オリエンテーションのおばちゃんからの情報収集に時間をとりすぎたため、
ツアー中に１度のチャンスの「コダック・フラショー」がやばくなった。
オリエンテーション会場から通りを南東へ歩いたら、突き当たりの動物園に阻まれた。
会場はちょうどこの先なのに、近道はなさそうだ。南へぐるっと大回りしなければならない。
もう始まっている時間だから、「早く行かないと終わってしまう〜」と思うと、つい早足になる。
それまで、遅れ気味ながらも一緒に歩いていたマスタの足取りが、ここに来て急に遅くなった。
「ちょっとここで休んでいるから、２人で行ってきなさいよ」
７８歳。小生の親父より２つも年上だ。
"おっと、やばいなぁ。大丈夫かな"
との心配な目で、きんちゃんと見交わした。

　幸い、動物園の周りは、大きな並木があり、
「この木陰で休んでいるから」
との言葉に甘えて、後ろ髪引かれながら、フラショーの会場へ急いだが、ショーは既に終了。
とりあえずの記念写真を撮って、急ぎ足でマスタの元へ。

動物園の入り口に林立する大木(モンキーポット)の木陰で、マスタと出会い安心した。 日向はジリジリの夏！マスタは黒の長ズボンに、黒の長袖シャツ。 ただでさえ、ハワイの熱を吸収する服だが、その下には、ラクダの長袖とラクダの長パッチ。 日本の真冬の衣装のままだそうな。 「そりゃあ、あち〜わ」 高齢のせいでないと判明して安堵して、早速ＡＢＣストアーで半パンとシャツと帽子を見立てて、さらに安堵した。