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情報一覧表 ハワイ エピソード編
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「意味ないじゃん!」
とは、V君のお言葉。
初日のオリエンテーションで無料貸し出しの携帯電話は、日本の3世代前あたりのイカツク重い塊。
発信はもとより受信しても料金がかかる。その高い料金には受信さえもためらってしまう。
そもそも、別々の宿になった2グループ間の連絡用に借りたのだから、マラソンでぐったりのBちゃんを部屋に残して4人でアラモアナSCへ出かける折、私の独断でTVの上へ置いて出かけた。

 アラモアナでは、本を買いたいV君ときんちゃんのグループと、アロハシャツを買いたいマスタと見立て役の私メイちゃんの2グループに分かれた。
「2階でアロハシャツを探しているから・・・」
「OK、こちらも本はすぐ済むから・・・」
と、気楽に別れた。
 エスカレータを上がった2階中央で、案内係りのおばちゃんに「センスのいいアロハシャツなら、1階の外の右端近く」と教わり1階へ移動。
「たぶん彼らも同じ質問をして、同じ店に来るだろうから」
この専門店はすごい。大きなフロアの全てがアロハシャツ。とりあえず店内を一回りしたが、目移りして、ただ圧倒されるばかり。
「マスタ、贈る人の年齢は?」
「ちょうど、メイちゃん位」
「じゃあ、血液型は?」
「たぶんAB型」
「分かりました。青緑色の落ち着いた感じで、日本でも着られるアロハシャツを探してみましょう」
「いくつか選んで、後は値段との相談で決めよう」
要は、私の好みで選べば、プレゼントされる方の好みに合いそうなのだ。
3枚選び出したが、ここまでかなりの時間を費やしている 。

 一方、本屋へ回った彼らは・・・。家族から注文された本をさっさと手に入れ、2階に上がってきた。
いくつかあるファッションの店を順に覗きながら、アロハシャツを物色するマスタと私の姿を探したが、見つからない。
迷わず、私が持っているはずの携帯へかけた。
留守番のBちゃんがホテルで応答。
「はぁい〜。うん、ここに置いとるよ」
「なぬっ!部屋へ置いとる。意味ないじゃん」

 こちらは、悩んでちょっと高価だけどシックなアロハシャツに決定し、V君ときんちゃんを探していろんな店をうろうろ。
ABCマートでテレカを買って、V君の携帯へ電話しようとしたが結局番号が分からず、諦めてホテルへ帰ったら、「意味ないじゃん!」の総攻撃。いやあ、申し訳ない。