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情報一覧表 ハワイ エピソード編
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 私ときんちゃんは1種類ずつ計3枚詰め込んで、マスタは2枚で、銀の匙を投げた。
「残すのは悪いし、もったいないから、持って帰ろうよ。メイちゃん!折を頼んで!」
「折?折はないだろうけど、ヘギならあるかもしれん」
「あ、あほなことを・・・」ときんちゃん。

 半分近く残ったパンケーキの山を前に、冗談を言った後、作戦会議。
「『とっても、おいしかった。おいしかったから、友達にも食べさせたい』そう言ってから、『持って帰りたいので、入れ物を貰えますか?』という風に、メイちゃん通訳して!」
とのマスタのご指示。
「テイストグッド!サランラップ・プリーズ!てか?」
「あのなぁ」

 結局、「Would you・・・」や「I'd like to・・・」の、こてこての丁寧英語で紙皿と袋をゲット。
「蓋が要る」を、マスタがゼスチャーと笑顔と「プリーズ」でアルミホイルをゲット。
みんなの力で、目的は達成した。

 情報:May I have a doggie bag? が持ち帰り袋を頼む時の正式表現。
    "犬用袋"の意味だが、人間様用を用意してくれる。
    ちなみにbugとなると虫 〜新幹線型電車内の英会話放送より
 

 それにしても、マスタの英語力はすごい。
朝、ホテルのエレベータの中で、家族ずれの小さな女の子に向かって、
「Where are you going today?」
なんとも流暢に話しかけたのだ。
女の子は、はにかんで答えなかったが、横の小生が驚いた。
私の親父より2つも年上で、大正生まれの78歳のマスタ、その開けた国際感覚には、ただ舌を巻くばかり。