■ 9月23日(水曜日)

空が明るくなった朝5:00に目覚め。
一度も起きることなく朝を迎えたのは、この旅では初めて。
ふむ、完全にこの車のシートに慣れたな。
だが、この旅行もあと2泊で終わるんだよな。

●根室へ

朝の散歩とトイレを済ませて、道の駅厚岸グルメパークを出発。
まだ朝5時で売店も開いてないので、記念切符とマグネットは購入できなかった。
ちなみのこの道の駅、名前にもあるように、食べ物系の催しが盛んなようだ。
お昼はグルメイベントも開催中らしい。
カキめしとかカキ丼がこのあたりじゃ有名らしい。
お昼までここに留まっては先の予定がヤバイので出発しないとな。
今居るところは北海道のほぼ東端。
ここから知床、網走、稚内を通って小樽に今日を入れて3日で戻るというのだから、昨日もそうだったが、一日の半分以上が移動になる予定だ。
後々楽しようと思ったら、今の内に詰め込まないとやばいぞ。

 ←出来ればお昼い来たかったね。

道の駅を出発して国道44号を東へ。
地図で見る限り、ココから先根室市街地に入るまでに、大した見所がない。
なので、普通に走ります。
そいえば、私と同じフェリーで北海道に来た旅行客が北海道を右回りして旅行していると仮定すると、ちょうどこの辺りですれ違うはずだ。
ペースの速い組だと、もしかしたら昨日の釧路で何組かすれ違ったかもしれない。
ペースの遅い組だと、今日の根室〜知床間ですれ違うかも。
もし北海道以外の車とすれ違った場合、私と同じフェリー便だった可能性がある。
こういう発見もちょっと楽しみだね。

 ←広大な台地だ。

早朝ということもあり、一緒に走る車やすれ違う車のない中、もくもくと根室方面へ。
1時間ほど走れば、知床方面に分岐する国道243号への分かれ道。
この交差点をまっすぐ根室方面に直進すると、道の駅スワン44根室に到着。
一応休憩のために止まるけど、思ったとおり売店は開いてない。
駐車場に他に止まっている車も、昨日、一昨日と比べると少ない・・・なんだか寂しいな。

 ←また後で寄りますけどね。

道の駅を出発し、温根沼の小さな橋を渡るとその先が根室。
緩やかな坂道をぐいぐい登ると、懐かしの根室市街地だ。
ガソリンスタンドや自動車ショップの多い町の入り口を通り抜けると右手にDocomoショップ発見。
いま使っている携帯って、ここで買ったんだよな・・・懐かしい。
6年前来たときと、町並みが変わらないな・・・って、そりゃすぐには変わらんか(笑
看板に従い信号を右へ。
根室市で最所に訪れた場所・・・お約束だが、根室駅だ。

 ←コレ見ると、実感が沸く

まぁ、ここですること特にないので、駅前の看板を見に来たようなものだな。
ってか、本命はココじゃなく、この隣の駅だ。
ってわけで、隣の東ねむろ駅へ、車で移動。
JRの駅に車で行くという・・・(笑

 ←来ました。

東ねむろ駅への道順は、非常に印象に残っていたため、地図なしでもやって来れた。
住宅街の裏に隣接する無人駅の東ねむろ駅、懐かしいね。
って?無人駅のはずだが、駅のホームに人が居る。
ずっとこっち見てる・・・なんだか気恥ずかしいな。
どうやら、鉄道旅行中の鉄道マニアっぽいな。
ブラッとやってきた私をこんなに観察するなんて、近隣住民じゃしないだろうからな。
もっと写真とかバシバシ撮りたかったけど、その人写らないほうが良いだろうし、話しかけられたら面倒だ。
目的は果たしているので早めに撤退だ。
撤退ついでに、もう一度根室駅へ。
記念品を探すのを忘れていた(笑

 ←再び根室駅

再び根室駅へ行って、駅舎や近所を探索。
駅舎で駅員さんに東根室駅訪問証明書みたいなの無いか聞いてみたら、どうやら少し前に追加生産されたようだが、今は売り切れてないそうだ。
というわけで、代わりに東ねむろ駅の入場券を購入。
そういえば、前来たときもコレ買ったよ(笑
JR駅では記念品ないので、隣の商店で記念品を探す。
ここは観光案内所もあるので、何かあるはずだ!
って、探したら、訪問証明書のようなものがあるみたいだが、本日は都合によりお昼からの営業らしい。
観光案内所には記念品なし・・・ってことは、手に入らないということだな・・・OTL
まぁ、東ねむろ駅はついでだから良いか。
根室駅を出発すると、いよいよ納沙布岬にアタックだ。
国道44号は根室振興局前で終点を迎える。
ココから先は県道35号を走る。

 ←秘境感出てきました

市街地を走りぬけ東へ向かうと、周りは広大な草原と畑だけになり、秘境感が漂ってきた。
どこまでも見通せる広大な台地が、日本離れしていて良い景色だ。
そんな中をひたすら走り続けると・・・前方に白い塔のようなものが見えた。
あれは平和の塔!
納沙布岬に到着だ!!

 ←見えた!平和の塔だ!!

●納沙布岬

県道が左折している場所を、まっすぐ直進すると到着。
6年ぶりの訪問、納沙布岬だ。

 ←懐かしい場所

時刻は8:30。
人の数は・・・さすがに早朝というだけあって、あまり人は居ない。
車よりもバイクの人が多いという感じか。
ついでに、売店もいくつか開いてない店があるようだ。
むむ!?ここで朝ごはん食べようと思っていたので、売店が開いてないのは誤算だ。

 ←ひとまず、記念撮影

6年前に平和の塔を含めてここをある程度観光しているので、今回は詳しい観光はパス。
記念撮影と食事が終われば、ここでの予定は終了なのだが、目的のお店が開いてない。
東光というお店なのだが、時間が早すぎて開いてないのか・・・?
カニや鮮魚を使った丼もやっていたので、この時間にやってないことは無いと思うが・・・それに、結構商売上手な感じだったから、閉店したとも思えない。
ふむ・・・岬のすぐ横の売店は開いているから、そこでお土産を物色するかね。
店に入り、お土産を物色。
ココで買うお土産は、主に自分用か友人用になる。
大きなお菓子は必要ない・・・ので、実用的な何か数点をチョイス。
前回も入手した手作り感ある納沙布岬訪問証明書も入手だ。
後は、花咲カニのてっぽう汁の缶詰、レジの横にあった北方領土の地図を購入だ。
ちなみに後でわかったが、ここの店主の祖父が北方領土出身の人で、ここの店主も北方領土返還の運動をしているらしい。

 ←日本の一番東位置

続きまして、納沙布岬灯台です。
こちらも前回訪れているので、詳しい観光はなし。
適当に眺めて、敷地の中を散歩して・・・って、あれ?灯台の裏に何か小屋がある。
どうやら、野鳥を観察するための小屋らしい。
野鳥って、そんなにいるの?・・・って、いる。
目の前の岩場に、何種類かの小さな鳥がちょこちょこしている。
コレを観察するための小屋か。
すでに何組かの人がいて、興味本位に見ている人やガチ野鳥家が野鳥を観察している。
一見さんの私が邪魔をしてはいけないので、さっさと退散だ。

 ←海の景色

小屋から出て外を眺めると、野鳥がいたとは思えない広大な海だ。
あの海の向こうにうっすら島が見えているのだが、アレは何だろう?
少なくとも、視界にある島は北方領土(ロシア領)だと思われるが。
前回来た時、あんなの見えたっけ?
まぁ、良いか。

 ←看板です

ちなみに、灯台の看板は新しく作り替えられていた。
さて、時刻は9:00になったけと、他に売店が開く様子が無い。
よく見ると、岬から少し外れたところで食堂が1店開いてた。
食堂なので、証明書のような記念品はなし。
しかも、カニを使った食堂の店らしく、メニューはカニの何かしらしかない。
注文してから提供まで一人当たり約30分かかるらしい・・・店にはすでに5〜6人のお客さんが。
今から注文したらだいぶ待つので、ここはスルー。
県道に出ると、観光協会の建物と平和の塔。
平和の塔は行ったことあるので、今回はスルー。
観光協会は・・・何か変化があるかもしれないので、トイレ休憩も兼ねて中へ。
中に入り、まずはトイレ。
そして中へ・・・って、アレ?以前は売店があってお土産売ってたけど、売店なくなっている。
この夏売店の運営をやめたのか・・・残念。
後は、北方領土の何かしらを展示している。
最後に、北方領土返還に署名運動にサインして終了。
と、帰り際に店員から何か手渡された。
本土最東端到着証明書・・・!?
納沙布岬から北方領土を見た景色を模したシール上のものだ。
そういえば、前もシールの形した証明書ここで売ってたな。
これはノーマークだった。ラッキー。
さて、ご飯食べて無いけど、目的の店が開いてないので、諦めて帰るか・・・と思ったら、観光協会の駐車場の隣、平和の塔の斜め前に見知らぬ建物を発見。
東光って書いてある・・・あそこだ!!
県道から砂利道の入り口を入り、奥まで進むと駐車場。
ああ、そういえば、家に送られてきたカタログにこんな感じの灰色の建物の写真あったな(笑
店は開いているみたいなので中へ。
中は、9割が食堂、1割が売店というバランス。
その売店の中に、例の昆布も売っていた。
これこれ、ココに来たらコレを買わなきゃ始まらない。
入店すると、勝手にてっぽう汁が出てくるシステムは以前と一緒だ。
ついでに、席について朝食もいただく。
厨房ではお昼ご飯の仕込みに忙しそうだが、ここは心を鬼にして蟹鮭いくらの3色丼を注文だ。

 ←キター!おいしそう!!

前来たときも食べた、蟹と鮭といくらの3色丼だ。
付け合せに花咲カニのてっぽう汁が出てきます。
これでてっぽう汁が2杯に・・・。
3色丼うまいな〜。
蟹の風味、鮭の塩気、いくらのプチプチ食感がたまらない。
もうちょっと蟹多いほうが良いのは以前の感想を一緒だ。
帰り際に目をつけていた昆布を購入。
納沙布岬でやることはコレで全て終了。
心おきなく、次へ進めるぜ。

●知床へ

納沙布岬を出発し、一旦根室に戻る。
時刻は10:00前。
以前の旅行では、羅臼から根室まで2時間で走ってたけど、それは100km/h出してたから。
今回は制限速度程度で走るので、もうちょっと掛かるだろうな。
それでも、昼過ぎには羅臼に到着できる。
お昼ご飯は知床手前の熊の穴だな。

 ←牛さんこんにちわ

県道35号は途中道路工事をしており、片側通行で停車させられた隣には、牛さんがのん気に牧草食ってた。
牛だ牛!
白黒の牛は、牛乳を生み出す乳牛・・・ホルスタイン種だっけか?
昨日は日高で馬を見たが、今日は牛の日か(笑
後はキツネと鹿と熊か?(笑
さらに県道を進めば、根室市街地に到着。
根室のボーリング場でボーリングすると証明書くれるが、面倒なので今回もパス。
国道44号を通り根室市街地を通過し、温根沼の小さな橋を渡り丘の登れば、行きがけにも見かけた道の駅だ。
今度は開いてる!!
道の駅スワン44ねむろである。
トイレで歯磨きとトイレを済ませ、中の売店で定番の記念切符とマグネットをGET。
お土産はさっき納沙布岬で買ったのでもう買わない。
出発後も制限速度を守る。
この先の交差点で国道243号(中標津)方面に分岐するんだよな・・・と思ってると、対面のすれ違う車の中に、アルテッツァのシャコタンのヤンキー車を発見。
ん!?今の車、俺と同じフェリーに乗ってきた車じゃないか?
神戸ナンバーだったから間違いない!!
こんなところですれ違うとは!?
私と同じ左回りでホテルに泊まりながらだと、この時間にここにいるとは思えないので、おそらく小樽から右回りしたのだろう。
にしても、えらくスローペースだな。
このペースだと、この連休中に小樽に戻れないぞ(笑
すれ違った県外ナンバーはそのアルテッツァだけ。
大体県外ナンバーの車は北海道名所めぐりをしているので、いろいろなところで見かけそうだが、今回は全然見かけないな。
その後も 対向車の車のナンバーに注意しながら走っていると、反対車線の道路の路肩に赤旗を持った警察官と警察車両が・・・。
その先の歩道にはレーダーとココにも警察官が!
スピード取締まりやってる!
ここの制限速度は40km/hだ!やべぇ!!
でも、ミラーで確認しても、捕まっている車1台しかねーや。
そりゃ、こんな直線でスピード取締りやっても、はるか手前から丸見えだよな(笑
でも、パトカーによる取り締まり以外に、設置型の取り締まりをやっているのもわかった。
しかもこんな40km/hのとこでされたら、捕まっちゃうよ!
気をつけねーとな。
国道243号への交差点を右折し、中標津方面へ。
その先にある分かれ道では国道244号へ直進し、野付湾方面へ。
いつか見た北海道の広大な台地を眺めながら、ゆうゆうとドライブだ。

 ←北海道って大きいなぁ

大きな山がなくて、平地をただ見渡す景色って、日本じゃココくらいしかないよね。
・・・外国に行けばいくらでもあるんだろうが。
日本離れした景色を眺めつつ、音楽を口ずさみながら走ると、前方に道の駅発見。
ん?こんなところに道の駅は無いはずだが・・・行ってみよう。

 ←綺麗な道の駅

道の駅おだいどうである。
割と綺麗な建物・・・新しく出来たのかな?
隣接する公園には、展望台のようなものがあった。

 ←白鳥台と言うらしい

白鳥台・・・白鳥台PAというのが地図に乗っているので、これが道の駅になったんだね。
道の駅と言うからには、何かお土産があるに違いない。
中を物色すると、数点のお土産に、半分は食堂という構造だった。
新鮮な牛乳を使ったソフトクリームやヨーグルトがおいしそう。
時刻は12:00を迎えたため、レジでご飯を頼む人が多い中、わたしは定番の記念切符とマグネット、飲むヨーグルトをGETだ。
ヨーグルトうめぇ・・・新鮮なものはイイネ!
道の駅を出発して少し走ると、野付半島への分かれ道がある。
ふむ・・・野付半島のほぼ先端まで行くことができるのだが、国道ではないので通行義務はない。
珍しそうだから行ってみたいな。
だが、往復に約50分かかるって書いてる・・・ここで1時間の寄り道は今後の予定が苦しい。
稚内周辺の時間が読めない・・・ので、ここは今回もパスするかね。
国道272号への分かれ道も直進し、国道335号への分かれ道は335号へ直進。
しばらく走ると、平地から山に隣接する海沿い道に変化。
いよいよ羅臼が近いぞ。

●熊の穴

山と海に挟まれた海沿い道をしばらく走ると、少しづつ集落があわられる。
この国道沿い縦に長い集落を進むと、道の駅知床・らうすに到着。
6年前来た時は、ここで姉夫婦宛にお土産のカニを買ったよね。
今回はお昼ご飯はこの先の熊の穴で食べるので、ここは一旦無視。
道の駅を過ぎれば国道は334号に変わり、知床半島を横断する知床横断道路となる。
わたしは熊の穴に向かうため、県道87号へ直進。
その後も漁港の並ぶ集落をひたすら進む。

 ←知床半島を一望

県道を30分ほど進めば、知床国立公園に入る。
この辺り、油断すると鹿がいたりするので、注意が必要だ。

 ←ここから国立公園

国立公園といっても、ちゃんと人家はあるんですよね。
だが、コレだけ長距離に渡って人家がまばらに存在していると、水道管引くの大変そう。
さすが、日本一水道代の高い町だ。
時刻もお昼のせいか、鹿の姿が無い。
動物や他の観光客に合うことなくそのまま道路の突き当りへ。
到着ですね。

 ←着きました。けど・・・

閉まってますね。
周辺の荒れようからすると、今日はやってない・・・どころの話ではなさそう。
そういえば、グーグルのストビューで見ても、店閉まってたな。
看板が汚れて無いので、特定のシーズンしかやってないのかも。
ふむう・・・残念。
県道はここで行き止まりになっており、この先には知床半島のビジターセンターがある。
そちらには何組か観光客が来ているようだが、わたしは関心がないのでスルー。
帰り道・・・車をUターンして出発しようと思ったら、温泉の看板を発見。
ああ、そういえば、ここには海に隣接した温泉が2つあったね。
ひとつはココから少し離れた海沿いにあるセセキ温泉。
もうひとつは、こちら、相泊温泉だ。

 ←看板だけでスマヌ

温泉の建屋自体は、物置小屋みないた更衣室だけ。
人もいないので、勝手にお金を銭箱に入れて温泉に浸かるという、都会では考えられないシステムだ。
実は6年前にも来てたけど、丁度満潮の時刻で入れなかったんだよね。
そういえば、今は丁度干潮の時刻ではないだろうか?
車が一台止まっているということは、誰か入っているのかな?

 ←あった!あそこ!!

道路から海を覗くと、波消しブロックの間に温泉を発見。
男性が一人、入浴中のようだ。
隣にいる女性は・・・きっと奥さんだろうな。
こんな遮蔽物のない場所だと、さすがに女性は入浴せんか。
ふーん、あんなふうになってるんだね。
多分もうひとつあるセセキ温泉も、同じ感じなんだろうな。
セセキ温泉の方は、来たの国からのロケで使われたそうだが。
さて、折角の珍しいお風呂だが、私には時間がないので、ここはパスね。
熊の穴がやってないとなると、おそらく今回が最後の訪問だと思うので、その景色をしっかり目に焼付けとか無いとな。

 ←人が行ける日本の最北東端

来た道を戻り、羅臼の中心地へ。
道の駅知床・らうすに戻り、お土産を物色だ。

 ←人気があって、止めるとこ無い(涙

駐車場には車やバイクが沢山止まっていていて車置くところ無い。
でもコレだけ車がいて、県外ナンバーの車がない。
こんなところに訪れるのは、全体に観光客のはずだが・・・。
中に入り、お土産を物色。
以前訪れたときに記念切符かったけど、今回も日付け入りの記念切符とマグネットを購入。
あとは、FKD用に知床のタオルを購入だ。
お菓子類は特に変わったものなし。
カニは・・・売ってるけど、明日行く網走で買おうと思うので、ここではパスね。
そういえば、前来た時は閉店ギリギリに入って、売れ残ったカニの足をひとつ食べさせてもらったな。
あれはうまかった!!
味自体はカニなんだけど、冷凍のカニと違って、かにの味から無限に旨みが出る感じ?
表現が出来ずにもう笑うしかなかったな(笑
アレか切っ掛けで、カニ好きになったかも。
さて、ココで食事はできるが、朝、遅めにご飯食べてお腹すいて無いし、出来れば今日中に網走まで移動したいので、お昼食べずに次行っちゃいますか。

●知床峠

道の駅を出発して、国道334号へ。
道路は山の谷間へを進む峠道だ。

 ←ココから峠道

前回来た時は夕刻から夜だったため、鹿の飛び出しに注意しつつの走行だったが、今回は真昼間。
先ほど熊の穴へ行ったときも、まったく鹿の姿を見なかったので、今日は鹿に会いそうに無い。
ガンガン攻めるぜ!
と思ったけど、程なく前の車に追いついたので、普通に走る。
知床峠を境に羅臼側は、タイトなコーナーが多い峠道なんだよな。

 ←遠くに羅臼岳が見えるのは共通

途中にある天然の露天風呂はスルーしてどんどん上へ。
曲がって進んで曲がって進んでを繰り返すこと、およそ20分で頂上の知床峠PAに到着。
ここはさすがに道の駅にはなってないか(笑

 ←雄大な羅臼岳

車を止めていろんなところで記念撮影してFKDに写メで報告。
今日は天気がいいから良い写真取れるぜ。

 ←雲の掛かり具合が良い

 ←羅臼方面

展望台からは、さっき道路を上がってきた羅臼方面も見える。
ん?今日はお昼過ぎの訪問だから、国後島は見えんか・・・。
早朝なら国後島が見えるんだけどな。
ちなみに、ここの場所は知床峠のから羅臼側に少し下ったところなので、ウトロ側は見えない。
よし!じゃあ、ウトロ側へ行きますか。
駐車場を出発して峠を越えると、ウトロ側。
景色は・・・山と空しか見えません(笑
ウトロ側は、最所にタイトなコーナーが2〜3個あるだけで、それ以降は緩やかな坂道なのだ。
だから、峠から海が見えないというオチ。
その緩やかな坂道を、速度に注意しながらエンジンブレーキを使って下る。
6年前訪れた自然センターを通過し、再び現れたタイトなコーナーを抜けると、ウトロ市街地だ。
そういえば、6年前来た時は、ここでバイクが止まって立ち往生してるライダーが居たっけ。
麓まで乗せてってあげようかと思って、頂上から引き返してきたけど、戻ってきた頃にはいなかったんだよね。
やるなら直ぐに!って思ったよ。
さて、こっち側は温泉ホテルや活気ある漁港があり、羅臼側より活気付いている。
知床の宿泊地としても、こっち側が有名だしね。
道の駅はこちら側にもあるので、立ち寄って中を物色。

 ←大きくてオシャレな道の駅

 ←こっちは知床を紹介するセンター

道の駅うとろ・シリエトクである。
まずは道の駅でお土産を物色。
オシャレで大きな建物の道の駅は、とても道の駅のように見えない。
それもそのはず、1Fフロアに観光客用の売店、レストラン、地元住民用の農協直営店スーパーが入っているのだ。
売店コーナーも大きく、普通のお土産、特産物、工芸品、水産物など、沢山のお土産が山ほど置いてある。
観光事業にかなり力を入れているね。
お約束の記念切符とマグネットはGETするにして、後は何を買うか。
ってか、さっき羅臼側で買ったから、特別なお土産はいらんか。
他に記念品を探したが、特にはなさそう。
そういえば、ここはオホーツク海に面しているので、カニに関するお土産も見かけるようになった。
カニは水揚げされていないようだが、変わりにカニのインスタント麺が沢山置いてあったのが印象的。
建物の隣に併設されていた知床世界遺産センターにも、記念品求めて来館。
しかし、売店コーナーはほんのちょびっとで、記念品はなし。
一応、来客少なそうだし、無料なのでざっと観光しておいた。
ここでのやることが終われば、後は次へ進むのみ。
時刻は夕方前。
今日中に網走にいけそうだが、それまでに道の駅が二つ存在している。
特に観光する場所はないので、道の駅で記念切符買いながら網走に向かいます。

●網走へ

道の駅を出発し、国道を網走方面へ。
ウトロを出発してしばらくは海と山に挟まれた馴染みの海岸道を走るのだが、知床半島を抜けると、広大な畑の中の道になった。
6年前来た時は、遠目から徐々に近づく雄大な知床半島に興奮と期待をしたものだが、今回のルートはそれらの興奮が全然ない。
逆に、大半の人が明日から仕事・・・なので、家路を急ぐと思われる旅人達の車やバイクが多い。
(この先にある女満別空港から羽田に戻れるのだ)
夢の時間の終わりを見ているようで、なんだか寂しい。
かく言う私の制限時間も、あと二日だが(笑
それはそうと、ここから網走に向かっての道のり、ちょうど逆光になってる。
走りにくいな・・・視界が悪いので、事故に注意だな。
斜里町の道の駅に向かうために、途中信号交差点を右折。
市街地の中を走ると・・・道の駅があった!
こんな街中に道の駅って・・・あ!やべぇ!信号赤!!
急ブレーキ踏んで急停車。
危うく、赤信号をノーブレーキで直進するところだった。
そんなことしたら、青信号で飛び出してきた車に接触・・・って、車いない(笑
車が居なかったし、ちゃんと止まれたから助かったものの・・・非常にあぶなかったぜ。
俺としたことが、赤信号を見通すとは。
そろそろ疲れてきているかな・・・まだ宗谷岬があるので、気をつけないとな。

 ←オシャレな建物

道の駅しゃり・・・である。
今更ながら思ったのだが、もしかしてひとつの自治体にひとつの道の駅があるのかな?
地名が道の駅の名前になっている場所が多いので、そうなのかも。
新しくてオシャレな道の駅ではあるが、駐車場は狭い。
市街地の中ということもあり、 ここでの車中泊はきついな。
さて、ここでは記念切符とマグネットしか買わないので、それだけ買うと他のものには目もくれず出発。
来た道を戻り、国道へ。
国道334号はここから国道244号へ合流する。
国道244号って、野付半島の辺りで通っていた国道だよね?
こんなところに繋がっているんだ。
国道を進むと、今まで逆光だった太陽が、夕日に変わった。
今通っている道路の延長上に夕日があって・・・メッチャ見難い(笑

 ←なんでそんなところに夕日があるの?

もうこれはサンバイザーでどうにか・・・出来るレベルじゃない(笑
さっきもデンジャー体験をしたので、ここは慎重に安全運転だ。
道路は直線路が続いており、夕日に耐えながらも走ると、次の道の駅に到着。

 ←あれ?こんなだっけ??

道の駅はなやか小清水である。
あれ?この道の駅、6年前にも来たはずだが・・・こんなんじゃなかったよね?
当時は、JRの駅舎の横に、スーパーマーケットみたいな小汚い道の駅だった記憶があるが・・・。
新しい建屋が出来たんだ!
(6年前の記録には道の駅しゃりとありますが、こちらが正しいです)
時刻は夕方、次の網走が控えているので、ここも速攻でお買い物。
ってことで、工芸品、特産品をぶらっと見た後、記念切符を購入。
マグネットは売り切れていたけど、後日郵送してもらえるらしいので購入した。
ふむ・・・どうせ全部集まらないだろうし、別に送っても割らなくてもよかったな(笑
買い物が終われば次の目的に向くかって出発。
さすがに時刻も17:00を過ぎて、夕日も夕日ではなくなった。

 ←夕暮れが近い!

一緒に列になって走ってるバイクや自動車も、旅行を終えて家路に向かうと思われる車が沢山。
これは、連休最終日の高速道路でよく目にする光景。
車のトランクいっぱいにお土産と思い出を詰め込んで走る姿を連想し、少し寂しくなる。
みんな、今日で連休終わりなんだね。
網走港付近まで来ると、ライトつけないと走れないくらい暗くなっていた。
カニを扱う食堂が多いという印象だったが、それらしい明かりはなし。
さすがにもう、道の駅も閉まってしまったかな・・・?
もしそうだったら、この後どうしよう?
そう思っていると、まだ明かりの灯る道の駅に到着。

 ←やっと到着です。

道の駅網走に到着したのは18:00過ぎ。
さすがにもう開いてないよな・・・と思いつつ、トイレ休憩だけでもと中へ。
トイレ済ませたけど・・・ん?中で買い物している人がいるな。
どうやらまだ買い物は出来そう・・・ってことで、記念切符とマグネットを購入。
カニは・・・さすがに水産物売り場はもうしまっている・・・残念。
カニは明日直売所か、最悪稚内で買おうか。
1Fと2Fにそれぞれある食堂やレストランは・・・さすがに閉まっています。
だよね。
ってか、この間取り、6年ぶりなのに変わってない・・・懐かしい(笑
ご飯はこの後どこか探すことにしよう。
出入り口にあった時間をチェックすると、どうやらこの道の駅は19:00まで営業しているようだ。
それならと、FKD用と自分用にお土産を探す。
カニラーメンはここにも売っているので、自分用にGETだ。
FKD用に北海道のものと分かるお土産で実用手的なもの・・・クリアファイルをGETだ。
う〜む、期待した割りに大したことしなかったな。

●夕食とお風呂

目的の網走にやってきたので、今日はここでキャンプだ。
まずはご飯だが・・・探すの面倒なので、この辺りに食べるところ無いかな。
車を飛ばし周辺をぐるっと回ってみた。
・・・
・・・
・・・
店無いです。
ってか、開いている店がまったくない。
まだ19:00くらいなのみ、お店がまったく無い。
こんなのってある??
網走って、メッチャ田舎なの??
検索範囲を拡大するも、国道沿いにや道の駅周辺には、食事の出来そうな店が無い。
駅の周りは病院や市役所ばっかりで、お店無いし・・・唯一見つけのはカラオケ店1店だけ。
そんな馬鹿な・・・・。
結局、道の駅の少し横に網走番屋という、ラーメン店と焼肉屋などが一緒に入ったお店があったので、そこにした。
といっても、焼肉屋っぽい店、今日はもう閉店みたい。
テナントの中のお土産屋も閉店。
唯一やっているのはラーメン屋だけ。
お客さんだれもいないんだが・・・そりゃ、看板出ているとはいえ、こんな目立たないところでやってたらな・・・・。
勇気を出して、「海嵐」というラーメン店に入店。
このお店は、入り口で食券を買って、中で店員に渡すシステムだ。
これなら、メニューの聞き取りミスがないし、レジ打ちの手間もないからね。

 ←これは、おいしそうだ!

黄金スープにコーンバーターをトッピング、+追い飯だ。
追い飯っていうのは、ラーメンを食べた後のスープにご飯入れて、雑炊風にして食べることね。
¥1200という高額な出費だが、お客さん俺しかいないから奮発しておいてやるか。
まずはスープを・・・うん、味噌ラーメンだが、不思議な配合をしていておいしい。
とんこつと味噌を混ぜているのだろうか・・・コクがあっておいしい。
この不思議な味噌スープにバターが溶け出して・・・なおおいしいね。
チャーシューもやわらかくて食べやすい。
コーンを食べやすいよう、スプーンも付いている。
麺は北海道ならではの中太麺の、やや縮れ麺。
麺にスープが絡んで、おいしいね。
麺を食べ終わるとご飯投入。

 ←下品な食べ方なのかも知れないが、美味しい

スープを残すことなく、完食。
ふぅ・・・なんだか、久しぶりに庶民的なものを食べたな・・・。
店を出る際には、店員からチョコレートのお土産をもらった。
「また来てください」と声を掛けられたが、私は観光客。
無理です・・・と心の中で思いつつ、「あ、ハイ」と答えました。
さて、ご飯がおわると次はお風呂。
ざっと地図を見る限り、網走市街地にはお風呂がない。
網走湖の横に網走湖畔という温泉と、隣の女満別まで行くと、温泉や日帰り湯があるな・・・少し時間かかるが、行くしかないか。
温泉の場合、日帰り湯は大体18:00までして無いから、女満別まで行かないとダメかな・・・?
そう思いつつも、真っ暗になった国道39号を北見方面へ。
湖沿いの携帯の地図と看板を頼りに路地を入ると、行き着く先は高級ホテル。
これは・・・絶対日帰り湯無理だ。
諦めて、少し時間かかるが女満別へ。
携帯地図を頼りに走ると、道の駅メルヘンの丘女満別を通過しそれらしい場所へ。
遠くに温泉の看板がある・・・多分あそこだ。

 ←見つけやすくてGOOD

美肌の湯・・・というらしい。
この女満別の温泉は、美人の湯と呼ばれていて肌に良いらしい。
とはいえ、安直な名前だ。
中は、入浴権を買ってカウンターで渡す、いつものスーパー銭湯システム。
お風呂の中も、同じスーパー銭湯のシステムなので、安心して入れた。
お風呂が終われば、網走に戻って就寝・・・なのだが、まだ時間が少し早いな。
ふむ・・・ゲーセン行っちゃいますか!?

●ゲームして寝る

携帯で店舗検索すると、網走市内のゲームセンターにも初音ミクArcadeはある模様。
その場所へ向かってGO!
国道を道の駅網走手前まで戻ると、交差点を曲がりなにやら長い坂道を登る。
その先に広がるのは、広大な住宅街と、馴染みの飲食店や有名チェーン店が並ぶ商業地。
おお!ここが網走市民の生活圏なのか!
ラーメン山岡屋やスープカレーのお店、マック、すき屋!ハッピーマートなどなど・・・こっちにいろいろお店あるじゃない!
最所っから、こっち探せばよかった。
てっか、こっちが生活圏なら、道の駅の横のラーメン屋、敗戦必須だな(笑
地図を見ながら移動し、目的のゲームセンターをスーパーの共同駐車場の横に発見。

 ←ゲーセンはどこにでもあります

パロ網走店である。
お風呂探すのに時間かかりすぎて、すでに時刻は21:00。
今からだと、1時間ほど遊べるかな。
ってことで、1時間ほど初音ミクをプレイ。
初音ミク以外にやるゲームないので、22:00なったら終了。
道の駅網走に戻って就寝。
ここの道の駅、すぐ横が網走港だから、早朝、エンジンの音とかうるさそう。
といわけで、道路と港の両方からなるべく離れている駐車スペースで、シートセッティングして就寝だ。
明日はついに宗谷岬アタックだ。

 

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