■ 5月4日(日曜日)

周囲が明るくなって、周囲が少しバタついてきて目覚め。
やっぱ、足が伸ばせるとゆっくり寝れる。
本日の予定は大間崎訪問だが、夕方までに八戸までに移動する予定だ。
今からあまりのんびりしていると、後の予定が苦しいので、6:00に出発だ。

 ←夜は分からなかったが、こんな所だった。

●まずはむつ市内

国道279号を北へ。
昨日は暗くて分からなかったが、左手に陸奥湾と浜辺、右手は広大な防風林みたいな山で、鉄道と併走していた。
どうりで、何か道の周囲に広い空間を感じていたんだよ。

 ←最果ての県は、その殆どが海沿いなんだよね

他に車のない国道を進んでいくと、程なくしてむつ市内の市街地に到着。
地図によると、純粋に国道だけを通っていくならば、町の中央の交差点を行き帰りの2回、通ることになる。
下北半島北東の尻屋崎は県道しか通ってないので、国道だけを通ると行くことがない。
県道で行くなら行き戻りなるが、その場合どこから行っても一緒だ。
となると、もしかしたら、帰りにここでお土産の買い物をするかもしれないな・・・。
何か大きなお土産モノ屋があったら、覚えておいたほうがいいな。
そんなことを考えながら走っていると、ゆるい交差点を曲がった際に、下北名産センターという看板が見かけた。
!?大きなお土産屋があるのか?
地図で確認すると、確かに地図にはある。
うむ、帰りそこ寄ろう。もしかしたら、マグロとか売っているかもしれない。
国道279と国道338が交差する交差点は左(西)方向へ。
大間崎への最短ルートは直進だが、私は下北半島を一周するので、左だ。
住宅や工務店、工場が並ぶ産業の町並みを見ながら走ると、時刻が7:00だと気が付いたので、コンビニで朝食休憩。
ご飯食べながら走ろう。

●下北半島を一周スタート

ローソンで朝食を買い、市街地を抜けた海沿い道を走りながら朝食。
本日もところどころで桜を見ることが出来る。

 ←大きな工場敷地のような場所の桜

 ←こちらはきれいに咲いてる

北に行けば行くほど、桜がきれいなんだよね。
この時期の桜のピークは、実はこのあたりだったのか?
そんなことを考えながらも、ぼんやり海沿い道を走る。
朝食のサンドイッチと爆弾おにぎりを食べ終わったころだろうか。
・・・今どの辺にいるのか分からなくなった。
左手は相変わらず陸奥湾、右手は時々家とかがあるが、基本的には山。
信号交差点も無いので、自分がいったいどこにいるのやら・・・。
たまに看板があるので、地名は予測できるが・・・。
そうだ!俺の携帯で、現在地を表示すればいいのでは・・・。
携帯で地図アプリを起動し、現在地の確認・・・出た!
むつ市から下北半島西南に向かう途中の丁度中間あたりか・・・。
これって、もしかして自動更新とかにしたら、カーナビみたいに地図が移動してくれるのかな。
しばらく試してみたら、場所は更新してくれるが、地図のスクロールはしない模様。
ということは、あらかじめ地図を小さくしておけば、カーナビみたいにできるんだ・・・スゲェ!
この携帯、5年も使っているけど、そんな機能があるなんて知らなかったよ!!
さて、携帯の意外な使い方もわかったことだし、あとは進むだけだ。
大して見所のない道をひだすら進むと、何か集落のようなところに来た。
国道は交差点を右(北)に・・・ということは・・・地図で見ると下北半島の南西地区に来たようだ。
あれ?7:00ごろ、むつ市で朝食を買ったはずだが・・・この距離を、わずか20分で進んできたのか??
なんか速いな・・・と思っていたら、道の駅発見。
道の駅わきのさわというのだが・・・まだ朝早いので開いてないし、最果ての地ということもあり駐車場も狭い。
止まっている車が4〜5台だという・・・。
みんな県外ナンバー・・・ここにいる旅行者は、間違いなく日本を一周している人たちだな。
こちらの道の駅では、トイレ・歯磨き休憩だけして出発。

 ←閑散とした道の駅

出発してしばらく田んぼに挟まれた田舎道を走るが・・・すぐに山岳道に変わった。
・・・地図で見たら、碓氷峠みないな峠道を1時間以上走ることになるんですが・・・こりゃ、飛んでもねぇな。
インテグラRだったスイスイ進むんだろうが、Fit君だからな・・・。
大した見所もないこの峠道を1時間も走るなんて、俺の心と読者の心がついて来れるだろうか?
とか思いながら峠道に入ると、コーナー3つ目くらいで前の車に追いついた。
地元の車だろうか・・・?黒いオデッセイ・・・遅い・・・制限速度で走っている。
そんなにゆっくり走ったら、加速が付かないから低いギアでしか走れないじゃん。
燃費が悪いな・・・。
だが、見通しの良いストレートもなさそうなので、距離を開けてゆっくり付いていくしかないか。
しばらくオデッセイの後を付いて、坂道を登る。
ゆるいカーブ、ヘアピン、ゆるいカーブ・・・と、勾配のきつい上り坂が続く。
これだけ上れば、外の景色も・・・うう、すげぇ、あっという間に、さっき通ってきた田園道があんなところだ。
しかし、前のオデッセイ、いつまで走るのだろうか・・・道を譲ってくれたら助かるのだが。
山を登りきったところで、展望台のような駐車場があったので、そこに立ち寄り一服。
オデッセイとの距離を開けて、全開で走る時間を作るのが目的だ。
オデッセイはさっさと行ってしまった。
さて、どうせならトイレ休憩と、車の掃除しようかな。
フロントガラスが汚れて、朝日で前が見えにくくなってたんだ(笑
北海道の旅行の際に買った、拭くだけ掃除キットでフロントガラスを掃除。
そういや、ここに来るときも、高速道路のSAでフロントバンパーについた虫を、この拭くだけシートで取ったっけ。
買って今まで使っていなかったのもなんだが、こういう旅行って、海沿いを走っているせいか、すぐ車が汚れるな。
10分ほど時間をかけて掃除を終え、いざ出発。
その間、全然車見かけなかったな。
出発後、しばらくは尾根沿いを山奥へ移動したが、ある程度進むと下り道になった。
上りはアクセル離せば車が勝手に減速するし、エンジンパワーが足りないのでスピードを出しすぎることがなく比較的安全だが、下りはブレーキ踏まないと止まらないし、踏みすぎると曲がらないんだよな・・・。
そういうところ、インテグラRは走りやすい車だったな・・・今のFit君は高速道路で縦揺れが大きいし、コーナーでのアンダーがキツイから乗りにくい。
特に、こういう最果ての地の車が通らない場所は要注意だ。
しばらく下り道を降りると、交差点と農場に到着。
こんな山奥で交差点・・・ああ、そりゃ、1時間も峠道走るんだから、こういうのもあるか。
交差点は看板に従い左折。
さらに進むと、また上り道。
また上るのか・・・と、思いながら、他に車のいない峠道をリズミカルに上っていく。
ふと、樹木の隙間から外の景色が見えた。

 ←すげー絶景だった

何か、いつの間にかとんでもない場所を走っている気がする・・・。
上りの峠道を登りきり、しばらくは尾根沿いを走った後、また下り。
谷下まで降りきり、小さな集落の入り口を過ぎればまた上り。
面倒くさいけど、このあたりで生活している人がいる以上は、そこに道や電気、水道を轢かないとな。
後どれくらいかかるのかな・・・?地図で確認すると・・・実はまだ真ん中辺。
ああ、そういや、まだ30分ほどしか走ってないもんな。
ってか、なげぇな・・・今までと同じだけまだ走らないとダメなのか・・・。
いい加減、面倒になってきたが、進まなければ終わらないのでひたすら前進を繰り返す。
と、前に久しぶりの前走車発見。
そういや、オデッセイに追いつかなかったな・・・と思いつつ、前の車を追尾。
気のせいか、前を走るカローラワゴンのナンバープレートが「岡山」なんですが・・・(汗
前の車はすぐに私の存在に気づき、道を譲ってくれた。
お礼の合図をして前へ。
その後は下り坂となるが、急なコーナーが少なくなったぶんスピードが出やすくなって危険になったが、割と早く進むようになった。
やっとの思いで山を降りると、その後は海沿い道が続く。

 ←やった!峠道から開放された!

海沿い道をひたすら走っていると、遠くに建設工場のようなものがチラッと見えた。
地図には、大間原子力発電所建設中となっていますな。
こんなところに原発かよ!事故ったら、二度と大間にはこれないな・・・。
原発の周囲を迂回して進むと、閑散とした信号交差点に到着。
ついに本州最北端の大間町に到着だ。
ここからは、いったん国道のルートを外れて、大間崎にアタックすることになる。

●大間崎

看板に従い信号を国道方向に曲がってしまったが、ココから路地を曲がって最北端に行かねば。
ある程度進むと海沿い道に出たので、そこから路地を曲がり、最北端を目指す。
大きな建物も無く、漁船の並ぶ閑散とした港町を走ると、人が賑わっている場所が。
食堂とかお店も何軒かあるようだが・・・あ!看板発見!!ココが本州最北端の地だ!

 ←最果て港町って感じからの・・・

 ←大間崎っす

ついに来たーーーーーーー!
宗谷岬の時みたいに、閑散とした場所からいきなり人の集まる観光地だ!
あ、でも、宗谷岬ほど人は多くないけど。
駐車場は・・・町営の駐車場が路地を入ったところあったので向かう。
むむむ!!!すでにいっぱいなのだが・・・と思ったら、一箇所だけ空いてた。ラッキー!!
時刻は9:30・・・むつ市から2.5時間・・・想像していたよりは早く着いたな。
お土産を買うお金やカメラを準備し、外へ。
風強っ!
昨日の竜飛崎もまぁまぁ風が吹いていたが、ここはそれ以上に吹いている。
車の中じゃ、全然感じなかったのにな。
お昼ごはんにはかなり速いので、風に耐えながら、町を散策する。

 ←まずは、記念写真

 ←観光案内所の2F展望室より

 ←観光案内所の2F展望室より

観光地としての大間崎は、東西150m程度と、宗谷岬と比べると大して大きくない。
駐車場の規模から考えると、去年行った男鹿半島の入道崎の方が大きい。
売店の数も、お土産店、食堂、民宿を合わせると10軒程度。
その中で、明らかに流行っているお店はほんの3〜4軒と、格差が激しい状況だ。
ココに来てやらねばならないのは、訪問証明書GETとお土産、あとは昼食だ。
お昼まで2時間あるけど、11時くらいに食べても大丈夫かな。

 ←本州の最北端も訪問。のこりは岩手の最東端。

まずは記念碑で適当に撮影。
その次に、観光案内所で本州最北端訪問証明書をGET!
その後は、強風に耐えながら北に見える大間崎灯台をぼ〜〜〜〜と眺めていたが、何も起きないので、お土産を探す。
散策できるお土産は3軒。
その中で、明らかに流行っているのは1軒だけ。
その1軒でお土産のラインナップを一通り見てから、他の閑散とした2軒を回る。
観光地に来たからには、きちんと現地にお金を落とす。
これ、おもてなししてくれる現地の人に対する、観光客としてのマナーだと思うんだよね。
まずは、二人のおばあちゃんが経営する小さなお土産屋へ。
お菓子類はさっきの店と大体同じものが売っている。
ここでしか売っていないものは・・・あるにはあるが、特に購買意欲が沸かない・・・・そんな時、おばあちゃんが出汁昆布を勧めてくれたので、それを購入。
次に、一番流行っている店に戻り、お菓子と訪問証明書をGET。
時間をかけて ステッカーとかキーホルダーないかじっくり探したが、無かった。
マグロの切り身売っていたけど・・・どうやら、マグロの旬は11月らしくて、今の時期のマグロは他の海域からわざわざ捕ってきているらしい。
うむ・・・なら、別に買わなくてもいいかな・・・。
最後にもう一軒、閑散とした店へ。
こちらはお母さんが一人でやっていたが、ラインナップはやはり同じ。
ま、同じ観光協会に入っているなら、提供されるお土産やお菓子は同じものになるよね。
ってことで、この店でも扱っていた別の証明書と、干しホタテのお菓子を購入。
さて、のんびりお土産を探したこともあり、時刻は10:30ごろ。
まだお昼ごはんには早いが、あまりのんびりしていると行列で入れなくなる可能性があるし、何より次の予定も込んでいる。
荷物をいったん整理して、食堂に並ぶとしよう。
食事ができるお店は全部で3軒あるが、観光案内所の隣にある最近できた感じの小奇麗な食堂は、中の様子は分からないが、かなり並んでいる。
駐車場のすぐ前にあった食堂は、不規則にならんだ机や椅子が混沌としていて、人も多く入店の意欲を沸かない。
あと残り一軒は少し離れたところにあることもあり、人の入りもまずまずだし、整理整頓されていて居心地がよさそうだ。

 ←犬も家の影で風をしのぎならが日向ぼっこだ

何より、並ばなくて良いのでそこに決めた。
中に入り、メニューを確認。
マグロ丼とか海鮮丼とか定番のものがありますな。
一番目に付くところに書いてあるのが、店のお勧めだと思うけど・・・トッピング丼?何だそれ??
ベースの海鮮丼に、マグロやウニ、サーモン、えび等、いろいろトッピングできるらしい。
松竹梅とランクがあって、ランクが良いものほど、トッピングできる具材とセットで付いている具材が豪華になるという。
私は、真ん中のランクで、ウニとマグロ、ホタテをトッピングだ。
ちょと待つと・・来た!

 ←ひゃっぽ〜〜うまそ〜〜〜

ホタテを刺身で食べるのは初めてだな・・・。
ウニは・・・去年入道崎で初めて食べて、とてもおいしかった。
今回も、ご飯の温もりでウニが溶けないうちに、さっさと食べよう。
まずは出汁醤油をさっとかけて、ウニ、ホタテ、マグロのローテーションで食べて・・・うめぇ!
やっぱ、港町で食べる海鮮は最高!!
味噌汁がやはり、大手丼物チェーン店で飲む味噌汁と少し味が違うな・・・でも、おいしいから良いか。
ちなみに、一番豪華なトッピング丼は、アワビとかも入っている。
値段もそれなりにするが・・・そんなものが飛ぶように売れるんだから、この時期の観光客は金銭感覚がおかしいですな。
ご飯を終えるといよいよ出発だ。
お土産用のマグロの切り身だけを売るお店が開店していたが・・・買うか・・・買わないか・・・もしかしたら、この後行くむつ市であるかも知れないので、そこで探すか。
駐車場ではすでに行列が出来ていて、観光バスも何台かやってきてる。
これからお昼に向けて、観光客がピークになると見た。
速めにご飯食べといてよかった。

●恐山は・・・やめぽ

大間崎を11:00に出発。
むつはまなすラインと呼ばれる国道279号をむつ市に向かって走行。
ここへ車では恐山に上るつもりでいたが、これから尻屋崎、夕方八戸へ行くとなると、恐山は厳しい。
ま、行くといっても、温泉入るか、お寺を訪問するくらいしか、やることがないと思うんで、別にパスしてもかまわない。
(一応、日本を代表する霊山で、近年ではパワースポットといわれているらしいよ)
車をしばらく走らせると、左手にごっつい電柱発見。
(写真なし)
地面からの立ち上がり管が何個か付いているけど・・・あ、津軽海峡を横断する電力海底ケーブルって書いてある。
ああ、青森と北海道は、一応電力ケーブルで結ばれているのね。
(そうしないと、災害等で電力の融通ができないからな)
となると、すぐ近くにNTTの通信用光ケーブルもあるはず・・・。
そういえば、北海道の何とかというところと青森の大間が、最短地点だったっけ。
そりゃ、有線ケーブルを引くにはうってつけの場所だ。
さらに海沿いの道を戻る。
反対車線には、大間崎へ向かう車と、次から次へをすれ違う。
大体青森ナンバーの車で、次に、岩手、宮城の車が多いように感じる。
ま、青森ナンバーの車は大半がレンタカーだと思うが。
西日本からわざわざ車でやってきたのは俺だけか・・・。
しばらく進むと、大畑の町に到着。
地図で見ると、国道の旧道とバイパス道に分かれているが、現地はすでにバイパス道が本道に変わっていたので、新しいほうの道を走る。
車道の両側に位置する歩道の植樹帯に、桜が植えられて、桜並木がきれいだ。

 ←ナイス桜

そういえば、昨日も芦野公園で桜カーニバルやってたもんな。
この辺で花味をしていても不思議じゃないか。
さらに進むと、尻屋崎への分かれ道の県道。
下北半島の北東に位置する尻屋崎は、国道が通ってないので、県道と通る以外にルートがない。
私の日本一週のルール(海に近い国道を通る)によると、行かなくていいことになるが、せっかく観光地があるのなら行ってみようというわけだ。
他にも尻屋崎にアクセスするための県道はあるが、どうせ行き戻りならどこからいっても一緒。
なので、ココから行くことにする。

 ←急に田園風景

国道から県道に曲がり、少し進むと、急に田園風景が並ぶ。
建物も電柱もない、広大な畑だ。
そういえば、去年秋田に来たときに感じていたが、田舎風景の景色が少しずつ北海道に近づいている気がする。
いや、地元の都会に囲まれた田園風景と比べているからそうなんだと思うが。
そうか、地元じゃ電柱のない広大な平野がないから、そう感じるのかな。
電柱があるだけで、近代的に見えるもんな。
さらに進むと、小さな鉄塔発見。

 ←職業がら気になりました。

鉄塔にしては小さくね?
と思ったら、立替工事中でした。
業者は・・・日本○○テック!?
あの会社、全国規模の会社と聞いていたが、本当に日本中で仕事してたんだ。
しかも、通信線が専門だと思っていたが、鉄塔の立替もやるんだ・・・すげぇな。
そういや、社名変更する前は千歳○○という会社だったが、もしかして北海道発祥の会社なのかな?
電柱と鉄塔を追うように走ると、その先に大きな工場発見。
どうやら、三菱マテリアルがこんな辺境の地にあるようだ。

電柱と鉄塔はこの工場のために作られたのか・・・。
ってか、毎日ここに通う従業員も大変だ。
三菱マテリアルの横を通過すると、いよいよ尻屋崎だ。

●尻屋崎

三菱マテリアルの横を通り抜けると、なにやら渋滞が。
どうやら、この先にゲートがあるようなのだが・・・バーは上がっているのでフリーパス。
一応、みんな一時停止して進んでるんですね。
私も一時停止して発進。
さて、尻屋崎へはここの三差路を曲がれば最短で行けるのだが、直進してもぐるっと回って行けるみたいなので、直進して行ってみるかね。
ということで、私だけ直進。
一旦山沿い道を走ると、何件かの民家がある集落に到着。
民家なのか三菱マテリアルの社宅なのか、よく分からんが、よくこんなところに住んでいるもんだ・・・。
一番近いコンビニまで30分以上かかるんじゃないか??
さらに道を進むと海沿い道に出てきた。
遠くに灯台が見える・・・ので、この道をまっすぐ進めば尻屋崎なのだろう。

 ←良い眺めだな

貝殻が散乱する浜辺に海・・・ここなら海水浴もできるな。
近所に近代的な建設物が無いだけに、開放的で気持ち良い。
さらに進むと、思っていた通り尻屋崎に到着。
道路の脇に小さな食堂と駐車場があり、その対面に灯台と記念碑がある。
食堂、灯台、ラジオ塔以外に建物や樹木は無く、広大な草原が広がっている。
土地の隆起が大きくて、見渡す限り・・・というわけにはいかないが。

 ←尻屋崎灯台到着。

もともと、ココを訪れる人事態、あまりいないのだろう。
車数台しか置けない駐車場はすでにいっぱい。
隣接する平原の上に他の車も置いてあり、その中に車を置くことになった。
お土産や記念品が気になるところではあるが、まずは周囲を視察しましょうか。
車を降りて、食堂の横を通り、先ずは道路の対面にある灯台へ。

 ←尻屋崎灯台・・・である

 ←明治9年初点だって〜〜

ぶっちゃけ、海沿いを移動していると、全国いろいろな灯台を見ることができるので、正直見飽きた。
しかも、この灯台、中に入れないんだよね。
そういえば、青森県内に中に入れる灯台ってあったっけ?
秋田県の入道崎以来見てない気がするが・・・。
中に入れるか入れないかで人気がガラッと変わると思うんで、ココみたいに高い灯台は登れるようにして欲しいね。

 ←レンガの積み方を紹介したモニュメント

ここの灯台はレンガ積みの灯台で、そのレンガのつみ方を紹介するモニュメントもあった。
・・・そういや、木製の灯台とか、コンクリート製の灯台とか、いろいろあったような・・・。
灯台がコンクリート製かレンガ積製かなんて、今まで散々灯台見て回ったが、気にしていなかったな。
レンガ積みとなると、人が大勢上るのは無理か・・・。
灯台の周囲はというと、大して何もない草原が広がる。
ま、遊歩道と公園みたいなものか・・・。
一応、記念碑があったので撮影。

 ←本州最涯地尻屋崎って書いてある。

 ←尻屋崎灯台百周年記念碑・・・らしい

あと周囲にあるのはラジオ塔だ。
レーダー塔かも知れないが。

 ←このくらいしか紹介するものがない・・・。

その他に目に付くものはないな・・・。
彼女とデートするにしても、何も無いところだな・・・。
もうちょっとこう・・・記念モノとか、食堂が小奇麗になれば・・・。
で、帰る前に、後回しにしていた食堂に寄ってみた。
入り口を開けたら、コンクリート製の床の上に、乱雑に並べられた机と椅子。
入り口の横には、料理の受け渡しをするカウンター。
料理自体も、ラーメンやカレーなど、レトルトで済むものばかりで、特別なものはない。
その横には、多少のお土産モノ(茶菓子)が置いてある。
壁には、記念に撮影された写真等は張り出され、まるで山岳地の山小屋だ。
お土産については、一応他では見ないここ独自のお菓子があったので、それを購入だ。
記念品ありそうな気配だったが、無かった。残念。

●下北名産センター

尻屋崎の観光を終えて、元来た道を戻る。
信号もなかったし、対向車も殆どいない。
たまにいる対向車は地元の農家。
ここは地元車優先で、地元の方々に迷惑をかけないよう、すれ違う時だけでもきっちり安全運転しないとな。
国道279号に戻れば、むつ市の市街地を目指す。
むつ市内でやることは、お土産を買うことなのだが、来る途中に下北名産センターという看板を見かけたので、そこに寄る事にする。
看板の近くにあると思うんで、まずはその看板を探すことから始めないといけないのだが・・・国道が渋滞してる・・・。
時刻は夕方になろうとしている時間。
帰路につく旅行客や、夕飯の買い物に来た地元の人達でいっぱいなのだろうな。
国道338号と交差する交差点を抜けると、渋滞がなくなった。
下北名産センターの看板を探すため、来たときの記憶を頼りに、注意しながらゆっくり走るが・・・見つからない。
ゆるいカーブを曲がり、直線路になれば、さすがに通り過ぎたと気づく。
適当にUターンして看板を探すが・・・見つからない。
さっき通った渋滞する国道をもう一度通り、別の通りを探すが・・・見つからない。
果ては、捜索範囲を広げて、住宅地や農道を探すが・・・見当たらない。
うむ・・・ねぇな・・・もう30分くらい探して町を彷徨ったな・・・諦めて帰るか。
そもそも、ああいう看板ってのは、観光客にアピールするために置いてんだから、観光客がよく通る大通りにあるはずだよな・・・。
よし、国道と他の大通りをもう一回通ってみて、見つからなかったら諦めよう。
ってことで、地図を見ながら、国道279号と県道を走ってみる。
国道では見つからなかった・・・住宅地を通り県道へ。
ここで無かったら諦めるか・・・と走っていると、見つけた!!
この先を曲がって、こっちに行って、ここを曲がると・・・あった!!
やっとたどり着いた!

 ←広大な敷地の奥にありました

大型トラックが行き来しそうな大きなターミナルのその向こうの奥の端に、ポツンとありました。
これは、看板がないと分からないな・・・。
しかも、結局最初に看板を見たであろう緩いカーブのすぐ近くだったという。
車を置いて中へ。
中には、新鮮な魚やホタテが沢山。
奥に行けば、お菓子などが沢山ある。
意外と広いじゃないか。
それに、活きた魚やホタテのほかに、缶詰、煮物やお菓子、キーホルダーなど、いろいろなお土産がある。
もちろん全国発送可能だ。
で、目的のマグロは・・・ねぇな。
マグロの「マ」の字もないのだが。
その代わりに、ホタテが大量だ。
そうね、陸奥湾と言えばホタテの養殖なので、マグロよりはホタテだろうね。
ヤバイ、大間でマグロ買えばよかった・・・OTL
ホタテ絡みだと、ホタテご飯の素とか、ホタテの煮物、冷凍ホタテ、大間にあった干しホタテとか。
注意しなければならないのは、北海道産のお土産もここで売っているということだな。
冷凍のホタテはほぼ北海道産・・・か。
姉夫婦のお土産として、青森産の活きホタテを2kgほど購入して発送。
あと、自分の家用に、ホタテご飯の素を購入。
あとは、友人のお土産だが・・・。
今日この後八戸で夕食を食べた後は、翌朝から岩手県。
青森県で買い物をするのはここが最後のチャンスなのだが・・・丸ごとリンゴが入ったバームクーヘンとか良さそうなんだけど・・・1個しかない(汗
人数分同じものを買いたいので、今回はパスだな。
買い物終わったので、青森でのやることは終わった。
後は八戸までひたすら移動だ。

●八戸へ向かう

むつ市で買い物を済ませれば、青森県では最後の地方都市になる八戸へ向かう。
国道338号を道沿いにひたすら走る。
おそらく、道の駅以外で途中止まるところがなくて、居場所が分からなくなると思うんで、携帯の地図を随時更新して位置の確認をできるようにする。
手持ちのツーリングマップルによると、縦に3ページちょっと移動するので、3時間ちょっとかかるはずだ。
今16:00過ぎなんで、付くのは19時頃か・・・日が落ちきる前にたどり着きたいな。
国道を走り続け、しばらく進むと下北半島の東側海沿いに出た。
予断だが、尻屋崎から南側は鳥取砂丘を越える広大な砂丘が広がっているのだが、そこは防衛省の訓練施設となっており、一般人は立ち入り出来ないようになっている。
日本一大きい砂丘なのに、もったいないな。
尚も国道を南下。
尾鮫沼や鷹架沼を迂回するバイパス道は通らず、ひたすら南下。
バイパス道を通れば、原子燃料サイクル施設とかがあった。
あ、地図を良く見ると、さっき東通原発を通り過ぎてた。
大間と言いここと言い、原発ばっかだな。

 ←夕日が綺麗だな

沼越しに見える夕日が綺麗。
なんか、北海道の根室に行く途中で見た湿地帯の景色に似ているな。
そういや、青森県の町外れの景色って、ちょっとだっけ北海道みたいに日本離れしてたかも。
天ヶ森射爆撃場も通過し、尚も南下。
下北半島はとっくに終わったので、もうじき八戸か?
と思ったら、まだまだだった。
ミスビードル記念広場も通過。
今の何?と思っていたら、ツーリングマップルに、昭和6年、ミスビードル号がココからアメリカ西海岸を目指して飛び立った・・・って書いてた。
記録的有人飛行の出発地点・・・だったのかな?
その後も走り続け、海沿いから一旦外れて平地の中を走っていると、だんだん都会化してきた。
八戸自動車道沿いを走り、青い森鉄道を横断すると、やっと八戸中心地だ。
時刻は19:00、ぎりぎり明るいので、今のうちに一旦国道を町の反対側まで走って、晩御飯、GS、お風呂が道沿いにあるかどうかチェックだ。

●夕食、お風呂、そして就寝

国道を走りながら町の反対側まで移動。
セガのゲーセン、吉牛、レストランまつまる、びっくりドンキー、ネットカフェ・・・レストランまつまる以外は大体見かける店ばかり。
セガのゲーセンもあるので、初音ミクもプレイ可能だ。
地図に載ってた日帰り温泉の店は見当たらなかったな・・・。
と思っていると、日が落ちて暗くなってしまった。
国道を往復して探したが、気に入ったお店なし。
まつまるは昨日行ったばかりだからそれ以外・・・牛丼チェーンもいまいち・・・となると、久しぶりにびっくりドンキー行くか。
そういや、ハンバーグ食べるの久しぶりだな・・・ひゃっほぅ〜〜。
国道を町の東側まで移動し、びっくりドンキーへ。
良く考えてみたら、地元にあるけど普段行かないので、びっくりドンキーに行くの、北海道の旅行以来なのでは・・・。
中に入りメニューを見る。
お昼に食べるリーズナブルなものとは別に、ゴージャスに攻めたいな・・・。
ってことで注文したのはコレだ。

 ←ハンバーク&ビーフシチューの和セットで〜す。

ビーフシチューをソースにしてハンバーグを食べるなんて、なんて贅沢なんだ〜〜。
味は・・・おいしい〜〜〜。
牛タンもいいけど、ハンバーグ最高だね。
食後のデザートのチョコレートパフェももちろんいただく。
久しぶりのハンバーグ、おいしかった。

ご飯が終われば次はお風呂・・・だが、狙っていたお風呂は無かった。
町の外を探せば、わけ分からん路地の中にあるのだが、詳細な道が分からないので行く方法が分からない。
国道沿いとか、近所にあればな・・・と思ったら、道の反対側の日帰り湯を発見。
ここだ!ここしかねぇ!

 ←良い感じ

店に入り、入浴券を購入。
相変わらず、安い・・・貴重品を入れるロッカーもきちんとあるので、昨日の道の駅の日帰り温泉みたいに、防犯意識の乏しい店ではないようだ。
店の中はいたって普通。
ちゃんと洗剤もある。よかった。
お風呂が終われば、車にガソリンを入れて、町を脱出。
夜道を一時間ほど走れば道の駅はしかみに到着。
駐車スペースは・・・空いてる。
昨日も思ったけど、ここ青森県に旅行に来る人少ないのかな?
秋田と比べると、道の駅割と空いてるんだけど。
他の車中泊の車と同じ団体の中に車を止めて、その日は就寝。
青森でやり残したことないよね・・・。
名残惜しいが、明日から岩手。
本州最東端を訪問後、岩手中心に行き、バトギ鍵を作ってから帰路に着く。
ここまで来るの、かなりしんどかったので、明日中に都心近くまで戻らないと、明後日の帰りがしんどいぞ。

 

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