■ 5月6日(水曜日)

空が明るくなった朝5:00前に目覚め。
道の駅の車は昨日夜より少し増えているが、休みの日の多さと比べるとガラーンとしている。
それもそのはず。
今日は平日だからな。
トイレのついでに情報掲示板に目をやる。
ん?国道6号線、通行規制になってないぞ。
バイクは規制されているようだが、自動車は必要最低限の走行だけ許されているようだ。
ふむ・・・早朝だし、行ってみるか。
通過できるなら通過できるに越したことはない。

 ←平日だとこの少なさ

●立入禁止区域

朝5:00に出発し、通行車両のない国道6号を南下。
早朝のため、30分も走れば南相馬を過ぎ、江浪長へ到着。

 ←ついに来た

ここから先は立入り禁止・・・のはずだが、そんな危険な感じの看板無いんだけど。
ソフトに「入ったらだめ」って言う看板はあるが。
ところで、江浪町といえば、鉄腕ダッシュのダッシュ村があったところ。
あの震災以来、ダッシュ村の企画はなくなってしまったのは残念だ。
我々が生きている間に、企画の復活はあるのだろうか・・・???
行政境を越えて少し走ると、パトカーが見張る通校門を通過。
早朝だというのに、警察が厳しく見張っていたのが印象的。
ところで、江浪町にやってきたのは私以外に2〜3台車がいるのだが、早朝でもこれくらいの車の往来があるのだろうか?
と思っていると、程なく進んだところにある国道114号の分岐路へ、山間部の方へ曲がって行ってしまった。
通行車両は俺一台?
寂しさが不安を増大させるが、来てしまった以上前進だ。
大丈夫、途中で行き止まりになるようなことはないだろうし、警察が見張っていることもないだろう。

 ←し〜ん

町の中は静まり返っている。
当然だ、長い間、人の生活が無かったのだから。
ゴーストタウン・・・という言葉をゲームや小説でよく見るが、まさしくここはゴーストタウン。
人はもちろん、動物すら気配を感じない。
ついこの間まで人が居た生活感は感じるのだが。
でも不思議なのは、ところどころ車が置いてあるんだよな・・・。

 ←まるでつい昨日まで人が居たかのような

 ←さすがに規制区域っぽくなった

だが、しばらく進むと、車すら置いていない地区に。
ガソリンスタンドやカーショップなどのお店では気づかなかったが、入り口がバリケードのようなものでふさがれ、道路以外の場所へ出入りできないようになっている。
道路にも駐車スペースがないので、途中で車を止めることもできない。
本当に通過するだけなんだ・・・。

 ←おお!ここ、ここ

さらに進むと、例の発電所への入り口。
早朝のためか、車一台見かけない。
目立たないためにわざわざ早朝に来たが、結局目立っているという・・・。

 ←物々しいな

そして、民家が立ち並ぶ集落地区へ。
入り口という入り口はバリケードで塞がれ、路上で車を止めるスペースもない。
小さいころから生まれ育った自分の故郷が、こうなってしまった・・・と思うと、なんだか悲しいだろうな。
また、自分の住む国にこういう場所があるということを知り、いたたまれない気持ちになった。

 ←ん?江浪町は終わりか

そして江浪町から富岡町へ。
富岡町も江浪町と同じく、立入りが制限されている。

 ←うわぁ・・・廃墟

 ←自身の影響・・・か?

震災があったあの日から時が止まったかのように、廃墟となった建物が並ぶ。
町自体が死んでしまっている。
宮古や南三陸のように、町そのものが無くなってしまったことも重大だが、こいう当時の爪痕が残る状態で町がなくなってしまうのも、心に大きく傷を残すだろう。
自分の住む国に、こういう場所があるのはショックだな。

 ←おつかれさまでした

そして規制区域終了。
警察の人がパトカーに乗り見張っている横を、カメラで撮影しながら通過。
ここから先、人の立入りがあると思うと、なんだかほっとするよ。

●Uターン

福島の立入禁止区域を通過すれば、福島県の海沿いも半分進んだことになる。
もう半分?大した観光してないけど。
ってか、このままだと、福島観光するものないな・・・。
とはいえ、原発近くではあまり長居したくないし・・・。
と思っていると、ある重要なことを思い出した。
今日出発した相馬市で、コロプラの位置登録するの忘れた・・・。
このまま行くと、相馬だけ空白になってしまうわけだ。
折角来たんだし、出来たばかりの常磐道を使うと1時間で往復できるので、行っちゃいますか。

 ←道の駅があるが・・・

途中道の駅はあったが、現在休館中、警察が臨時庁舎として使っているとのこと。
まぁ、こんなところにやってくる旅行客そんな居ないだろうから良いけど。
常磐道の広野ICから相馬方面へ。
完璧無駄な移動だが、これから先おそらく相馬へ行くことはないと思うので、1時間でこの失敗を取り戻せるなら安いものだ。
相馬IC付近でコロプラのサイトにアクセスし、位置登録。
無事に相馬のスタンプGET。
今日はココまま海沿いのスタンプをGETし、その後郡山へ移動し、国道4号で栃木県まで行くので、これにより福島県のすべてのスタンプをGETできる算段なのだ。
今更相馬忘れてましたって、もったいないこと出来ないな。
相馬ICで降りたらUターンして再び常磐道へ。

 ←放射線量の表示あります。

常磐道の横に放射線量をリアルタイムで表示する電光表示板が。
看板に5.6マイクロシーベルトって書いてあるけど、それが高い数値なのか、危ない数値なのか、イマイチ現実味がない。
ま、これは私の勉強不足ということで・・・。
再び広野ICに戻り、国道6号へ復帰。
何事もなかったかのようにドライブ再開だ。

休憩

国道6号線を南に進むと、徐々に通行車両が増えてきた。
といっても、地元の農家と思われる軽トラだが。

 ←津波の爪痕まだ残ってます

途中道の駅があったので休憩だ。
相馬を出発してから立入り禁止区域を走り、高速で相馬まで行って戻っているので、かなりの距離を走っているはずだからな。

 ←さて、休憩

時刻はまだ8:00来てないので、観光案内所はまだ開いてない。
が・・・今日は天気もよく、太陽の日が気持ち良い。
ん?そういえば、一昨日岩手から南下してきているが、やはり徐々に朝が暖かくなっている気がする。
昨日の松島はこんなに暖かくなかったしな。
宮城と福島が境目となり、気候に変化がある・・・ような気がする。

 ←道の駅の裏側

トイレを済ませ、ベンチで休憩。
道の駅の裏側は海と隣接していたらしく、今も整地中だった。
ここにも津波の爪痕が。
ってか、この辺りは津波被害の跡が生々しく残ってるね。
津波の後を見たのは、松島の観光案内所ぶりだな。
8:00になり、観光案内所が空いたので、中を拝見。
大したものはないが、津波被害当時の写真が数点展示されていた。
津波で無残に山積みになった自動車、破壊された堤防、瓦礫の散らばる道路・・・一昨日陸前高田の景色を見てきたばかりだが、生活感の残る被害写真というものショックだな。

●塩屋崎

休憩を終え出発。
国道6号線をひたすら走り、茨城を目指す。
道の駅よつくら港から国道は内陸を走り、いわき市街地を抜けたら茨城だ。
旧道とバイパス道があるが、当然旧道を走る。
市街地になり通行車両が増えるとぐっとスピードダウン。
まぁ、今日は平日、仕方ない。
国道6号をしばらく進み、バイパス道と合流後も 車の流れに逆らわず、時より地図を眺めていると、近くに塩屋崎という岬があることに気づいた。
聞いたことある名前だな・・・と思ったら、そうだ、この地図でお勧め岬として名前が載ってた。
場所もここから30分かかるかかからないかくらいだし・・・このままだと観光するとこないので、行ってみよう!
今からなら、本線を降りて県道15号を進めば塩屋崎へ行ける。
と思ったら、本線を降りられなかったので、通り過ぎて次の高架で降りて塩屋崎へ。
工業地帯の中のような広い道を進み、海に近い辺りに出てからは海沿いを進む。
工業地帯の割りに一般車の通行が多いな・・・と思っていると、アクアマリンふくしまという水族館が、この先にあるのだ。
どうりで、一般車が通るわけだ。
アクアマリンふくしまを通過し、県道15号に合流後は、集落の中を道沿いに移動。
しばらく行くと、看板が出現したのでそれに従い路地に入る。
工事中の堤防の向こうに見える塩屋崎が印象的だ。

 ←見えた!塩屋崎だ!!

海沿いの堤防は津波で破壊され、今も工事が進んでいる。
広範囲に渡って被害があったわけだから、3年たった今でも修復工事を行っているのは当然か。

 ←広大な工事現場だ

そもそも、今こうして工事をしている箇所が、津波により被害を受けた場所だよね。
広いな・・・こりゃ途方もない工事だ。
とか何とか言っていると、道は山間部に入り、塩屋崎に到着だ。

 ←到着〜〜♪

やや狭い駐車場に車を置き、準備。
駐車場の横に小さな売店、道を挟んで対面に大きな売店がある。
お土産の散策は後回しにして、まずは観光だな。
駐車場の横にある階段を登り、丘の頂上を目指す。

 ←駐車場周りはこんな感じ

ふう・・・思ったより階段長いな・・・と思っていると、灯台の入り口が見えてきた。

 ←やっと入り口だ

 ←灯台到着

階段と坂を上りきり、やっと頂上へ到着。
頂上は平地になっていて、休憩するには十分の広さがある。
人がやや少ないのは、今日が平日ということもあるが、この階段はお年寄りにはつらいだろうな。

 ←レーダー塔

入って右手にあるのは、レーマークビーコンのレーダー塔・・・と思ったら、GPS派測計だった。
大体灯台に並んで建っているのだが、50m以上も灯台から離れたところに建っているのは初めてだな。

 ←灯台本体

広場を進むと、灯台だ。
ん?ここの灯台は中に入ることができるのか・・・では、入っちゃいますか。
ところで、この灯台の設置されている場所は、あまり広くない丘の上。
ああ、レーダー塔は灯台に隣接して立てれないから、離れた場所に設置されたのね。
受付でお金を払って灯台の中へ。
灯台内部には、日本中の灯台や、灯台の構造を紹介した部屋。
灯台の構造や仕組みは大体知っているし、ここに載っている灯台も半分近くは訪問してしまった。
そういえば、東北地方に来てからは、あまり灯台に固執せず旅をしたな・・・。
そのおかげか、東北地方は入道崎、塩尻崎、鯔ヶ崎くらいしか灯台にいった記憶がない。
中に入れる灯台って、久しぶりな気がする。
灯台内部の螺旋階段を歩き灯台の上へ。
最上階まで上ると踊場の扉を使い外へ・・・と、その前に、その上に光源のレンズがあるんだよね。

 ←でかいレンズだ

相変わらず大きなレンズだよな・・・・。
よく考えたら、このレンズから発せられる光が何キロも先まで届くんだから、これが光っている間って、目も開けれないくらい眩しいのだろうな。
他の観光客も最上階踊場の上にレンズがあるのは気がつかなかったみたいで、それぞれ見入っていた。
扉から外に出ると、展望台になっている。
灯台の天辺は高いうえに風が強い。
メガネや物と落とさないようにしないとな。
外は水平線の広がる海だ。
海を見ると落ち着くな・・・。

 ←灯台から薄磯海岸を望む

灯台から北へ伸びる薄磯海岸も、工事の途中。
津波被害のすごさを伺えるとともに、自然にできた地形の美しさも同時に感じた。
観光が終われば買い物だ。
灯台を出て、階段を降りて売店へ・・・行く前に、美空ひばりの記念碑発見。

 ←美空ひばり記念碑だ

ああ、平成の大津波みも残ったっていう美空ひばりの記念碑ね。
何故美空ひばりなのか・・・というと、美空ひばりが長期療養後、復帰する際に最所に歌った歌が、ここ塩屋崎を歌った歌だったそうだ。
復帰コンサートも当然、ここいわき市で行われたとのこと。
なるほど・・・そういう経緯があったのか・・・。
記念碑の前を歩くと、美空ひばりの歌が流れちゃうので、遠回りして売店へ。
売店でお土産を散策するも・・・記念品になりそうなものはない。
海の集落らしく、昆布に関するお土産は豊富だ。
そうだな・・・おばあちゃんが一人で店を切り盛りしているので、やっぱ何か買って帰りたい・・・と思っていると、おばあちゃんが昆布の味噌汁の元を進めてくれた。
試食したら、そんな悪くなかったので、それを買っておいた。
道を挟んで対面の大きな売店にも行ったけど、こちらは食堂が大きいだけで売店は大したことない。
そういえば、福島のお土産はココでしか買い物しそうにない・・・ということで、簡単にお菓子を購入。
よし!福島唯一になるかもしれないが、観光も終わったので出発だ。
時刻は10:30・・・茨城との県境付近でお昼ごはんを食べて、午後から郡山に向け出発だな。

●昼ごはんはカニ

国道6号に戻り、ひたすら南へ進む。
だんだんと集落は小さくなっていき、なこそ駅の辺りまで来ると、コンビニが一軒あるだけのただの集落になってしまった。
地図によると、この近くに鉄火丼がおいしい店があるらしいが・・・お昼は県境をくぐってからにするか。
ってことで、そこから程なく移動すると県境だ。

 ←来ました、関東

新潟から始まった東北の旅も、ついに関東に到着。
来たね〜〜、これで本州の8割を走ってしまったことになるな。
しかも、今回の旅も青森手前から始まっているので、ほぼ東北を縦断したという。
日本一周の旅も、のこり茨木、千葉、東京、神奈川、長崎の5県か・・・早くて、あと3年で日本一周完了だな。
さて、県境をくぐったので昼食だ。
昼ごはんは茨城で・・・ではなく、元来た道を戻り、福島側で昼食を取る。

 ←反対方向も撮影

昼食はさっき話しに出たマグロのお店・・・と思ってたが、地図を頼りに走ってもどうも見つからない。
他に食事のできそうな店は・・・一軒あるけど、どうもカニの専門店っぽいのだが・・・。
ま、今回の旅、ほぼ牛タンしか食べてないので、海鮮物も良いか。

 ←意外に人が入っている

というわけで、かに船です。
最所通ったときはそんなに車止まってなかったけど、お昼を過ぎたら車が増えた。
客層は、どうも老夫婦や友達連れのマダムが多いようだ。
平日のお昼にかにを食べるなんて、なんて贅沢なやつらだ・・・。
ひょっとしたら高級店かも知れないという不安を抱きながら恐る恐る入店。
店員に予約無しと伝えると、まだ暗い座敷席に案内された。
私が来てから電気つけるという・・・。
メニューを確認すると・・・焼かに、かにすき、かにしゃぶ等々・・・ガチでかにの専門店だな。
ランチに食べるくらいの軽いものは無いのか・・・とメニューを探すと、ランチ向けのかにめしがあった。
サイドメニューも何か注文しようと、メニューを見る。
かにシューマイおいしそうだが、かにクリームコロッケも捨てがたい。
いや、北海道で食べたかに天婦羅もおしかったからな・・・。
う〜む、どれにするか・・・。
迷った挙句かにシューマイを注文。
注文して地図を眺めながらしばらく待つと、料理が順番にやってきた。

 ←かに焼売です。

 ←こちらはかにめし

やってきた!おいしそ〜〜。
かに焼売を食べる。
かにの風味がぎっしり詰まっていてとってもおいしい〜〜。
かにめしは・・・まさか酢飯の上にかにの足が乗っているとは。
これは、足から身をすべてほぐしてから食べるという仕様か?
その食べ方は面倒くさくて他の料理が冷めてしまうという弱点が・・・。
といいつつ、備え付けのスプーンで一生懸命かに身をほぐす。
その間にかにのてっぽう汁をすするのも忘れない。
およそ10分後、かにの足をすべて解体。
かに身をおかずに酢飯を食べる・・・おいしい!
やっぱかにはおいしいね。
食べるの時間かかったけど。
そりゃそうと、今回かにめしを注文したわけだが、すでにかにの身がごはんの上にのったメニューがあったんじゃないか?
注文するなら、そっちにすればよかったな。

●郡山へ

さ〜て、国道6号も茨城まで行き、昼食も済ませたので、これより日本一周の旅を中断して内陸に観光しに行くぜ。
なんせ、今のまま日本の海沿いを走っていたら、栃木県と山梨県にはずっと行けれないからな。
ってことで、まずはバトルギア4の鍵作りだな。
福島県の鍵は2015年5月現在で郡山市で作成可能だ。
去年は福島市内の店にもバトルギア設置店があったが、今は郡山にしかない。
いずれにしろ作成可能なのは「福島」ナンバーなので、高速道路を使い郡山へ向かう。
国道6号を通り再び茨木県に入り、常磐道の北茨城ICから郡山へ向かう。
折角茨木まで来たけど、福島県の中心くらいまで引き返す形になる。
一見無駄な移動をしているように見えるが、区切りが良く気持ちがいい。
常磐道を北上し、いわき湯本を過ぎれば次のいわきJctで磐越道へ分岐。
そういえば、このまま磐越道を郡山Jctまで走ると、磐越道をいわきから新潟まで走ったことになるのか・・・。
密かに、高速道路の走破も着実に進んでいるな(笑
磐越道は福島県の山間を上ったり下ったりしながら通っている。
どこまで走っても山しか見えない景色。
まるで山陽道の山口辺りを走っている気分だが、不思議と長く感じない。
会津若松から郡山までは長く感じたけどな(笑
高速道路を走り、およそ1時間で郡山到着。
郡山Jctで東北道東京方面に分岐し、郡山ICで降りて、国道49号を走る。
さすがに平日の午後ということもあり、道はやや渋滞だ。
市街地に向かって走る格好になっているため、余計に渋滞している。
うむ・・・国道に捕らわれず、適当に路地を走ったほうが速く目的のゲーセンにつくかも知れないな。
でも、ここは我慢して国道を走る。
信号で止まる回数が増えると、実を確認する時間が稼げるからな。
渋滞にイライラしながら走っていると、20分ほどでやっと国道4号に合流。
国道4号は青森方面に曲がって郡山駅を目指す。

●スーパービンゴ郡山店

目的のゲーセンは国道4号から路地を曲がった先の右側。
幸い、郡山駅周辺は大きなビルが立ち並ぶビジネス街となっており、車があまり詰まらない。
スイスイ進んで、郡山駅を通過し、特徴ある交差点も直進した後は、携帯地図を見ながら信号を左折。
注意深くゆっくり走ると、左手に目的のゲーセン発見。

 ←系列店っぽい

車を置いて中へ。
中はクレーンゲームやビデオゲームはもちろん、メダルゲームも置かれた中規模のゲーセンだ。
バトルギア4は・・・入って左側、大型筐体が並ぶ辺りに2台あった。
むむ!?だれかやっているな・・・めずらしい。
ぱっと見、バトギユーザーという感じではないので、店の中を散策しながらしばらく待ってみよう。
店の奥へ行くと、対戦格闘ゲーム。
その奥は建物が増築されていて、そこにはスロットゲームとオンライン麻雀、音ゲーが置かれている。
ポップンもギターもドラムも、バージョンの古いもの。
コナミから新型ゲームが配給されない店なのか・・・。
大してやるゲーム無いことが確認できたので、再びバトルギア4へ。
あれ?人が二人に増えてる。
マジか・・・これは当分終わらないかも。
もう少し待つか?そういえば、店内に初音ミクなかったな。
店の中を再び散策して初音ミクを探すが、初音ミクもない。
うむ・・・シューティングやパズルといった時間つぶせるゲームもないな・・・。
となると、バトルギア4、並ぶか・・・。
三度バトルギア4にやってくると、だれも居なくなっている。
さっきの二人組み、近くにも居ないようだ。
ってことで、手際よく鍵を作るぜ。
カバンから生鍵を取り出し・・・ん?
生鍵はココも含めてあと3本必要だが、3本のうちのひとつ、箱が空いている。
箱が空いているだけで何も書いていないので、生鍵だと思うが・・・。
念のため鍵を捻ってみると・・・MR-Sのマシンが出てきた。
あ〜〜、これ、以前鍵作ったときに、間違えて別々の店で同じナンバーの鍵を作っちゃったんですね。
で、無意味なこの鍵は、捨てられずカバンのポケットに封印されていた・・・と。
・・・つまり、ここで車を一台作ると、生鍵が不足してしまうわけですね。
この店では鍵は・・・売り切れか。
ヤバイよヤバイよ、鍵足りないよ。
そうならないように、3年ほど前に必要本数を買い貯めしたはずだが、無駄に使ってしまっていたか・・・。
ま、ここは次行く店に鍵があることを祈って鍵を使うしかない。
ってことで、BクラスのセリカTRD。
なんだかえらく懐かしい車な気がするが、気のせいか。
超初級Bで登録完了。
後ろを確認すると、誰も並んでないので、続けて超初級Cでいくつか足跡残して終了。
さて、仕事は終わったので次に行こう。

●栃木へ

福島県内には他にバトルギア4の設置店はないので、福島県でやることはすべて終了。
となると、あとは国道4号を通って栃木へ向かうだけ。
というわけで、国道4号を東京方面へ。
地図で確認しても、これから通る道には大して観光するところはなさそうだし、郡山ほど大きな町も通りそうにない。
時間の許す限り走り、どれだけ塩原温泉に近づけるか・・・だな。
郡山の市街地を抜け、国道4号のパイパス道が合流してくると、道路は信号の少ない地方同士を結ぶ幹線道へと変わった。
一般車や大型トラックに混じり、私も栃木に向かって車を走らせる。
1時間ほど走っていると、大した集落もない一本道の地方道で、渋滞発生。
前が大型トラックのため、前方の様子がわからないが、片側通行になっているみたいだ。
イライラしている後ろの軽四の様子をミラー越しに観察しながら、のんびり走っていると・・・反対車線の大型トラックが事故を起こして止まっている様子が伺えた。

 ←追突事故・・・か?

大型トラックが車道で止まって、地面に油中和剤みたいなのを撒いてた。
それで片側交互通行になっていたのか・・・。
事故をしたもう一台の車が居ないようだが、何が原因だったのだろうか?
不吉なものを見てしまったので、安全運転しないとな。
そこから20分ほど走ると、例のあれに到着。

 ←県境だ!

栃木県にやってきました!
何だろう?国道6号を通って茨城に来たときは少し感動したけど、内陸ではあまり感動しないな。
もう2度とこれないと思うので、反対側も撮影。

 ←ややピンボケ

時刻が夕刻ということもあり、何度もピンボケしてその都度Uターンを繰り返しで何度も撮影しけど、結局一番最所に取ったのが一番良かったのは秘密だ。
ってか、これだけで30分も時間を消化してしまった。
無駄以外の何者でもない。
県境をくぐれば、そこは那須高原への入り口。
そういえば、那須高原SAって、去年立ち寄った気が。
国道から県道を曲がり30分ほど走ったところは、サファリパークやゴルフ場、沢山のキャンプ場や温泉があるリゾート地のようだ。
道の駅がないことも無いが、目的地は塩原温泉なので、ここは残念ながらスルーかな。
でも、GWの遊楽地として紹介もされていたと思うので、たまたま情報がなかっただけで、ここも立派な観光地だったかもしれない。
行かないのはもったいないが、勉強する時間もないので、やっぱスルーだ。
夕暮れを過ぎ、徐々に空が暗くなって来ている。
周りは林に囲まれた山道のため、景色は気にせず、前の車を追跡することに集中して走る。
何か晩ご飯を食べれるお店があればすぐに入りたいが、今のところ飲食店がありそうな集落がまったくないので、ひたすら進むしかない。
時々、峠の茶屋みたいなラーメン店がポツポツあるんだが、スピードが出ているのと発見が遅くて止まれないんだよな。
とか何とか言っていると、黒磯までやってきた。
鉄道駅があり、少し開けた集落になっているので、何か飲食店ないかな・・・と思ったが、シマムラやホームセンターみたいな生活雑貨品店はあるが、飲食店がない。
黒磯を過ぎて那須塩原駅周辺まで来たが、こちらもお店なし。
隣の西那須野周辺まで来ると、ちょとした都会になっていて、拡幅工事の進む国道脇に、レストランを改築したっぽい大きなラーメン屋を見つけたので、そこで食事をとることにする。
時刻は19:00前・・・ちょうどいい時間だ。

●夕食とお風呂

 ←こう見てもラーメン屋です

マルキ屋・・・というラーメン屋だ。
ぱっと見、個人経営の小さなラーメン屋ではなく、何かのチェーン店っぽい。
店に入るとカウンター席にすぐに座れた。
19:00っていうと、これから人が多くなる時間だな。
座れてラッキー。
頼んだものは、お店自慢のみそ野菜炒めラーメンに餃子だ。
地図を眺めて、この後入るお風呂を探していると注文したものがやってきた。

 ←おお!こりゃうまそうだ!

なんだか、久しぶりにふつうのラーメンを食べた気がする。
そもそも、この旅行始まってすぐに食べたかにラーメンも、カレーラーメンも変り種だったし、岩手で宝助に行きたいと思いながら、ほぼ牛タンばかり食べていた。
久しぶりに普通のご飯を食べる気がするぜ。
スープを一口飲んで、味噌味であることを確認して、野菜をもりもり食べなたら、中太麺の麺をすする。
うまい!
一見長崎ちゃんめんのようだが、野菜炒めと味噌スープがこんなに合うなんて!
餃子は・・・まぁ、普通だ。
久々に食べた庶民の味に大満足だ。

●お風呂の前に散歩

さて、ご飯が終わればお風呂・・・だが、その前にさっき料理の待ち時間中に見てた地図で、あることに気づいてしまった。
コロプラで見ると、今居る地域のすぐ横の地域が、車で15分ほど走ればGetできそうなのだ。
車で15分ということは、往復30分・・・まぁ、これくらいの寄り道は良いかな。
時刻は19:30を過ぎ、完全に夜になっている。
前を走る路面バスを目標に、田園風景の中を走り、無事スタンプGET。
この地域のスタンプをGetできたってことは、明日行く日光東照宮とかも含めると、栃木も制覇しちゃうな。
これはこれでよい。
目的を果たし元の国道4号へ戻ると、いよいよ塩原温泉方面に向かう。
国道4号から国道400号へ分岐し、山岳方面へ。
東北道の西那須野塩原ICを素通りし、牧場の脇を抜けると、今日止まる予定の道の駅湯の香塩原だ。
中を観察し、隣にコンビニ、駐車場に余裕があることを確認すると、塩原温泉に向かうため谷を上る。
ちょうど前を走る軽四が良い感じに飛ばしているので、アレについて行こう。
谷の上り坂を登って行くと、暗闇に広がる「ようこそ塩原温泉」の看板が。
ダムのような場所の横を通過したが、横はダム湖なのだろうか?
右側は切り立った岩山の斜面だが、左側が何かわからない。
すぐそこに水面があるようだが・・・?
前の車についてひたすら走る。
前の車の目的地はこのさきの温泉街なのだろうか・・・?何件かぽつぽつある単発の温泉宿をまったく無視して突き進んでいるな。
こう、クネクネした道をこの速度で走られたら、携帯や地図を見る余裕がない。
やがて温泉街のような場所に着いたので、町の中心地と思われる大きな施設の駐車場の横に停車して、現在地を確認。
うむ、塩原温泉街の中心には来ているようだが、ぱっと見、日帰り湯を受け入れてくれそうな店がないのだが・・・??
損音に配慮し、ゆっくり車を走らせながら、一軒一軒入り口をチェック。
何件か日帰り湯ののれんや看板、登りを見かけるが、どこも日帰り湯は18:00で終了している。
そりゃ、そうだよな・・・こういう大きい温泉旅館って、宿泊する人のための温泉なんだから、夜の間は日帰り湯やってないよな・・・。
家との定時連絡を終えると時刻は21:00・・・たぶん、もう日帰り湯は無理だな。
もみじラインを上ったところにも温泉あるようだが、この調子だと、この時間の温泉の日帰り湯は無理だろう。
となると、後は寝て、明日早朝に温泉に入るか。
そうと決まれば、もと来た道を戻り、道の駅まで引き返す。

●あかつきの湯

道の駅に帰ってから気がついたが、この近く、牧場らしき場所を走り抜けると、一軒だけぽつんと日帰り湯がある。
ここは塩原と違って、大きな温泉郷ではない。
ということは、やっているかも?
21:00で閉店したかもしれないが、たぶん15分くらいでいけそうなので、行ってみる価値はあるだろう。
地図を片手に、暗闇の中の県道を移動。
そろそろ路地を曲がる・・・という場所で、あかつきの湯に向かうための看板を見つけた。
電光掲示式の看板で、ちゃんと稼動してるってことは、まだやってんじゃないのかな・・・・?
でも、これを本当に曲がっていくのか?と不安になるような道だ。
おそらく、両側畑の中を通る農道なのだろう。
昨日の相馬を思い出したが、そういや昨日もお風呂入ってないので、今日は入りたいな。
ってことで、恐る恐る路地を走り、未舗装の道を進む。
少し進むと、前から車がやってきてすれ違った。
この時間に対向車がいるということは、本当にこの先にあかつきの湯があるのかもしれない。
なおも進むと、前方にうっすら明かりが見てて来た。
・・・本当にあったよ・・・。

 ←ピンボケすまん

これは知ってないとこれないよ・・・。
施設には、温泉以外にプールも併設されているようだ。
プールの方の営業は終わっている。
お客さんは、私以外にあと4台くらい車があるな。
従業員の車だったら、お客さんは2組しか居ないことになるが(笑
営業時間を確認すると、営業は22:00まで・・・やった!まだあと30分あるぞ!
準備をして中へ。
入浴権を更衣室で裸になって、浴槽へ・・・って、あれ?ここ、どう見てもプールなんですけど?
ガラス張りになって外から見えるようになっているんだけど、こんなところ素っ裸で歩いていいのかな・・・?
ってか、外から見えるなら素っ裸アウトだろ。
と思っていると、掃除していた店員と鉢合わせ。
正しいお風呂の場所を教えてもらって、やっとお風呂に入れた。
お風呂は、洗剤、シャンプー付きの綺麗なお風呂だ。
露天風呂もあるけど、ゆっくりする時間ないので、体、頭を洗って少しだけ湯につかれば終わり。
店を出たのは閉店5分前だった。

●あとは寝るだけ

お風呂が終われば後は寝るだけ。
コンビニでお茶買って、シートセッティングして寝ました。
明日は、早朝、八方ヶ原にコース撮影しに行くぜ。
 

 

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