35.郵便バスで峠を越える 〜正確には村内バスと郵便バス乗り継ぎ〜
オーバラー・グレッチャー氷河先端 「郵便バスはスイス・ホリデーカードで乗れる」との"地球の歩き方"の情報に、
来たときのインターラーケン経由の鉄道ルートではなく、グリンデルヴルトから北東へ大峠を越え、マイリンゲンへ抜けることにした。

 村を出て青白い氷河の先端を通り過ぎるとき、乗客全員の視線のせいで、バスは右に傾いた。
ヘアピンカーブをくねりながら更に高度を上げていく。
グローセ・シャイデックへ向かうハイキングの家族連れが、バスに向かって手を振る。
景色も天気もハイキング日より。けど、登りはちょっとしんどそう。
峠の幅はとてつもなく広く、名の通り「大峠」である。
「さよならベルナーオーバランド」
峠を少し下ったターミナルから郵便バスに乗り換えて、マイリンゲンへと下っていった。




グロース・シャイデックにてグロース・シャイデックにて2


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