスタンプ、記念切符3つともあったので購入。
ん?記念切符見たの久しぶり・・・(笑
そういえば、長崎にやって来たので、もうお土産を買ってもいいタイミングだな。
カステラも売っているが、わざわざここで買わなくても長崎の市街地で買えばいいかな。
あと、長崎と言えばちゃんめんと皿うどん。
当然売っている。
でも、どうせ買うなら、この二つがセットになったやつが良いな。
あとは、地元の銘菓の饅頭とか。
特に心惹かれるものないし・・・今買わなくても良いか。
ってことで出発。
道の駅の裏側には、被災家屋を保存した公園があるので、そこも見てみた。
←みごとに埋もれている。
←電柱もなぎ倒れている
土石に埋もれた数件の家が残されていた。
窓から入った土砂がしっかり家の中まで入り込んでいます。
当時被害にあった家がそのままの姿で保存されているのだろうか?
それにしては壁や瓦が綺麗すぎるが。
倒壊した電柱はたぶん本物だな。
隣に屋根付きの展示館があるので、そこに行ってみた。
←こっちも同じように家屋が展示
←めっちゃ埋もれてる
展示館の中にも、やはり土に埋もれた家が展示されてあった。
外にあるのと違うのは、こっちは他所の家をまるごとここに再現したものらしい。
どうりて、2Fの部屋から生活感を感じないはずだよ。
でも、土石流によって地盤が2mほど埋もれてしまったんだね。
2m下にはかつての地盤や畑、田んぼ、道路、水道管などが埋まっているのか・・・。
土地の造成・開発にな何か地元ならではの規則があるに違いない。
ふむ、休憩によった道の駅だったけど、結構楽しかったな。
道の駅と言いつつ、まるでテーマパーク。
小学校の遠足でも立ち寄りそうな感じだ。
観光を終えると時刻は11:00過ぎ・・・もう普賢岳に登る余裕はなさそう。
このまま半島沿いを走って、どこかでお昼かな。
● 昼食はちゃんめん
道の駅を出発して、国道251号を長崎へ向かう。
道の駅を過ぎてしまえば、徐々に集落は少なくなっていく。
ここから先は注目すべきものもないし、休憩のための道の駅もない。
ただただ走るだけだ。
道の駅ほどではないが、PAというのはあるようだ。
そこって駐車場と自販機とトイレしかないんだろうな・・・。
お昼を食べるために飲食店には注意して走っているが、これと行った飲食店も見つからない。
ちょいちょいラーメン屋は見かけたが、喫茶店やうどん屋が全然ない。
このあたり、岡山や香川とは勝手が違うな。
大きな集落になり、ちょっとしたラーメン屋を見つけ、通過し、また過疎り、小さな温泉街に着き、何も見つけられず通過し、過疎り、港のある集落に到着するも、やはり飲食店見つけられず通過。
さっきのフェリー乗り場から天草の港へ行けるようだ。
イルカウォッチングもここから出発の便があるみたいね。
結構大きい集落だったけど、飲食店ないんだ・・・。
道沿いにないだけだろうけど。
絵替わりしない道をさらに進むと、普賢岳から降りてきた国道57号に合流。
ここは小浜温泉の温泉街で、かなり賑やかな感じだ。
小浜というと福井にも小浜がって、オマバ大統領を応援してたけど、こっちの小浜は初耳だな。
ここなら飲食ても・・・あ、リンガーハット発見。
お昼はちゃんめんにしますか。
←ちょっとした温泉街だ
お昼を若干過ぎていたこともあり、店には意外にすんなり入れた。
お昼はちゃんめんか・・・どうせ食べるなら、皿うどんも食べたいな・・・両方の小サイズないかな・・・?
あった・・・。
←ミニちゃんめんとミニ皿うどん
地元の長崎ちゃんめんには皿うどんにミニサイズないけど、リンガーハットにはあるんですね。
ということで、美味しいです。
味も長崎ちゃんめんと変わらん気がするんですが、この二つ、一体に何が違うんでしょうね?
ご飯食べ終わると再び出発。
って言っても、特記することはない。
いや、歩道を歩くイベントレースのランナーの姿をよく見かけるようになった。
確か島原でも見かけたが、こんなところにもいるじゃん。
同じレースなのか?だとしたら、かなり差が開いているようだが・・・。
国道251号をひたすら走り、雲仙市から再び諫早市へ。
北側に見える山を越えると、午前中に通った国道57号と締め切り堤防がある。
海沿いを走って来たのでその距離感は分からないが、地図で見るとすぐ隣だ。
今まで走ってきた海沿い道、ほんのちょっと山を越えるとショートカット出来てしまう・・・長崎って複雑な地形だな。
特に見どころない道を走り続けると諫早市から長崎市へ。
さすがに長崎に入るとかなり都会になって来た。
まだ中心地でないのに、かなり都会化が進んでいる。
その分車の量が増えてきた。
バイパス道と現道が入り混じっているのでそれらに注意しながら谷間の道を進むと長崎の中心地と思わる場所に到着。
山と山との谷間の川沿いに発達したと思われるその町並みは、狭い範囲ながら大きな建物が立ち並ぶ華やかな場所だ。
さすが県庁所在地、今まで通って来たどの町よりもデカイ!
さて、長崎で私がやることはカステラを購入すること。
時間があれば平和公園やグラバー園、オランダ坂など観光するところはあるのだが、私は海沿いの国道を走るため、国道324号と国道499号を終点まで行って戻ってこなければならない。
無駄な往復のような気がするが、ここを走破しなければ一周した気がしない。
今日来たら次いつ来るかわからないので、九州を一周する機会があるうちに走って置かなければ。
一方FKDはそんな九州一周も国道走破も関心がないので、とりあえず長崎の観光をしたいらしい。
どのみちここに戻ってくるのなら、別行動をしても問題はない。
ということで、二人でお土産のカステラを買ってから、FKDは長崎の観光を、私は国道324号と国道499号をドライブすることになった。
地図で見ると、早くて2時間くらい・・・これは、夕食を長崎の中華街で取ることになりそうだ。
● まずはカステラ
県庁前の交差点を左折すると、海に出て行き止まりになる国道324号。
この道をある程度進んでから、カステラ屋に行く算段だが、ここである事実が判明。
この国道324号、商店街の中を通ってやがる。
車で行けないことはないんだろうけど、かつて見た中華街並みの人通り、とても車で行けたもんじゃない。
歩いていけばいいんだろうけど、ここは順路ではない。
無理に徒歩で行く必要もないか。
ってことで、代わりに電車通りの大通りを進んでいく。
国道324号に再び合流するちょい手前の信号が右折のポイント。
道を曲がり、狭い坂道を登っていく。
FKDのリサーチではこのあたりに老舗のカステラ屋があるらしい。
近くに駐車場は・・・あった!あそこ置いて歩けばいいや。
←谷間の町だが意外に都会化が進む
FKDのナビでちょいちょいちょい・・・と歩くと・・・あった。
カステラ本家福砂屋本店だ。
カステラを求めてかなりの人が訪れている。
みんなそんなにカステラが欲しいかね・・・そういえば、中学の修学旅行で長崎にも来たけど、みんな競うようにカステラ買ってたっけ。
なにが美味しいのやら・・・。
とはいえ、会社の怖い女性社員に頼まれているので、購入しとかないとな。
ま、とりあえず中に入ってラインナップを確認。
中にもたくさんの人がいるけど、順番待ち・・・しているわけじゃなく、どれ買おうか迷っているようだ。
なので、横から私が注文。
見栄っ張りなてんびん座の私は会社用に高級なやつと、家用に普通のを購入。
自宅に郵送する段取りをしてお金を払うと私の買い物は終了。
FKDの希望するオシャレな5点セットは、この店ではすでに売り切れていて、長崎駅の店舗に行けばまだ残っていることが分かった。
FKDはどのみちこのまま町を散策するので、買い物はその時することに。
ってことで、買い物が終わったので、これからは別行動。
FKDは長崎の町へ、私は車に戻りドライブを再開だ。
● 別行動
車を発進させて国道324号を終点の茂木港へ向かう。
駐車場から国道へ合流する際に、道がわからなくて長崎の路地をさまよったのは秘密だ。
路線も短いので、効率よくいくと往復1時間かからないかな。
走り出してすぐに、市街地から住宅地に変わった。
住宅地・・・って言っても、地元で見るような平坦な団地ではない。
視界内に見える山の斜面中に住宅が建っている。
沖縄でも似たような景色を見た気がする・・・かな。
←なんだこの段々な家
こりゃ・・・坂道ばっかりだ。
自転車じゃ生活できないな。
友達の家に遊びに行ったり、帰ったりするの大変だろうな。
道路は山を登り切り反対側へ。
頂上の反対側は当然下り坂で、先ほどのようなたくさんの住宅はなく、単なる山道だ。
高速道路のインターチェンジもスルーして林の中の幹線道路を下ると茂木港到着。
注目するようなものは何もなし・・・港にもお店類なし。
人の姿も見かけない・・・・閑散としている。
・・・国道は港に出たところで終わっているようだ。
適当な場所でUターンしてきた道を戻ろう。
来た道を戻り、先ほどの住宅地へ。
←上の方の家は高いんだろうな
コンビニでお茶買ってから市街地へ。
住宅地を過ぎたらだんだん市街地になって県庁のあたりはMAXの町中だ。
途中道を間違えながらも、次なる目的地を目指して国道499号へ。
この道沿いにかつての出島やオランダ坂があるようだが、すべてがハイカラな観光地なので、どこが見どころなのか全然わからん。
分かったことは、鹿児島や宮崎よりも、長崎の方があか抜けた都会だということ。
あか抜けた・・・という意味では、神戸や横浜に似ている。
港町って、こういうものだのだろうか・・・。
車を走らせていると、港に気になるものを発見。
←!?なんだこりゃ!
港と思われるところにでっかいマンションを積んだ船らしきものが停まっている!
ってか、あれが船なのか!?
救命ボートっぽいものがついているということは、船か。
もしかして、あれって、世界一周クルーズをやっている飛鳥Uってやつか!?
船の全長は北海道行のフェリーと変わらんと思うが、上に積んである居住区が半端なくデカイ。
アレに乗って世界を一周するのか・・・。
いつかあの船に乗って旅行をしてみたいな・・・。
巨大な船を通過し、長崎湾を横断するながさき女神大橋の下をくぐると、観光地から商業地からに変化。
スーパーに入る右折待ち渋滞を華麗に交わしつつも進むと、車線も一車線になって住宅地に。
←そして坂道の住宅地
やっぱり住宅は緩やかな斜面に段々と経ってるんですね。
この辺には平坦な団地がないんですね。
さらにこの住宅地も抜けると、家のない田舎の幹線道路に。
山の中の幹線幹線道路を抜けると、意味沿い道に。
ん?あの向こうにポツンと見えているのが、ひょっとして軍艦島か?
←あれが・・・軍艦島か
地図には端島と書かれているが、あれが軍艦島だ。
確かに遠くから見たら、軍艦のように見える。
実際は誰も住んでない廃墟になった島なんだけど、遠くから見たら軍艦に見えるなんて不思議。
あんなところで炭鉱業を営んでいたのか・・・。
時刻は17:00・・・今から軍艦島に行ったり軍艦島ミュージアムに行くのは無理だな。
ってことで、まずはこの国道を終点まで走り、その先にある樺島灯台を目指そう。
● 樺島と権現山
とりあえず国道を終点まで走りきり、いつの間にか県道に変わった道路をゴリゴリ進むと、樺島大橋へ。
その橋も渡ると、完全に港外れの集落になったが、何か白いチョークで矢印してあったので、とりあえずそっちに向かて走る。
途中調子に乗ってカーブを曲がったところに散歩中のおじいさんが居て、すれ違いざまにおじいさんが怒鳴り声をあげていた。
別にぶつかりそうになったわけではないのだが・・・なんで怒ってるんだろう?
スピードが出ててびっくりしたのかな?
いや、びっくりした感じはしてなかったが・・・すれ違いざまになんか怒ってた。
ま、歩行者がいる可能性があることが分かったので、もうちょっとゆっくり行こう。
人など到底歩いていそうにない峠道を上がっていくと、灯台公園に到着。
そいういえば、九州に旅行に来ていて灯台に来たのは実に久しぶりなんじゃないか?
←出ました、灯台
入口には野母崎灯台って書いてあるけど、看板には樺島灯台って書いてある。
地図にもあるように、樺島灯台が正しいんだろうな。
敷地の中はちょっとした公園になっているが、私以外に訪れている人なし。
灯台の上にも登れないし、駐車場の大きさからも考えると、あまり人の訪れるところではないようだ。
←灯台公園より
公園からは海が一望できる。
今日はちょっとどんよりしていて綺麗とはいいがたいが、雨降ってないだけ良いか。
ってか、雲仙に晴れてたのに、やはり西側の海沿いはどんよりしている・・・。
隣に見える唯一の陸地が、この後行く権現山ですね。
あっちにも展望公園があるので、そこにも寄ってみよう。
車に戻り権現山に向かって出発。
ゆっくりと山を下りるも、先ほど怒鳴っていた老人の歩行者はなし。
対向車とすれ違うことなく元の国道に戻ってきて、今度は権現山にアクセス。
こっちはバスも通れそうな大きな道だが、所々イベントレースのランナーと思われる歩行者がいる。
あれ?この人たち、今までちょくちょく見かけていたレースの人たちだよな。
一番最後尾は島原手前で見たと思うけど、こんなところにも!?
かなりの距離があると思うが、一体何のレースなんだ???
山道を頂上まで上ると、チェックポイントらしき場所があって、何人か人が居た。
やはり何かのレースなのか・・・。
駐車場にクルマを置いて、歩いて頂上へ。
おお!なかなか良い眺めだね!
←やって来た長崎方面
←高島と端島も見えます
海はもちろん、やって来た半島や軍艦島も見えます。
ちょうど日も照り、気持ちいいな。
先ほど居た樺島灯台は木が邪魔で見えませんね(笑
展望台には一組のカップルと、チェックを終えて展望台にあがってくるランナーが居た。
そういえば、この人たち、何のレースだったんだろう?
チェックポイントなら、何かしら表示があると思うが・・・。
←あった
見つけた!
スーパーマラニックっていうのか・・・。
長崎の橘湾岸を何かしているらしいが、その全長は驚異の273km!
歩いてたら今日一日じゃ終わらないだろ・・・。
ってか、こんな長い距離をレースしているのか。
ここがチェックポイントだということは、今日このあたりに宿泊でもするのだろうか?
何にせよ、すごいレースだ。
ちょっと滞在している間にも、レースを終えて展望台に上がってくる参加者たち。
ふむ、だんだん場違いな雰囲気になって来たし、時刻もすでに18:00・・・長崎に戻りますか。
駐車場に戻る前に、いつものあれを発見。
←かつての三角点に・・・
←今の三角点
展望条件が良いので、当然三角点もあります。
こんなのをついつい見つけちゃうのも、職業病かもしれない(笑
車を発進させ山を下りる途中も、多くのランナーたちが権現山のチェックポイントを目指していた。
結構壮大なレースだね。
帰りに近くの海から軍艦島を撮影。
時間があれば行きたいと思っていたが、とてもそんな時間ない。
島原・長崎だけで2日は行けるボリュームだったな。
←いつかは訪れたいね、軍艦島
● 合流と夕食
さて、野母崎を出発して、長崎中心地へ向かう。
一応FKDに19:00過ぎぐらいになるとメールを送り、安全運転で戻る。
たぶん、FKDにとっては、時間はあればあるほど良いはずだからね。
私も、久しぶりの一人っきりのドライブで良かった。
一人だとナビも地図の確認も一人でやらんといけんが、FKDがいるとFKDがやってくれてて、道の間違いながく効率的だ。
ただ、一人の方が好きな曲を聞いて歌いながら運転できるので、そっちはそっちで楽しい。
まぁ、どっちも何かしらの利点があるってことだよね。
1時間ほど走ると長崎の中心地に近づく。
かなり夕暮れになってしまっているが、まだ何とかライトなしで走れる。
何か、日没が遅い・・・ような気がする。
海沿いから山岳道、山岳道から住宅地、住宅地から商業地へ、そしてながさき女神大橋を渡れば港町だ。
←関門橋ほどではないが、おおきな橋だな。
来る途中に見かけた巨大なフェリーはすでにいなかった。
私が長崎を離れている間に、次の場所へ出発してしまったようだ。
その後も国道を走り続けて、中心地に到着。
←中心地は華やかだな
ところで、待ち合わせ場所って、どこだっけ。
・・・
・・・
・・・?
しまった、合流場所を決めてない。
と言っても、私はこの辺の土地勘ないので、看板も出ていて簡単に行けて、かつ一度FKDが立ち寄ったであろう長崎駅にしますかね。
あそこなら車も止めれると思うけど。
ってことで、あと15分後に長崎駅に集合・・・とメール送って、駅へ向かう。
さすがに昼間と違い少し暗くなってきたので、どこが入り口なのかわかりずらい。
一旦通り過ぎて入口の様子を観察してから、ぐるっと回ってきてもう一度アクセス。
駅構内に入れた・・・時刻は19:00ちょい過ぎ。
FKDはまだいない・・・どこかにクルマ停めないと。
・・・うっ、駐車場いっぱい・・・車停めるところない。
5分くらいなら邪魔にならない所に置いて待つか。
・・・まだ来ない。
たぶん歩道を歩いてくると思うんだけど・・・。
まだ来ない。
時刻は19:00・・・夕ご飯は長崎中華街へ行くことにするか。
その後はお風呂、そして道の駅で車中泊。
ん?ここから道の駅までの間に、日帰り湯がない・・・どこか探しておくか。
ん?地図には載ってないが、ここから北へ3km言った山の上にありますね。
ええっと、場所は・・・
しばらく待っていると、近くのタクシー乗り場で乗客待ちをしていたタクシーの運ちゃんに、邪魔だからどけろと言われてしまった。
もう15分ほど待っている・・・おっしゃる通りだ。
駐車場は相変わらず空いてない・・・仕方ない、駅の外のどこかで待つか。
とりあえず出て、路駐できそうな場所を探す・・・緩やかに右へカーブする国道から直線的に左へ分かれる分かれ道に広いスペースがあり、そこに大型トラックが停まっていたので、その後ろへハザード付けて停車。
大型トラックがいなくなったら前へ詰めてしばらく待つ。
ちょっとして後ろ見たら、私以外に2台止まっている。
やっぱ、ここって都合のいい場所なんだな。
ただ、ここの路駐を私が見つけた定位置っぽくなってなんかやだな。
そんなことを考えているとやっとFKD到着。
遅いよ!20分以上たっているよ。
聞くと、本当に19:00に来ると思っていなくて、メールをもらってからものんびりしていたようだ。
ふざけんなよ、気づいてないと思うけど、結構時間推してんだよ!
こっちは駅から追い出されたんだからさ!
けど、ちょうど夕食時になったので、中華街へごはんに行こう!
ってことで、出発。
長崎中華街はFKDも一度訪れたそうで、すぐにたどり着くことができた。
ん?このあたり、FKDと別れて直後、駐車場から国道へ出る際に近くを通ったな。
ものすごい人だかりだったけど、あの近くに中華街があったのなら納得だ。
駐車場へ車を置いて、徒歩で中華街へ。
←長崎の中華街だ。イエ〜イ
中華街の入り口になる橋の上で記念撮影して、いよいよ通りへ。
良さげなお店を探すわけだが、横浜中華街でも感じたように、所見の私にはどの店も一緒。
まずは通りを反対側まで歩いて、インスピレーションで気になるお店を探す。
歩き始めて15分・・・結構ゆっくりなペースで歩いたけど、通りの反対側に到着してしまった。
ん?通り短くね?
横浜中華街なんて1時間歩いても歩きつくせないくらい広かったけど、ここはものの15分で端から端まで行けてしまった。
500mもなかったんじゃないかな・・・(笑
特に印象に残るお店はなかった・・・ので、候補としては入ってすぐに座れるところかな・・・と思って、今度は一軒一軒チェックしながら、通りを練り歩く。
が、時刻は20:00前・・・殆どのお店が店じまいの準備を始めた。
通りにはまだお客さんいるのに、もう店じまいしてしまうのか・・・中国人は労働時間に厳しいな。
まだこんなにお客さんいるんだから、儲け代がいくらでもありそうだが。
←夜だと余計に華やかだ
通りをスタート地点まで戻ってきたが、どの店も20時以降も店を続けそうな感じではない。
マジかよ、晩御飯なんて酒も入ると21時とか22時くらいまで居るじゃん。
それに、まだこれだけ人の往来があるのに、何店閉めてんの!?
・・・
一人で吠えても仕方がない。
どこか空いている店探して入らないとな。
FKDが会社のFKNGさんから別の店を教えてもらっていたので、そこに行ってみた。
ちょっと通りから離れた場所なんだけど、歩いて5分で到着。
お店は・・・?開いているけど、本日貸切だ。
・・・OTL
ふむ、夕食難民だ。
とりあえず元の中華街に戻り、再びお店を探す。
やはりどこも店じまいしている・・・通りの中央のあたりあるお土産店はまだ開いているようだ。
折角中華街に来たから、何か記念になるお土産を・・・いやいや、夕ご飯が先だ。
とりあえず通りを隅まで歩いて開いているお店を探すと・・・あ、端の方にまだ開いているお店が2件あった。
しかも片方はすぐに座れそう・・・もう選択肢はない。
ってことで、お店に入店。
←このお店でした
すぐに椅子には座れたが、なんだか店員さんたち、疲れ切っているな・・・(笑
私の後にも老夫婦が一組来店。
そうだよね、まだまだお客さんいるから、店閉めるの早いよ。
中華料理ということで、とりあえず麻婆豆腐食べたいが、メニューを見ると皿うどんとちゃんめんも発見。
長崎の中華料理店は、ちゃんめんも置いているのか・・・恐ろしや。
ちゃんめんはお昼食べたが、中華のちゃんめんも食べたいのでちゃんめんを注文。
麻婆豆腐も勢いで行きたいところだが、ちゃんめんも含めて、どの料理も一品700〜800円くらいある。
これ、おかずだけで一人分あるやつだ・・・調子に乗って注文すると、食べれなくなるパターンですね。
ってことで、わたしもFKDも一品のみの注文で終了。
隣の若いカップル、チャーハン、麻婆豆腐、青椒肉絲、エビチリとか頼んでいるが、たぶん彼女の方そんなに食べないから、彼氏スエー量よ。
反対隣の老夫婦も、チャーハン、とおかずを別々に注文している。
値段見ろ・・・チャーハン700円ってことは、たぶん、チャーハン茶碗2杯分くらい出るぞ。
港に停泊していた巨大なフェリーはFKDも見たようで、そのことで話が盛り上がっていたら、疲れ切った店員のおばちゃんが料理を提供。
←わぉ・・おいしそう
ん、見た目にリンガーハットのものとは印象が違う。
まずは一口・・・ん!?スープが鳥ガラスープだ。
ちゃんめんって、豚骨系スープに魚介の出汁が出ているが、こちらは鳥ガラベースのすっきりした感じだ。
これにもちっとした太麺とシャキシャキのキャベツが絡み、美味しいね。
鶏がらスープのすっきりさにキャベツの甘みが混ざる感じが、ちょっと物足りない感じがするが、食べ過ぎるよりはまし。
美味しかった。
こうなると、やっぱ無理して麻婆豆腐行けばよかったかな。
隣のカップルはやっぱり彼女がちょびっとづつ食べただけなので、そのほかを全部彼氏がたいらげたようだ。
デザートの杏仁豆腐まで食べたのか・・・。
反対隣の老夫婦も、チャーハンに苦戦しているようだ。
たどたどしいお手伝いのおばちゃんの会計を終わらせ、外へ。
お土産を買って帰ろうかと思ったが、こちらも21時で店じまい・・・仕方ない、お土産は明日以降買いますか。
● お風呂と就寝
さて、ごはんが終われば次はお風呂。
長崎駅で待ち合わせしていた時にチェックしておいたお店に向かう。
長崎駅から国道206号を北へ行き、橋を渡ってから山の頂上を目指す。
ん?グーグル地図では気づかなかったが、目的地は山の上のなのか。
結構な勾配の坂道を上がっているはずだが、周辺は完全な団地。
こんな坂道でも団地が構築されているのか。
そんな坂道を上がっていくと、ひときわ明るい場所を発見。
巨大なショッピングモールがあるようだが、日帰り湯のお店はそのさらに裏側にあった。
ってか、こんな急な坂道を上がった先にショッピングモールがあるだと・・・こんなの、自転車じゃ生活できないだろう。
←到着しました
稲佐山温泉ふくの湯というらしい。
スーパー銭湯にしては広い駐車場だが、空いているところを探さないといけないくらい車が多い。
かなり繁盛しているようだが、何故地図に載っていないのか。
そして、そのほとんとが県外ナンバーだ・・・(笑
中は通常のスーパー銭湯と構造は一緒。
入浴券を買って、男湯行って、貴重品ロッカーに入れて、指定されたロッカーで服脱いで、まずは体洗って、湯につかり、露天風呂を楽しんで、もう一回湯船に漬かり、体拭いて出る。
違うのは、洗い場を探さないといけないくらい人が多いということだろうか。
連休中ともあって、かなり儲かってるね。
風呂を上がるとFKDはマッサージチェアでマッサージ。
私は売店にあるお土産をチェックしてから車の中で家に定時連絡。
終われば合流して出発。
←スゲー綺麗な夜景
山の上に居るのは気づいていたので、駐車場から夜景を撮影。
わぁ、綺麗。
ここ、お風呂以外の用事でも来れるね。
自分のカメラ以外に、持ってきた全天球カメラでも撮影。
おお、夜間撮影でも問題なく取れてる・・・このカメラ、優秀だな。
さて、
寝るのは次に到着する道の駅。
今の時刻が22:30だから、結構時間が経ってしまったな。
山を下りて元の国道206号を長崎駅へ。
駅の手前を国道202号方向へ曲がると、後は道なり。
多少のお店と、マンション、工場が集まる地区を走り、トンネルを抜けると完全な住宅地帯。
時刻も23:00近くともあり、明かりの消えた家も見える。
長崎中心地とはいえ、少し離れた住宅街は閑散としている。
そういえば、通過する車の量も少ない。
夜の海沿い道・・・千葉の勝浦の旅行を思い出すな。
集落を抜け、山道を抜けるとまた集落。
コンビニが時々あるくらいの田舎の集落。
ほんと、海沿いの集落って、どこもよく似ている。
車を走らせ、トンネルに入ったところで、FKDが気づいた。
この道って、バイパスじゃないですかね?
ん?他に曲がる道なかったと思うけど・・・携帯の地図では、もう一つ、細い旧道を思われるトンネルを通らない道がある。
グーグルマップで確認しても、トンネルを通らない国道がありますね。
ふむ・・・どっちを通るべきか。
迷ったら両方通るのが最善だが、そんな力業使わない方法が良い。
ふむ、ここが本当にバイパスならルールを逸脱している。
何かの間違いかもしれないが、山道の方を行くべきだな。
ってことで、トンネル出てから広いところでUターンして戻る。
どこかに山道に入るための分かれ道があったはず。
注意して走ると、看板出てた。
この細い路地を曲がるのか!?
だが、地図はこの道で間違いない・・・よし、国道ならどこかに抜けているはずだ。
行って見よう。
路地へ入ってしばらく走る。
対向車が来ればすれ違いが怪しいほどの狭い路地だ。
道沿いには民家が立ち並び、到底国道とは思えない。
が、地図ではこの道で合っている。
何かの間違いなんじゃないのか・・・?
そう思いながらも先へ進むと、住宅地を離れ山道へ。
すれ違えないまでも多少の幅員があった道幅が、さらに狭くなった。
路上には枯葉や小さな石も転がり、日ごろの車の往来も怪しい状況。
本当にこの道が抜けているのか?
この道が山の中の畑で行き止まり・・・なんじゃないか?
そういう道、今まで何度か見てきたぞ。
もし行き止まりだったら、これまで進んだ道を後進で戻らなくてはならない。
明かりもなく道幅の狭い、かつ下り坂のこの道をバックで戻るなんて、考えられない!
以前、四国を一周する旅で、インテグラで1kmほど行き止まりの道をバックで戻ったことがあるが、あの時の緊張感なんて、もう味わいたくない。
そんな恐怖を感じつつも、道を進む。
所々にある畑が、多少人が行き来している証なので、慰めになる。
この道、どこまで続くのか・・・そう思っていたら、ヘアピンを曲がったところに大きな建物発見。
こんなところに無人の廃墟か・・・マジ怖い・・・と思ってたら、よく見ると明かりが灯っている。
出入口は綺麗に整っていて・・・〇〇の里って書いてあった。
これって、老人ホーム・・・。
出入口から見れる玄関にも門灯がついている・・・これは、人が暮らしているね。
こんな施設なら、毎日人の往来があるはずだ。
車の往来がある・・・なら、この道もどこかに繋がっている。
大きな建物の存在で元気をもらい、さらに先へ。
道は少し広くなりちょっとまともな幅員へ。
道路の大きなカーブもないし、所々ガードレールもある。
何より、路上の小石や枯葉がない、整備に行き届いた道。
これは走りやすい・・・必ずどこかに繋がっている。
そう思って安心して走ると、元の国道に合流。
あれ?これって、トンネル出て車をUターンしたところ・・・なんだよ、結局旧道と新道どっちも走るという力業になるんじゃん(笑
でも、無事に合流出来て良かった・・・ちょっとしたアトラクションだったな。
その後も大きな集落を通過後、徐々に家の少なくなる海沿い国道を走り、23:20に無事道の駅に到着。
今日はちょっと寝るの遅くなったな。
明日も5時に出発したいので、早く寝よう。