国立公園入園料ゲートにて        

ハイシーズは世界から人が集まる これは1号線のゲート

 レイクルイーズから北上。93号線のブラインドカーブを左に回り込んで、ドキリとした。
未納となっている国立公園への入園料を徴収するゲートが突然に現れたのだ。
逃れられない絶妙のロケーション。

 もちろん正直に払うべく、ゲートに車を進める。
前々日までは、B&B(民宿)で年間パスを借りていたが、今はない。
「ちょっと言い訳しなけりゃ」とのうしろめたさから、緊張の中に発せられた言葉。
「ゲエト イズ ベリイ クラウディト。ソウ ウイ キャノット バイ ザ チケット」
カタカタしたしゃべりが、昔見た映画「ショート・サーキット」のインド人科学者とだぶる。
しゃべりながら、もう一人の自分が、高見から自分を評論した。
「おいおい、ものすげえインド人訛の英語じゃなあ」
でもすごく緊張しているから、ファミリー料金を払い、おつりとパンフレットを受取り、
発車してゲートを離れてから緊張の解けた車内で笑い転げた。
国立公園の入園料は、ちゃんと支払いましょう!(写真は1号線のゲート)

国立公園の入園料:'04/2(値上りしてます)
Daily
 Adult(17〜64) $ 7.00
 Senior(65〜 ) $ 6.00
 Youth(6〜16) $ 3.50
 Family/Group $14.00
 Senior Group $12.00
 Commercial Group, per person $3.00
http://www.pc.gc.ca/pn-np/ab/banff/index_e.asp
http://www.pc.gc.ca/pn-np/ab/jasper/index_e.asp

23年前に「えっ、国立公園へ入るのにお金が要るのか?」と驚いたものだが、料金なりの管理をしてくれており、決して高いものではない。以下、感心したところ:
・国立公園内の宿、土産物店、レストラン等民間施設の建設制限の徹底ぶり(日本政府は商業ベースに流されている)
・インフォメーションの充実ぶり
・ハイキングコースやトレッキングコースの整備とクローズ時間後のレンジャーによる見回り(安心です)