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情報一覧表 ハワイ エピソード編
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「せっかくだから、こちらの飲み屋へ行ってみたいわぁ」
優しい口調のマスタのご指示に、ツアコン役の小生は、ガイドブックで事前調査済みの気になる店リストから、時刻と場所を考慮して即決。
既に22時前だから、マラソンの応援に疲れたきんちゃんは、「もう寝る」と辞退した。彼の素直さは羨ましい。

 ホテルの玄関に待機しているタクシーに乗って、1.5km程離れた中心地のホテルへ着いた。
この中の「アイリッシュ・ローズ・サルーン」が目的の居酒屋。
入り口はまるで西部劇に出てくる目隠しのバネ付きドア。
外まで漏れる音楽へ向けて、ストレンジャー2人組みが分け入った。
中の客が一斉に我々を見た・・なんてことはなかった。
店は大混雑。
フロアにいくつも並んだ小さな丸テーブルの一つに空きを見つけて、背の高い丸椅子によじ登った。

 2人とも、てんでにまわりを観察する。注文はどんなシステムなのか?誰に頼むのか?など等。
入ってきた入り口の奥がカウンタ席で、座っている客はわずか。
カウンタの上に天井までの棚で中のバーテンの姿は見えない。
40才位の小柄のウエイトレスが、カウンタに開いた口から中のバーテンと話をしている。
飲み物をテーブルに運んでいる彼女に注文すればよいようだ。

 後ろのグループが、えらく盛り上がっている。花束があるから何かのお祝いかもしれない。
日本人は我々2人だけ。
黒い丸テーブルは直径50cm程。
飲み物とつまみ程度なら全く問題ないこの大きさが、アメリカ的合理主義。

 注文を取りに来たウエイトレスに、どきどきしながら、
マスタは「ビール」と注文。小生は「Do You haveブルーハワイ?」「YES」
これで注文できたと思って安心したら、彼女は
「ブルーハワイはある。それがどうしたのか?」
と問いかけてきた。慌てて、
「1プリーズ」
ここはアメリカ。"以心伝心"ではなく、はっきりと意思表示しなければ伝わらない国なのだ。
注文の飲み物を持ってきたから、言われるままの値段でおつりを貰った。
「しまった!チップを渡してない」と気づいたのは、その後しばらくして。
次の注文の時には、「さっきのも含めてのチップです」と多めに渡したら、愛想のいいこと。
「何か用はないか?」「灰皿を変えよう!」と頻繁に世話してくれるようになった。