■ 5月6日(土曜日)
長かった旅行も今日が最終日。
本来の予定では、今頃福岡の博多のホテルで一泊して帰るはずだったのだが、予定は遅れて今佐賀県の手前。
ロスがあるとすれば、鹿児島でわざわざ霧島で車中泊したのと、FKDのお土産待ちで1時間、長島で1.5時間、大村湾の一周で3〜4時くらいか。
確かに、霧島で車中泊せず、その日のうちに鹿児島市街地に行っていたら、FKDのお土産待ちしなくてよかった。
プラス大村湾をショートカットしたら、約半日短縮出来てたから、博多まで行けてたな。
そう考えると、8日間の予定では結構キツキツだ。
ふむ、北海道一周は7日間で一周できたが、九州はそれ以上かかるってことか。
九州の方が面積小さいくせに、外周の距離は長いってことなのか?
いや、観光に時間使いすぎか・・・。
本日は5:30に目覚め。
雨は・・・止んでいるが、少し薄暗い。
今から出発したら、ちょうど明るくなって県境の撮影できるかな?
● 佐賀はやることなし
まずは道の駅でぶらっと散歩して歯磨き。
一晩経ったが、あれから自動車が数台増えただけで、車でいっぱい・・・には程遠い。
昨日平戸島行った感じだと、観光客が割と集まってる感じだったが、車中泊する人あんまりいないんだな。
関東・東北地方の道の駅と大違いだ。
←まだ薄暗くて人気のない道の駅
道の駅松浦海のふるさと館を出発し、国道204号を東へ。
佐賀県では観光の予定は特にないので、基本素通りだ。
佐賀だけ何もしないのは寂しい気もするが、佐賀は伊万里焼のイメージしかない。
焼き物は関心もないし、お土産も買いようがないということだ。
そもそも、とっととFKDと合流しないといけないしな。
今からノンストップだと、午前中に博多に到着できるはずだ。
とか思っていると、例のアレに到着。
何軒かある民家を過ぎたら、下り坂の左カーブに突然出現。
こんなところが県境なのか!?
←ピンボケすまん
←ぐふっ!反対側もピンボケ
早朝なので光量が足りず、ピンボケしてしまった。
Uターンする場所がなく撮り直しするのも面倒なので、このまま行ってしまおう。
県境を越えると左手に伊万里湾を眺めながら、徐々に伊万里市街地へ行くことになる。
先ほども伊万里焼のことが出たが、街並みを見る限り焼き物のイメージはない。
窯元はもっと南の方の山の中なのかな。
伊万里市内のコンビニで朝食をGETして、運転しながら食べる。
休みの日の早朝ではあるが、さすがに市街地では車の量が増えた。
この辺の人は朝早いのかな。
道路は国道204号を引き続き走行。
ここから国道202号へ分岐すれば、昔唐津から佐世保の三冠王へ移動した際に利用した道路だ。
・・・そういえば、昔この辺に来たんだね。
全然覚えてないや。
唐津のあたりは記憶あるんだが。
逆に国道498号に分岐したら、一昨日通過した鹿島市や武雄に向かう。
この辺、半島が大きくないので、反対側の海まで簡単に行き来できるな。
国道204号は特に見どころないまま伊万里湾を北上し、福島へ。
福島は伊万里市から橋を渡って行き来できるのに、地名は長崎県の松浦市という不思議な位置関係。
地図によると、温泉やキャンプ地もあり、大自然を満喫できるレジャー施設がありそうな感じ。
そんな福島へ続く橋をスルーすると、国道は一旦海を離れ内陸へ。
何かわからんけど、一旦かなりの内陸へ入り込んでからもう一度海に逆戻りするんだよな。
県道を通ってショートカットした方が近道だけど、国道を通るのがルールなので、どうせ見どころないし、さくっと行っちゃいましょう。
ってことで、田んぼと山と峠道をさくっと進み、信号交差点を国道沿いに左折して、またしばらく歌でも口ずさみながら走ると再び海に到着。
現在の位置は・・・仮屋湾。
地名でいうところの、伊万里市から玄海町に入ったところ。
ん?玄海町?何だか聞いたことあるような気がするが?
しばらく行くとその理由が分かった。
九州の玄海町というと、原発があるところなんですね。
←この付近に原発
そういえば、原発が設置されている自治体は国から補助金が出るんだけど、現在原発が止まっていて補助金が出なくて困っているので、早く原発を再稼働してくれ・・・って
地元の自治体は言ってんだけど、周辺の自治体が避難路等安全が確保されてないから止めれっつてんだよな。
原発って難しいよね。
青森の大間埼のすぐ近所に原発を作っているのはちょっとショックだったけど、生活には欠かせないものだし、でも安全も必要だし・・・一つ言えることは、家の近所に原発なくて良かった
ってことかな。
玄海町の原発を過ぎたら丘の上に道の駅を発見。
今日一番の道の駅、立ち寄ってトイレ休憩だ。
←歴史を前面に押し出す道の駅
道の駅桃山天下市というらしい。
何だか戦国時代を連想させる名前だ。
建屋や看板も、戦国時代を意識した作りになっている。
そもそもこの近所にある名護屋城跡っていうのも、字は違うけど聞いたことある名前だ。
道の駅自体も小さくはないので、かなり人の訪れるところなのだと思う。
売店はまだ開いてないので、土産等のチェックはスルー。
何でこんな名前なのか、この土地の歴史なのか、戦国時代と強い結びつきがあるのか、大いに気になるところだがこの先の予定もあるのでここはスルーだ。
国道を進むと程なくして国道382号の分岐がある。
この国道って、ここから呼子漁港までの短い区間までしかないらしい。
一応今まで、国道の外周から外側に伸びる行き止まりの国道は往復してきたので、ここも例外なく進む。
綺麗に整備された何の変哲もない国道を通り、坂道を下ると呼子漁港に到着。
そこら中にイカの幟が立っている。
ここはイカの水揚げで有名なところなんだろうな。
呼子のイカ・・・言われてみれば、聞いたことがあるような気がする。
だが私はこの後の予定が決まっているので、ここはスルー。
漁港関係の人が慌ただしく準備しているのは、今日の観光客のおもてなしの準備なんだろうな。
Uターンして元来た道を戻って、福岡を目指す。
国道204号は唐津湾に出てきて、さらに進むといつか来た唐津市街地だ。
国道204号のバイパスはスルーして、旧道を進むと道沿いにはたくさんの建物が並ぶ唐津市の市街地。
そこをを走り抜けると、唐津大橋への交差点だ。
そうそう!この道を右に曲がって、国道204号のバイパスを南にいけば、以前バトルギア4の鍵を作成したゲーセンがある。
確かパチンコ屋の隣の小さな三角地にお店があったよね。
R32スカイラインの鍵を作った覚えがあるよ。
この信号交差点を左折し福岡方面へ。
ってか、この先福岡までの道のりは、一度通ったことがあることになる。
あの時は途中まで下道で頑張ったが、途中から有料道路を使ってしまった。
下道を走るのは今回が初めて。
間違えて有料道路に入ってしまわないようにしないとな。
道幅が広くなった国道202を進むと、その先に有料道路への入り口。
直進してしまうと有料道路に入ってしまうので、側道へ・・・って、あれ?側道の方が高架をあがるの??
高架を上がったら信号交差点・・・それを左に曲がると無事下道を継続だ。
何だか変わったインターチェンジだったな。
有料道路の入り口を過ぎたら、急に過疎って車の通行量がぐっと減ってすごく快適になった。
よ〜し、福岡タワーの辺が混雑すると思うから、そこまでの間ぶっ飛ばすぜ!・・・と思ったら、急に例のアレがやってきた!
うお!ノーマークだった!!
←一旦通り過ぎちゃったので、反対側から
←そして福岡側
福岡県の看板って、これ、福岡じゃなくて、糸島市の看板だよね。
やっぱりここにも福岡県の看板はなしか。
と思ってたら、すぐ横に昔の石標を発見。
こっちの方がレアかもしれないな。
それはそうと、現在の時刻は9:00。
松浦の道の駅を出発してここまで約3時間。
ふむ・・・あと1.5時間くらいで博多まで行けるかな。
そろそろFKDに定時メールを送っておくか。
そいえば、合流地点の打ち合わせをしていない・・・ま、わからなくなったら博多駅とかキャナルシティで待ち合わせすれば良いか。
● 福岡タワー
有料道路の二丈浜玉道路のインターを過ぎたら再び唐津湾沿いの道。
大半の車は隣の有料道路を通るらしく、この道を通る車は運送屋とか近所で生活している人の車くらい。
建物も信号もないので、すごく快適に進める。
唐津湾沿いの道が終ると、国道は前原市へ。
前原と書いて、マエバルと読むのか・・・マエハラじゃないんだ。
前原市街地になるとさすがに車の流れがぐっと悪くなった。
一車線しかないのに、みんな右折ばっかりするから進まねぇ。
ま、このあたりから博多までは結構流れが悪い区間なのでしょうがないかな。
FKDからメールの返事を受信して、何度かメールのやり取り。
博多で合流する前に、私は一旦福岡タワーを見に行くことになった。
福岡タワーにはタワー協会のスタンプがあるからね。
ついでに、上まで登っちゃおうかな。
流れの悪い国道202号を我慢して走ると、道路は直角に右に曲がり、西九州自動車の側道に合流。
ここまで来るのに30分以上かかってしまったが、やっとここか・・・。
道幅が広くなったので、多少流れが良くなった。
この道を道なりに進めば博多にたどり着いてしまうので、どこか目標になる所で左折して福岡タワーを目指さないとな。
佐賀県と比べると明らかに都会になった周辺を眺めながら、道順を考える。
道路にこだわる必要はないが、順路を絶やさない必要があるので、行きかえりしやすいところが良いけど・・・でも最短になる道が良いかな。
いくつかある福岡タワーへの看板の内、結局最短になるであろう場所で左折して福岡タワーを目指す。
ここは福岡市の早良区…というらしい。
もう福岡市内に入っているのか・・・どうりで都会なはずだ。
←さすが政令指定都市、街並みが整っているね
何となく道路を進んでいくと目前に福岡タワー発見。
福岡タワーに向かて走ると・・・広い駐車場ばっかりある場所に到着。
ん?ここって、前にも一度来たことがあるかな?来たことあるね。
その時はタワーには登ってないけど、ヤフードーム見た後、ここも素通りした覚えがある。
今回は初訪問になりましたね。
←うまくつながっているかな?
駐車場にクルマを停めて中へ。
なんか駐車券取られた・・・と思ったら、ここは福岡タワーの駐車場ではなく、ただの有料駐車場だった。
ま、良いけど。
タワーのふもとへ行き、全天球カメラを使い記念写真の撮影。
そして入口探し。
←殺風景な入り口・・・と思ったら、ここは裏口
裏口から中に入り、まずはお土産を見学しよう・・・と思ったが、まずは観光だな。
ざっと見まわして、スタンプらしいものはない・・・やはり上か。
ってことで、展望台へのチケットを購入してエレベーター待ち。
すでに何人もの人が順番待ちをしている。
総じて、若い男女、カップルが多い。
男性の一人旅は俺だけ・・・か?
中には日本語ではない声も聞こえる・・・さすが福岡、国際的だな。
ある程度人が溜まると、女性の添乗員と係員が人数を数えて仕切りを作る。
私の目の前で仕切られた・・・15人くらいを一組にまとめたようだが、これは?
しばらく待つと、ガラス張りになった天井にエレベーターが見えた。
エレベーターの扉が開き、空のエレベーターに前に並ぶ集団が入っていく。
俺は入っちゃダメ見たい・・・ああ、この仕切りはエレベーターに入って良い人数の仕切りなわけね。
エレベーターの扉が閉まり、エレベーター出発。
←行ってしまった
天井がガラス張りになってて、エレベーターの上昇下降が目の前で見れるのも、珍しいね。
しばらく待つと、再びエレベーターが戻って来た。
目的階の手前で徐々に減速するエレベーター。
分かってはいるけど、減速が滑らかだな。
係員の案内でエレベーターの奥側に乗り込み、ガラス張りになった外の景色を眺めながらエレベーター上昇。
目に見える景色がみるみる遠くなっていく。
外が見れるエレベーターて、昔地元のダイエーにあって、初めて乗ったときは不思議な感じだったけど、今ではいろんなところにあるんだね。
特に、観光地にあるタワーでは、外が見えるエレベーターは常識になってしまったな。
←眼下には施設
あの浜辺にあるアレはなんだろう?
何でも良いか。
エレベーターの扉が開けば展望台。
福岡タワーからの景色を楽しめる。
と言っても、今日は曇り空。
あんまり楽しめないな。
←そらはどんよりと暗く、海も暗い
←タワーから西方面
←タワーから南西
←タワーの南東
←タワーの東、ヤフードーム隠れてる
福岡って都会だな・・・。
建物の色も似たようなカラーリングで統一感がある。
緑も豊富だし・・・うまい街づくりと言えるだろう。
おっと、景色はこれくらいにして、とっととスタンプをGETしよう。
スタンプは・・・エレベーターを降りた正面にありました。
うむ、確かにタワー協会のもので間違いない。
ってことで、GET!
用が終わればエレベーターで戻るだけ。
韓国人っぽい男女の旅行客がはしゃぎながら記念撮影している。
天気が良かったらもっと良い景色が見れたろうに・・・これはばかりはしょうがないか。
スッカスカの
エレベーターで1Fに降りてきた私は、その足でお土産を物色。
通りもん、明太子、博多美人・・・定番と言われている見たことあるお土産ばっかりだな。
そもそも、お土産はもう十分に買っているので、不要と言えば不要。
あえて言うと、ずっと前博多駅で買ったひと口くらいの大きさのプリン饅頭があればよいけど・・・ないね。
他に記念品もなさそうだな・・・と思っていると、FKDからメール。
今どこ?ってメールが来たので、福岡タワーでタワースタンプGETって返事したら、福岡タワー登らないって言ったじゃん!って怒ったようなメールが返って来た。
だって登らないとスタンプGETできないし・・・とりあえず、メールの文面を見るに怒ってるっぽいので、謝罪のメールを入れといた。
もうちょっとお土産選びを楽しみたかったけど、こうなったら中断して出発だ。
最低限の用は終わっているので問題ない。
● 合流
車に乗り込み、来た道を戻る。
今更だが、博多駅からかなり離れているはずだが、中心地の繁華街のような街並み。
福岡って、都会だな・・・九州のどの都道府県よりも、市街地が大きいと思うね。
ちょっと長い信号待ちをした後、無事に国道に合流。
後はこの道を進むだけ・・・だが、以外に流れが悪い。
2車線ある左側は時々バスが停車していて止まるし、右側も右折車が居て止まる。
道路は2車線あるけど、結局効率よく進めるのは1っ本のラインしかない。
さすが、地元の車、特にタクシーはこの道路事情をよく熟知していて、スイスイ数んでいく。
前の車の急な進路変更でも対応できるよう、車間距離も開けて割り込みスペースを作って、進路を譲れるよう走っている。
九州の人って、基本道を譲ってくれるから、親切な人多いな。
地元岡山とは大違いだ。
←都会だな
そうこうしていると、FKDからメールが。
天神町のバス停で待っていると。
ふむ・・・天神町っていうと、三越とかあるあたりか。
三越が見えてきたら要注意だな。
携帯の地図アプリで現在地を注視しながら進むと、目印の三越が見えてきた。
左車線にはバス停が・・・あの辺にFKDが・・・いた!!
パッシングして合図をしたら、ハザードを付けて停車。
FKDが素早く乗り込み、発進。
無事合流だ。
車に乗り込み、昨日の夜の出来事が止まらないFKD。
昨日の夜は、最初に博多ラーメン食べて、もつ鍋行って、屋台で飲み歩いて、今日は朝から二日酔いでしんどいとのこと。
会社から頼まれていたお土産は、昨日のうちに無事にGET出来ていたらしい。
二日酔い・・・ということは、あまり乱暴な運転はできないし、ナビ係も期待できない。
まあ、福岡では特に寄る所なく、ひたすら国道沿いを移動するだけなので、問題ないかな。
● 福岡もやることなし
昨日の夜に博多に到着出来ていたら、今日は太宰府天満宮に行ってみる予定だったが、もう昼近いのでこのまま順路を進むことに。
ということで、国道3号を道なりに進み、香椎で国道495号に分岐。
たぶんこっちが昔の国道3号なんだと思うけど、スカスカな集落がしばらく続く。
道も片側一車線になり、国道3号と比べるとスローペースだ。
国道3号は以前、SPEEDのライブを見に行った際に通たことがあるが、バイパスっぽい道の割に小倉に着くまでに建物が途切れなく立ってて、田園風景が見えない道だった気がする。
あれで福岡はめっちゃ都会・・・て印象だったけど、こっちの国道495号は基本民家や畑、田んぼの風景が続く。
そうだよね、さすがに福岡でも、こういう田舎臭いところがあるよね。
生活感漂う田舎っぽい幹線道路を進んでいくと、左手に九州では珍しい海鮮丼のお店を発見。
そういえば、九州に来てから麺とか肉が多かった。
海のものを食べるのは久しぶりかも。
FKDは二日酔いなので、何でも良いとのこと。
よし!お昼は海鮮丼だ!
←何だか男気ある店構え
海彦っていうお店だ。
よく見ると地図にも乗ってた。
大分や長崎・鹿児島にこういうお店あっても不思議じゃないけど、そういえば今までこういうお店なかった。
鹿児島の志布志にはあったけど、よくよく考えると、九州は海の幸の印象がない。
実際、海の幸が豊富そうな長崎や佐賀・大分でも、あまり見かけなかった。
北海道のようながっつりした漁港がないから・・・かな。
それとも、温暖な気候の土地には、新鮮な魚介類が取れない…のか??
中に入ると、昼時を過ぎたせいか、お客はぐっと減っていた。
この漁港の食堂・・・っぽい雰囲気の店内が良いね。
表にもメニューあったけと、改めてメニューを確認。
ふむ・・・都会の海鮮丼らしい価格設定だ。
がっつり海鮮丼行きたいところだが、値段がはるのでそこそこのものにしておくか。
←そんなわけで、マグロ丼です
結局私が頼んだのはマグロ丼。
FKDは私より少しリーズナブルな鉄火丼。
マグロ丼・・・のはずだけど、ちょっと赤身が足りなくね?
この辺のマグロの安いやつって、こういうやつ??
でも、筋のようなものは全く感じなくて、美味しく食べれた。
さすがに都会の海鮮丼、漁港のものと違って、切り身一枚が小さいな。
北海道をはじめとした青森、千葉、静岡、和歌山等全国の漁港で食べたまぐろ丼と比べると、値段の割にちょっと劣るかな。
昼時を過ぎて、いい部分がなくなっている…のかもしれないが。
食事を終えて出発すると、すぐに道の駅を発見。
さっき昼食にしたが、お茶とかスタンプをGETしたいので、寄ってみよう。
道の駅むなかたというらしい。
写真撮り忘れたので映像資料はないが、今まで訪れた九州の道の駅ではかなり大きい規模の道の駅だ。
広い駐車場の一角に車を止めて中へ。
昼時は過ぎているが、併設されてたレストランは人でいっぱい。
軽食コーナーもかなりの人で賑わっている。
ストラップとスタンプを探すが・・・スタンプは目立たないところに設置されていたが、ストラップと記念切符がない。
ん?この建物は道の駅に作られたショッピングモールで、道の駅の建屋はこの隣か。
建屋から外に出て、おいしそうな匂いのする屋台の並ぶ通路沿いを歩き、隣の小さな建屋へ。
1Fは手作りパン工房になっており、2Fが休憩室と観光案内所。
その観光案内所に、ストラップがあった。
記念切符は?なしか。
目的のものはGETできたので、あとはトイレを済ませ、飲み物購入して出発だ。
ん?よくよく考えたら、この道の駅、この旅行で立ち寄る最後の道の駅だった。
もうこの先には道の駅がないのか。
確かに場所的に、のこり2〜3時間で門司にたどり着けそうな距離。
九州一周が目前に近づいてきたね!
● そして九州一周
その後も国道495号を進んでいく。
地図で見ても特記するものないので、本当に景色を眺めつつ、FKDの他愛ない話を聞きながらドライブ。
気が付けば岡垣、芦屋を過ぎて北九州市若松区だ。
北九州といえば、会社の後輩NKMRの出身地だが、さすがにもう里帰りを終えて家に帰っているだろう。
そもそも、実家がどこかわからんしな。
若松区を進んでいくと、工業地区っぽい場所の先に、若松大橋がある。
実は、この先の道路事情が良く分からなくて、ちょっと検討する必要がある。
中川通の交差点の辺から国道199号になってるんだけど、この道、川を大きく迂回して、折尾まで戻ってから国道3号に合流して、何かと話題のスペースワールドの前を通った後、小倉駅の表側の辺で国道199号に分岐して、若松大橋の川向うまで大きく迂回してから、小倉駅の裏側を通って、門司で国道3号に合流するんだよね。
まともにこの道を通ると、2時間近く迂回することになるな。
ってことで、この若松大橋を渡ってしまうと近道になる。
ただ、若松大橋を渡るにしても、条件がある。
それは、橋が国道であること。
GoogleMAPで確認するも、こちらは汎用地図なので、道路の名前が出ない。
手持ちのツーリングマップルでは橋は国道みたいだけど、それも正しい情報かどうかわからない。
他に地図といえば、携帯の地図アプリかな。
コンビニに立ち寄って、じっくり確認。
む!橋が国道かどうかはよくわからないが、橋を渡った後も下道の国道199号に出ることが可能だ。
手持ちのツーリングマップルによると、すぐに都市高速に走るようになっていたが、橋を渡るだけというのも可能なようだ。
結局橋が国道かどうかは、ツーリングマップルの情報頼り。
有料道路が国道なのは、瀬戸中央自動車道の実例もあるからあり得るわけだから、信頼して良いんじゃないかな。
っていうか、迂回してたら時間掛かり過ぎるから、もう橋行っちゃおう。
FKDが、もしこの川が海だったら、こっちのルートじゃないですか?
って言ってたけど、日本一周のルールはバイパスの除く海に近い側の国道を通って日本を一周することであって、海をショートカットして良いかどかまでは決めていない。
大村湾は規模が大きいからわざわざ遠回りしたが、ここはそんなに規模が大きくないので、ショートカットしちゃおうかな。
ルールを逸脱しているか?
橋が国道なら問題ないと思うし、国道を通っていることが条件であって、海のショートカットは任意ということにすればOKなはずだ。
だが、橋が国道でないなら、順路を外すことに・・・ま、細かいことな気にせず、見た目が一周なら良いか。
ってことで、橋行きま〜す。
今までこういう場所ってなかったのかな・・・東京湾のお台場あたりがそうだった気がするが、気づかなかったな。
←若松大橋
コンビニを出発し、信号交差点から橋へ。
ややきつい勾配の上り坂を上がっていき橋の頂上へ。
さすが、下を大型船が通ることもあり、頂上が高い。
周りの眺めが良いね。
下り勾配を降りて橋を終えるとインターチェンジが。
そこで北九州都市高速に入らず、出口方面の料金所へ行くと、無事国道199号へ合流。
後はこの道沿いをひたすら走るだけだ。
片側は鉄道と高速道路、片側はオフィス街と、特に渋滞の要素はない。
九州工大前駅・・・があるということは、九州工業大学が近くにあるのだろうか?
さらに進むと工業地帯、それが過ぎたら小倉駅前。
さすがに小倉駅前は整っているね。
←ついに小倉・・・あとちょっと
時刻は16:00になろうかというところ。
門司まではあとちょっとなので、もうじき一周できるな。
九州一周か・・・簡単そうだけど、北海道と違って道が複雑でややこしかった。
特に長崎・・・半島みたいな地形ばっかりで、距離だけが長かった気がする。
観光どころもあり、長崎だけで三日は行けたかもしれない。
佐賀、福岡の観光も今回パスしたのは大きい。
福岡は何度か来たことがあるが、佐賀はゲームセンター以外で立ち止まったことがない。
今度、中九州縦断の旅の際に立ち寄るかな。
道路はまっすぐだが、少し流れが悪い。
左の海の向こうに見える下関の町を眺めながら、下関タワーを含めた中国地方の旅を来年にするか、その後にするか考える。
順番からしたら、来年だけど、来年のゴールデンウィークは今年よりも1日長い。
本当は来年九州一周旅行したらちょうどよかったんだけど、今年やってしまった。
来年はもう一度関東に遠出するか・・・それとも、5月の北海道をチャレンジするか。
少なくとも、近場で済ませるのは何だかもったいないな。
とか思っていると、なんだか見覚えある景色。
あれ?ここって門司港だよね。
あ、順路はさっきの交差点を右だ。
いや、まて、この門司港って、九州に渡って関門橋見に行った時に通った。
バナナの行商おじさんがいる所って、FKDに教えてあげたから覚えてる。
帰りはここで焼きカレーを食べようとも言ったけ。
ってことは、Uターンしてこの交差点を曲がって、国道3号に合流すると・・・
←やった!一周だ!
やった、九州一周完成だ!
ついに九州の国道も一周できたぞ〜〜。
・・・
・・・
・・・
何だろうな・・・感動がないというか、テンション上がらんというか、あんまり達成感が沸かない。
何か、スタートとゴールが、立ち止まって何かする・・・っていう記念になる場所じゃないからかな。
それとも、心はすでに帰路についているその通り道だからか・・・。
なにはともあれ、この後寄る場所もないので、このまま関門トンネルを通って本土に行きま〜す。
● 帰路
国道3号を進めば、道路は自動的に国道2号に変化。
その先には関門トンネルがあります。
←国道2号に変化
手前にある料金所で通行料を前払いすれば、トンネルへ。
フグの形をした坑口は変わらないな。
←ついに九州の旅行も終わりか
トンネルをくぐり抜けるとそこは山口県下関。
時間があれば下関タワーも行くか・・・なんて言ってたけど、時刻はすでに16:30、そんな時間ないな。
ってことで、トンネルを抜けると、高速道路の入り口方面の看板に従い道を進んで、中国道へ入る。
後は高速道路をひたすら進むだけ。
順調に行けば、およそ4時間で帰宅できるだろう。
でも、連休の最終日って、だいたいどこかで事故ってるから渋滞してるかも・・・。
走り始めて最初のSAに立ち寄り、トイレ休憩とゴミ袋の処分。
お土産もちらっと見たが、道の駅で売ているお土産とSAで売っているお土産では、やはり何かが違う。
SAで売っているお土産の方が小ぶり・・・というか、一般的・・・というか、名前が違うだけで他の地方でも売っているものと同じ・・・というか。
現地に行った感がないよね。
偏見かも知れないが。
そういえば、福岡県のお土産を全然買っていないので、冷凍のもつ鍋を購入。
現地で食べれなかったで、家で食べよう。
出発して1時間ほど走ると、高速道路の看板に事故渋滞の文字が。
今まで順調だったけど、やっぱりやってた!
詳しい場所はどこだ?
場所は分からないが、割と遠くない辺りで4kmの渋滞らしい。
事故で4kmの渋滞ってことは、まだやったばかり。
しかも4km程度の渋滞なら15分くらいで突破できる。
よし、このまま進もう!
渋滞の開始に注視しながら走ると、車の流れが徐々に悪くなってきた。
ついに渋滞の終点に到着だな。
渋滞・・・といっても、完全に停車することはなく、時速10km程度の低速で徐々に前に進んでいくのが、高速道路での渋滞の特徴。
ここで気を付けないといけないのは、追突による2次災害だな。
前の車間距離を開けて、できるだけ停車しないように走ると、天神山トンネルの手間に赤色灯が見えた。
事故はあそこか、やはりまだあまり渋滞していなかったな。
←なんだ?追突か?
パトカー2台来てた。
救急車がいないが、これから来るのかな?
乗用車が2台止まっていたが、壊れた様子がない。
なんだ、小さい事故だったようだな。
どういう経緯かわからんが、我々みたいに旅行帰りだとすると、せっかくの楽しかった旅も台無しだ。
帰り道での事故だけはしないようにしないとな。
その後は何事もなく順調に進む。
18:00過ぎにどこかのSAで最後の給油をし、20:50に出発地点だった会社の駐車場に戻ってFKDと解散。
21:00に無事帰宅だ。
明日一日ゆっくり体を休めると、明後日からまた仕事だ。
● データセクション
総走行距離 3802km
九州一周に要した距離 大体3100km
九州一周に要した日数 8日
給油 7回
立ち寄った道の駅の数 38箇所
成果 九州一周、本土最南端訪問証明書、本土最西端訪問証明書