■ 5月4日(土曜日)
前日のシートのセッティングの仕方が良かったのか、今日はしっかり足を伸ばして、布団の上で寝ているのと大差ないくらい快適に寝れた。
今までと何が違うかと言うと、一番沈んだ状態となっているリアシート(頭部分)に、枕代わりのクッションとタオル一枚轢いたくらいだが、これがリクライニングシートがほぼフラットとなり、とても寝やすくなった。
うん、前のインテグラRでは考えられないくらい快適だったな。
バケットシートに変更しなくて正解だった。
●まずは秋田へ
夜が開け、出発する車の音とか、ドアの開け閉めの音で目が覚めた。
さすが、北上して来ただけあって、若干肌寒いな・・・。
時刻はは5:30と早めだが、今日の昼には秋田の市街地へ行きたいので、そろそろ出発しよう。
まずはぶらっと散歩。
昨日、日帰り温泉を探す際に道の駅をぐるっと一周しているので、大体雰囲気は分かっている。
←道の駅庄内みかわ
まだ早朝なので、人気は少ない。
ついでに、見物するような公園やモニュメントもない。
散歩をしている間にも、車中泊した車が出発していく。
私も、出発しますか。
道の駅を出発し、もと来た国道7号を戻り、日本海海沿い道へ向かっている国道112号へ。
あとは、ひたすらこの道を進むだけだ。
途中、見つけたコンビニで朝食を買い、それを食べながら移動。
朝食買う時にも思ったけど、やっぱ寒い。
5月だというのに、ジャンパーがいるな。
ま、朝晩だけだと思うけど・・・。
しばらく走り、閑散とする庄内空港を通過し、酒田市内へ。
酒田市内も特に観光をする場所はない。
そのまま進んでいると、思いがけないものを見つけた。
←あ!これは!
桜が咲いている・・・だと!!
私の地元では4月の第一週くらいが見所のピークの桜を、ここでまた見れるなんて!
そういや、昔、鉄腕DASHで桜前線を追い越せって、東京から北上して、どこで桜前線抜けるかってのをやってたっけ。
今、まさに私がそれを体験するとは思わなかった。
ってか、こっちは地元の4月第一週の気候と同じなのか・・・では、ココより北の秋田、青森はもうちょっと寒いということに・・・。
単純計算だと、北海道の函館は3月、宗谷岬は2月と同等ということに・・・。
さらに車を進め、道の駅鳥海で一旦休憩し、朝の歯磨き。
道の駅鳥海でも、沢山の車中泊の車がいたが、朝7:00だというのに、出店がもう空いている。
おでん、フランクフルト、餃子、肉まん・・・どれもおいしそうだ。
私はさっき朝食食べたので、ここは我慢しよう。
道の駅を出発してしばらく走ると、例のアレがありました。
←山形から秋田へ
←秋田から山形へ
朝早かったし、Uターンできるところがすぐにあったので、上りと下りの両方撮影。
さすが、日が出ていると簡単に撮影できるぜ。
県境を撮影し終えたところで、更に秋田へ。
●鳥海山
さて、県境の東側には、山形県と秋田県をまたがって存在している鳥海山がある。
地図では、ツーリングに最適の場所と書いているし、実際、鳥海山への移動を促す看板が多い。
昼までに秋田市内に行かないとこの後キツイが、何もない移動よりは何か観光でもしておくか。
ってことで、行くことにした。
鳥海山の南斜面の入り口は既に通過してしまっているので、この場合、にかほ市にある北斜面から上り始め、頂上の展望台に行ってから、南斜面を下り、もう一度県境を通ることになる。
私の旅行では良くある、行き戻りでなく、一周して少し後ろに戻る走法だ。
3時間くらい・・・いや、4時間かかるかもしれない・・・・そうなったら、秋田市街地でバトルギア4の鍵作ってUターンだな。
そんなことを考えながら車通りのない早朝の県道を快適に走る。
地図に従い、鳥海ブルーラインへと入りしばらく進むと気になる看板が。
←通行止め!?
積雪のため通行止めって書いてる。
確かに、山の上の方は雪が残っていても不思議じゃない。
さすが、北上してきただけあって、5月と言えども温暖じゃない。
でも、まぁ行ける所まで行ってみるか。
通行止めの看板にホッとしながらもなおも進む。
←まだ途中
さらに先にも通行止めの看板。
標識や看板全般に言えるものだが、大体2度同じ看板が合った場合、3回目が実物という。
今回の場合も、この先が通行止めなのか・・・。
と思ってたら、後から来た車が入っていった。
あ、コレ、夜間は通行止め・・・ってことなのか。
別の車が入っていったことだし、私も少し時間を空けて、行ってみる。
平地から山岳地に差し掛かり、田んぼの見える喉かな快走路だった道路は、山道特集の峠道になった。
クネクネの登り勾配にうなるエンジン音。
道路の横の谷間には溶けきらなかった雪がチラホラ見える。
テンション上がって来た〜〜と思ったら、突き当たりに到着。
←残念でした。
やっぱ通行止めだった。
前に入った車も、横の広いところで休憩中。
やっぱ、Uターンだよな・・・と思っていたら、ゲートの向こうから車があわられ、人がやってきた。
なになに・・・
通常8:00から開通するけど、除雪作業のため今日は10:00から開通・・・との事。
時刻は8:00・・・ああ、普通は今から通れるけど、除雪が手間取って今日は10:00からってことか。
さすがに10:00までは待てないので、私は順路に引き返すことにする。
ま、雪まみれの鳥海山へ上らなくてホッとしたというのもあるが。
●秋田へ向け北上
鳥海山から下りてきたら、相変わらず国道7号線を北上。
ここから秋田市街地までは、約2時間の道のりだが、大した見所はないのでひたすら車の運転。
←ただただ走るだけ
ま、今回の旅行自体も、ほぼ車の運転で終わる予定だったので構わないが。
途中、道の駅岩城で休憩。
←キャンピングカーが多いね
お土産物売り場が開いていたので、お土産も物色。
秋田と言えば、何があったっけ・・・・??
秋田美人のクッキーに、秋田小町(米)、雛内鳥の何かしら、稲庭うどん、横手焼きそば、きりたんぼ・・・ああ!聞いたことのあるお土産が割りとあるね!
特にきりたんぽのラインナップが豊富だ。
ウチの親の評判はイマイチだったが・・・。
どう見ても鍋の具だが・・・ま、一応購入候補だな。
あとは、友人のお土産で横手焼きそばとか・・・かな。
まだ他にも探したいので、今回は見送りということで。
(そもそも、秋田に来て、まだ何もしてないし)
海沿いということで鮮魚とかも見てみたが、こちらは目立った名物はない。
日本海沿いだから、てっきりカニとかあると思っていたが・・・水産業はあまり盛んではないのか・・・。
あと、観光案内所で東北道の駅スタンプラリーという本を発見。
期限は2014年の1月だから、今回の旅でしか集められない・・・が、何かの思い出になりそうなので購入。
キチンとスタンプもGET[。
お土産の購入計画も進んだところで再び出発。
引き続き国道7号を北上し続けると、やっと秋田市内に到着。
←雄物大橋を渡ると、急に都会になった
←さすがに都会だ
ラウンドワン秋田店
秋田市内でやることは1つ、バトルギア4の鍵作りだ。
店の場所も大体分かっているで、まずはそこへ向かう。
国道7号と国道13号の合流点を国道13号の方へ曲がり、しばらく走ると左手にラウンドワン発見。
←どこも同じような店構えのラウンドワン
車を停めて中に入り、2Fに上がり適当に探すとあった!バトルギア4だ!
持ってきていた生鍵で早速登録。
車は・・・全車種作ってしまて、今2週目状態だから・・・よし!ココはランサーエボリューション3だ!
実はランエボはまだ2週目が始まったばかりだから最新のランエボでも良かったけど、何となく3だ。
登録も終わり、足跡もいくらか残して終了。
これだけで帰るのも勿体ないので、ついでに初音ミクもプレイ。
・・・ラウンドワンのくせに、初音ミクが2台あるのか・・・ってわけで、順番待ちすることなくプレイ。
何回かやって、エクセレントトライアルを消化したら終了。
さて、そろそろお昼時なのでご飯食べたい・・・けど、1Fにあったココイチではつまらない。
何か、エエ所ないかな・・・。
●道の駅あきた港
どうせ食べるところ探すなら、目的地へ向かいながら探したいので、国道7号を北上しながら探す。
一桁国道沿いなら何かあるだろ・・・と思っていたが、あるのは吉野家、すき屋、ガストなど、おなじみの店・・・気がつくと、中心から少し離れて店とかなくなってきた。
秋田の町って、意外と小さい・・・あ、日本海側で一番大きい都市は新潟だったっけ。
地図で確認すると、この先に道の駅があるみたい。
こんな都会に道の駅が・・・???名前からして何か海鮮物の食べ物があるかもしれない。
ってことで、道の駅あきた港へ。
←シンボルの塔
広い駐車場の一画に車を置いて中へ。
風が強くて寒い中、駐車場では陽気なBGMが流れていた。
建物がいくつかあるようだが・・・観光案内所とイベント広場とフードセンター?。
むむ、これは・・・私が期待していたドライブイン的な場所とは、ちょっと違うな・・・。
←広いね
観光案内所は入り口こそ空いているものの、事務所とかそんなばかり。
買い物のかの字も感じない、ビジネスの匂いのする建物だ。
フードセンターは、いろいろな出店が集まり、豊富な観葉植物が置かれた緑あふれるテラスで食事ができる場所。
名前は分からないが、なにやらアーティストが生ライブしてた。
その入り口には、アイスクリームを売っている、派手な衣装のおばあちゃんが、椅子にチョコンと座ってた。
幟には「ババヘラアイス」って書いてる。
ん???何か聞いたことがあるような・・・。
(ババヘラアイスとは・・・おばあちゃんがアイスをヘラで盛って売り歩いたのが元になった秋田の名物)
この後、ババヘラアイスを何度となく見ることになるが、まぁそれはいいか。
イベントホールでは、何かしらの物産展がやっていた。
秋田に来て秋田のお土産を探していたのに、北海道物産とか博多物産とか言われても・・・。
大した記念品も見当たらず、屋台程度の食べ物しかなかったので、食事は後回しにして、先に進むことにした。
●道の駅しょうわ
地図を見て気がついたが、この近所では今いる道の駅あきた港のほかに、まだあと二つ。道の駅が存在している。
何でこんなに道の駅多い・・・?
スタンプラリーの台紙も持っているので、行って見ることにしよう!
お昼ごはんは?何か、どうでもよくなってきました(笑
道の駅あきた港を出発し、国道を北上すること約30分。
都会から離れ、すっかり田舎の方になった場所で道の駅発見。
看板に従い入ると・・・駐車場いっぱいだね。
順番待ちするの面倒くさいので、一番奥の未舗装の駐車場に車を置いた。
歩いて中へ向かうと、歩道には長い花壇が。
←沢山の花が咲いている。
←いや、爽快だな
むむ!?この道の駅が何をテーマにしているか分かった気がするが、一応中へ。
中では、花の種や苗木を格安で売るイベントが行われた。
だよな・・・だから、こんなに混雑してるんだ。
こりや、食べるところねーな。
一応お土産もチェック。
記念品の類はなかったが、横手焼きそばやきりたんぼなど、お馴染みのお土産は沢山売っていたので、こちらでいくつかのお土産を購入。
スタンプもゲットしたところで、もう1つの道の駅へ。
食べ物?フランクフルトやおでんくらいしかなかったよ。
●道の駅てんのう
道の駅しょうわから国道101号を走り10分ほど走ると、次の道の駅についた。
ってか、なんでこんなに道の駅多い・・・???
←入り口にはシンボルタワー
この道の駅は、先ほど通ってきたしょうわやあきた港と違い、天然温泉が併設されている。
駐車場も広いし・・・まさに、車中泊のための場所だな。
入り口近くの駐車場は空いてないので、奥の方に車置いて歩いて中へ。
広い買い物センターと小さな観光案内所で構成され、買い物センターでは沢山の地元特産品が売られていた。
注目は、売店の横で唯一やっていた海鮮屋のフグの天ぷらや、沢山の海の幸のカツが乗せられたデラックス海鮮丼だな。
海沿いを走っていたはずなのに海の物みたのは実に久しぶりだな(笑
食べたかったが、沢山の人が並んでいるので一旦スルー。
さらに中を探すと、建物の裏のタワー1階にそばや発見。
何か地元では有名店らしいのだが、私は聞いたことがない。
こちらもすごい並んでいるのでスルー。
海鮮丼も食べたいが、そばでもいいかな・・・でも、並ぶの面倒くさい。
とか言っている間にも、行列は途切れることなく・・・結局、たいして並ばなくても買えたフグの唐揚げをGET。
←これがうまい!
車に持ち帰り、食べてみた・・・おお!うめぇ!
所々入っている骨がウザイが、フグと食用油、塩の加減が絶妙!
でもやっぱ、骨ウザイ。
骨のせいで見た目ほど食べれる部分は少ないのが残念だが、とっても美味しかった。
フグ食べたの何年ぶりかな・・・。
さて、おやつを食べたところで、昼食は諦めて先へ進みますか。
● 入道崎
さて、次に訪れるのは・・・地図で探すと、男鹿半島の先端に入道崎という岬がある。
そこ行って見よう!
国道101号を北上していくと・・・
←国道横になまはげのモニュメント発見
ん?ああ、この先の男鹿半島には、なまはげが有名だったな。
ん・・・秋田って米しかイメージなかったけど、結構いろいろな観光名所があるじゃないか。
国道101号を進み、山間部で妻恋峠の回転展望台をスルーし、三差路で県道に入り、看板に従い寂しい海沿い道を進んでいくと・・・見えた!入道崎!!
←何やら観光名所の予感!
沢山のお食事処と灯台、沢山の県外ナンバーが、ココか観光名所ではないかと予感させる。
早速、中央の広い駐車場に車を停めて、散策開始。
・・・って、メッチャ寒!
←たくさんのお土産店
お昼過ぎだというのに、駐車場には沢山の車が止まり、併設されたお土産兼食堂には沢山の人が行きかっていた。
特に、最近出来たような、真新しい店構えの店は、すごく人が集まっている。
一応、公平に一軒一軒見ていくわけだが・・・置いているお土産はどの店も大差ない。
食堂で食べれる料理は、地元の鮮魚を使ったハタあげ丼、それにウニ丼。
どの店もウニ丼は提供されているが、相場は2300〜2500円といった所か。
どの店も扱っている品物は同じなのに、客の入りが違うのは・・・やはり、店が清潔かどうかだろうな。
さて、お土産は観光が終わってから買うことにして、まずは観光だ。
←秋田県では唯一の岬となる
通路に従い歩くと、入道崎の看板、その向こうには入道崎灯台。
←これは何だろう・・・・?
さらにその横には、北緯40度のモニュメント。
・・・といっても、それは世界測地系が導入される2000年以前のお話。
日本の位置を表す方法が日本測地系から世界測地系に更新される際、緯度経度の位置が200mほど動く結果になったという。
ココから200mほどのポイントが本来の位置のはずだが・・・手元の地図で確認しても、緯度経度の交わる部分が若干南西になっているので、間違いないはず・・・まぁ、それはいいか。
←もっと後ろから写真
ちなみに、この北緯40度のモニュメントの周辺にも真北にそって作られら目印の石柱があり、それがまっすぐ一直線に北緯40度モニュメントの中心を通るようなっている。
←すごい精度だ
50mおきに石柱が、4つほどあるのだが・・・よくもまぁ、こんなの作ったよな・・・
石柱に彫られた5cm程度の隙間がピッタリ一直線になる具合が、すごい測量精度ではあるが、測量精度うんぬんよりも、施工の精度の方がすごいよね。
で、他には・・・
←何か遊覧船があるっぽいよ
海底が透視できる遊覧船が、ここから崖下に降りたところにあるみたいだが、今日は営業していないようだ。
確かに、今日は風強いもんな。
←で、その隣
となると、残るは入道崎灯台ですな。
人がだれも居ないのが気がかりだが、取り合えず奥に進む。
←おなじみの灯台スペック
灯台について解説された看板もあるけど、もういちいち見るの面倒なのでスルー。
光源の標高とか、明るさとか、高いところにあるほど明るくなるのは分かっているよ。
強風に耐えながらも中へ進むと・・・人が居ない理由が分かった。
←閉まってる。
強風のため参観中止・・・!
通常は中に入って上まで上れるが、今日は風が強くて危ないからダメだと・・・。
今まで幾つも灯台回ってきたけど、こういうのは初めてだ。
ま、上の展望席で風に煽られ下に落ちたらダメだもんな。
ま、灯台の中も、今までいくつか入って大体構造は判っているからいいけど。
灯台の観光を終えたところで、買い物だが・・・先ほどもいろんな店でウニ丼が売っていたので、ウニ丼食べてみようかな。
実はウニは、見た目がグロっぽくて気持ち悪いから食べたことないのだが・・・一応高級食品で美味しいという噂は聞いている。
ここは社会勉強のつもりで食べてみるか・・・。
食べるんなら、安い店がいいけど・・・。
人が沢山いる店は順番待ちが長い。
かといって、店の人には悪いが、閑古鳥の店には入りたくない。
人は多くなく、ちょびっとの人がいる程度の店がいいけど・・・。
時刻はおやつの時間だが、客足が消える様子はない。
そもそも、今まで回った岬系の観光地って、たいてい繁盛する1〜2軒だけが売れて、他の店が潰れているものだが、ここはどの店も潰れてない。
確かに、店によっては客の入りに差があるが、こういう人里は慣れた場所は、大体廃れているものだ。
それが、5〜6軒あるお土産屋兼食堂が、どれも潰れていないなんて・・・。
観光地として、人の出入りが盛ん・・・だということか?
とか何とか思いつつも、一軒の店を物色。
他の客が入っていくのが見えたので、私も入ることにした。
←テレビで紹介されたと書いてあったので、入っちゃった
入ってみて、店の異様な雰囲気に後悔した。
民宿兼お土産屋なんだけど、クッキーや饅頭といった、流行のお土産物は売ってない。
貝の加工品とか、珊瑚のような置物とか・・・挙句、UFOの目撃証言と、それらでTV取材を受けた時のDVDなど、漁師の食堂とは程遠いお土産が置いてある。
BGMは、UFO取材が放送されたときのTV映像という・・・。
典型的な流行らない店ですな・・・
もしかして、一番入ってはいけない店だったか?
だが、店の入り口付近には、今まで訪れた芸能人の写真とかが張ってある。
どうやら、石塚さんもここを訪れたようだ。
ウニを推しているのか、UFOを推しているのか、良く分からない店だな・・・。
私の直前に入ったお客さんはドン引きだ・・・。
他に訪れるお客さんも、足早に去っていった。
うむ、それが正解だ。
メニューはマトモだったので、ウニといくらの2色丼を注文。
出てきた料理もマトモだったので、一安心。
←一応マトモな食べ物が出てきた。
恐る恐る一口・・・お、美味しい!
初めてウニ食べたけど、こんなトロトロだったとは知らなかったよ!
口の中でとろけるようで、それでいてさっぱりとした味で・・・うめぇ!
いくらも、一粒一粒がぷりぷりして、口の中で卵がはじけて、中の旨みが口中に広がり・・・うまい!
一緒に出てきた煮付けが微妙だし、味噌汁も若干甘口だったけど、丼がとにかく美味しかった。
うむ、こんなだったら、また食べてもいいかな。
って、大盛行けばよかった。
あと、店の店員とバイトが、後ろの席で休憩している。
店のご主人と女将さん、その娘と孫、孫の友達だと思うんだけど・・・その日常会話が・・・何言っているかわからん(笑
僅かな標準語で推測できそうだが、その僅かな標準語でさえ聞こえてこない・・・恐るべし、東北。
あと、客と同じ部屋で休憩するのやめろ。
食事を終えると、別のお店で一応お土産を購入して撤退。
いやぁ、来て良かった。
ん?よく考えたら、秋田県に来てはじめての観光らしい観光だったかも?
●そして岬一周
入道崎を出発し、来た道と逆方向の左周りで国道へ戻る。
基本岬沿いの道なので、少し道のりが長そうだ。
帰り始めてしばらくは、海から少し離れた場所を走る。
草原の中を走る道路・・・周りに電柱もない、解放された感じ。
この感じ・・・北海道と一緒だ!
正面には遠くに見える山、右手には草原の向こうに日本海が見える。
綺麗だな・・・・あ、こういう時こそ写真。
←北海道を思い出す自然に満ちた場所
さらに進むと、入り江に入り、岩がきで評判のお店を通過すると、なんだか賑やかになってきた。
街になった・・・というわけじゃなく、そこだけ異様な人だかりが出来ているという・・・。
これは・・・男鹿水族館・・・だと!?
こんなところに水族館があるのか。
しかも、日本で唯一北極グマがいると言う・・・。
そういえば、海沿いを走ってきたはずだが、最後に見た水族館は新潟だったような?
やっぱ、アレか・・・水族館も橋梁とかと一緒で、水族館どうしが○km以上離れないといけないとか、規制があるのかな?
水族館の前を通過すると、水族館の駐車場空き待ちの車が、大渋滞を起こしている。
こりゃすげ〜〜!こんな渋滞、鳥取砂丘に旅行に行った時以来だ。
俺が通って来た道、よく渋滞してなかったな(笑
2kmほど進み、
渋滞の最後尾を見届け、更に進む。
道は岩場にできた海との隣接道になっていて、夕方という時刻も重なり、大きな木の無い開けた岩場に一本だけ通る道路が幻想的で良い。
この景色・・・車のCMとかで見る景色だな。
地形以外の遮るものがない景色というのは、開放感があって気持ちいいな・・・。
←まるで北海道のような場所。
しばらく景色を眺めながら走っていると、石油基地やコンビナートが出てきて、国道に合流して岬一周完了。
いやぁ、常識離れした絶景ポイントを走れて、良かった。
よく考えたら、美味しい海のものが食べられる観光岬って、この辺じゃここだけなんじゃね?
あ、それで、青森、岩手、宮城、仙台の車がこのあたり多いんだ。
東北中の観光客がここに集まっているから、入道崎のお店も潰れないんだな。
●道の駅 おおかた
男鹿半島一周が終われば、また順路に戻り、国道101号をひた走る。
ってか、男鹿半島を過ぎたら、同じ国道なのに国道とは思えない寂れたところを走っているんだが?
←ここは国道なのか?
周囲に電柱もなく、道路の外側線しかない寂しい道路だが、一応国道な。
時通り見える畑や荒地が、都会離れしてるね・・・。
ってか、本当にここは国道なのか?
国道の標識がなくて不安だったので、携帯でも位置を確認しながら走る。
道も狭くて、あんまり飛ばせないから中々進まないな・・・。
しばらく行くと、交差点をまっすぐ行ったところに道の駅があるらしい。
国道は左に曲がっているが、トイレ休憩したいので寄ろう。
←ってことで道の駅
地図を見ながら走ると、あっさり到着。
夕方17:00が近いため、帰り支度の人の方が多い中、一応お土産を物色。
大体今まで見たことあるものばかりだが・・・一品だけ、見たことない品物があった。
地元のかぼちゃを使ったかぼちゃパイ。
うむ、こういう、どこにも売ってないその地域限定のものが欲しいんだよね。
ってことで、購入。
トイレも済ませて出発。
さて、秋田高速道路の入り口目指して出発・・・の前に、夕暮れになって写真が取れなくなる前に、緯経度交会点標示塔というのに行かないとな。
●緯経度交会点標示塔
さて、時刻は既に夕方。
写真撮影のタイムリミットが近づいているので、秋田自動車道終点ではなく、先にこちらに行く。
道の駅おおかたを出発し、地図に従い、路地を曲がる。
むむ、未舗装路になってしまったが・・・あっているのか?
途中不安になり引き換えそうかとも思ったが、勇気を出して前進。
すると・・・あ!何かあるよ!!
←あった!
田んぼと用水路に囲まれた平坦な場所に、ポツンとありました。
車は・・・直ぐ横に微妙に広い場所があるので、そこに怠慢に駐車。
まずは周辺を観察してから、標示塔を見物。
←お馴染みの解説標
何か、一面田んぼばっかりの雄大な場所だな・・・と思っていたら、ココはかつて、琵琶湖に継ぐ日本第2位の湖だったが、20年かけてここを埋め立てしたんだそうだ。
ちなみに、10度単位で緯度と経度が交わる場所も、日本ではココだけなんだぜ。
ま、測量の基準が日本測地系から世界測地系に変わってから、場所が200mほど変わっているはずだが?
その200m横の地点は・・・今は田んぼの真ん中だった。
←同じ緯度経度の主な都市
ロサンゼルス、マドリード、北京と同じ緯度・・・ということは、同じような気温なのかな?
あ、ヨーロッパは年中偏西風が吹いていて温暖な気候・・・て、小学校でならったっけ。
←で、肝心な奴
で、肝心の交会点は・・・・
ああ、塔の中心がそうなのか。
←塔の中心
金属の三角錐を模した塔の中心に、大理石(?)の台座があって、その中心に黒い出っ張りが。
その円形の出っ張りの中心が交会点のようだ。
今でこそ基準点の中心は金属鋲の十字の中心がお馴染みとなっているが、これが出来た当時は、基準点の中心は円形の皿の中心だったんだな。
(三角点に使われている古い石柱もいっしょ)
そうこうしていると、私以外にもう一人、物好きな観光客が車でやってきた。
車を駐車する際、私の車を睨んでいるように見えたが・・・、あ、俺、車を怠慢駐車してたんだっけ。
ヤバイヤバイ、とっとと出発だ。
●ゴールとUターン
緯経度交会点標示塔を出発し、もと来た国道101号に戻ると、また国道とは思えない田舎道をひたすら直進。
なだらかな山の尾根沿いに出来た道を走り、左手に荒野と海、右手に荒野を眺めながら走っていると、信号交差点に出た。
左折すると引き続き国道、右折すると、先ほどの緯経度交会点標示塔に向かう県道である。
わざわざ国道を走ってきたわけだが、県道を走ったほうが絶対速かったな・・。
信号を左折すると、すぐに国道7号へ合流。
徐々に薄暗くなってきた国道7号を走ると・・・程なく、秋田自動車道能代南ICに到着。
一応、ここが設定したゴールなんですが・・・。
何故ここがゴールなのかと言うと・・・たいした理由ではない。
これ以上進んでも、結局このインターチェンジまで戻ることになるからな。
どうせ戻る必要があるなら、ここでUターンして、来年青森を目指すとき、ココからスタートすればいいのだ。
家からココままで、高速道路一発でいける分、深夜割りも使えるというわけだ。
それに今回の旅行、まだ山形でやることがあるしね。
ちなみに、ここから更に先に進めば、能代という街があるが、大して大きくないし、青森県の県境まではあと2時間程度ありそう。
なので、ここでUターンだ。
とりあえず、直ぐ横にあったコンビニで休憩。
地図を眺めて、予定を考える。
もう日は落ちて暗くなっているので、やることは、お風呂とご飯なわけだ。
とりあえず、国道7号を通って帰り、秋田市街地でご飯食べるとして、その後のお風呂がなさそうだな・・・。
秋田市街地の中に日帰り温泉がないこともないが、愛知県のとき見たいに「既にない」という場合もあるからな・・・。
ま、とりあえず、戻ってご飯食べながら考えようかな。
●夕ご飯と次の目的地
秋田自動車道能代南ICから国道7号を戻る。
既に回りは暗くなっているので、周りの風景は分からない。
ただ、さっき立ち寄った大潟村の広大な田園が右手にあることは確かなんだが・・・真っ暗で・・・あ、そういや、電柱や街灯がなかったっけ。
そりゃ、真っ暗だよな。
しばらく進むと、道の駅しょうわへ向かう交差点に到着。
いろいろな場所に立ち寄りながら来たからわかんなかったけど、結構遠かったな・・・。
秋田自動車道昭男鹿半島ICの交差点をまっすぐ行くと気がついた。
そういえば、さっきの交差点を曲がった先にある道の駅てんのうに、天王温泉という日帰り温泉があったっけ。
ここからならそう遠くない。
あるかどうか分からない温泉探すより、今ある温泉に行ったほうが良いか。
ご飯よりお風呂を先に済ませるのは、FKDと旅行に行った時以来だな。
大きめの信号交差点を曲がり、適当にちょいちょい・・と走る。
この辺りは、昼間に一度国道を走り、位置関係が頭に入っているので、地図なしで・・・国道101に合流。
そのまま昼間通った高架を進むと、道の駅に到着。
昼間のような人だかりはないが、温泉のところだけ車が多かった。
ちゃっちゃっと準備をしてお風呂へ。
施設の中は・・・記憶に無いほど、他の施設と内容は一緒だ・・・(笑
お風呂が終われば、もと来た国道7号線に合流し、秋田市街地へ。
晩御飯は秋田県でしか食べられない郷土料理・・・がベストだが、20時近くなった今からそれを探すのはほぼ無理。
しかも、昼間通ったとき、地元にもある牛丼チェーン店やファミレスを確認している。
今更この辺りにしかない店を探すなど・・・。
国道7号線沿いにななさそうなので、ちょっと通りの大きい県道沿いを探すと、聞いたことの無い名前のファミレスがあったので、そこに入ることにした。
←まるまつって言うファミレス
まるまつって・・・なんだそれ?
見た目はガストとかジョイフルを連想するファミレスだ。
中に入ると、人はそこそこ。
禁煙席を選び、メニューを見て・・・考える。
寿司やカツのメニューが豊富で、ステーキがない・・・。
なんか、さっぱりしたものばっかりだな・・・。
肉類がカツとか唐揚げとかしょうが焼きって・・・。
というわけで、カツ丼と単品の蕎麦を注文。
←カツ丼
←単品で蕎麦。安いよ
両方とも美味しくいただきました。
ってか、昨日の晩も寿司とうどんのセットだったので、ガッツリ肉行きたかった。
ご飯が終われば、目的地へ移動。
折角の秋田市街地ですが、明日山形でバトルギア4の鍵を作るには、こんなところで遊んでいるわけには行かないと、食べながら気づいたのであります。
●夜のウチに大移動
日が落ちてからの移動は本意でないが、この際仕方が無い。
何故なら、次の目的地である山形は、国道を走ったとしても、ほぼ1日の移動時間が必要だと気づいたのだ。
山形でバトルギア4の鍵を作り、米沢で米沢牛を食べ、明日の夜から高速に乗って帰り始めるには、今日中に横手以上移動しなくてはならない。
横手で横手焼きそばが食べれなくなってしまうが、この際仕方が無い。
国道13号を山形方面に進み、途中にあるインターチェンジへ入る。
このまま国道13号を通って行ってもいいけど、時間がかかるのはヤダ。
それに、夜だからスピードを出せる・・・という考え方も、北海道で捕まって以来捨てている。
国道13号走派というわけには行かないが、つまらないこだわりは捨てて、高速で行くべきだろう。
ってか、国道走派って・・・俺って、ひょっとして道路マニア?
秋田自動車道秋田南ICから、ETCを使って横手方面へ。
夜なのでスピード出したいところではあるが、周辺の景色も分からないし、知らない土地では何があるか分からない。
捕まったらあほらしいので、キチンと制限速度くらいで走る。
しばらくコロプラの地図と手持ちの地図で位置を確認しながら走る。
周りに走る車もいないし、対向車もほとんど無く、時々、県外ナンバーの車が私を追い越していく。
その車ってのが、大抵東京、千葉神奈川方面の車なんだよな・・・。
あの人たち、もう帰るのか。(人の事は言えないが)
ああ、長距離を旅行する人にとって、今の時間帯は高速を使って大移動する時間だもんな。
あの人たちは、旅行を終えて帰る途中かも知れんが、それより遠い私は、まだ道中か・・・(笑
しばらく走ると、やっと横手ICに到着。
ここで降りて道の駅で夜を明かしても、結局朝一に山形へ出発するので横手焼きそばは食べられない。
ここは湯沢横手道路という短い高速道路へ分岐。
片側一車線になった狭い道路を終点まで走り、更になんちゃって高速道路に変わってからも直進を続けると、国道13号に合流したところに道の駅発見。
時刻は12:00過ぎ・・・駐車場が狭いため、停めれるところなし。
停めれるところなし!?
今までいろんな道の駅来たけど、車が停めれなかったことはなかったな!
この辺りは、車中泊をしながら旅行する人が多いのかな?
停めれるところ無いので、道の駅を出ようと思ったら、私の後について車が一台出てきた。
ん?ということは、どっか空いたんじゃないのか?
その辺をぐるっと一周してきて、もう一度道の駅の中を探すと・・・あった!一箇所空いてる!
無事、車の駐車スペースを見つけることができた。
本日はここで就寝。
寝る時に思ったが・・・何か寒いな。