このカナダの旅情報を編集していて気づいたことがある。
カナディアンロッキーは、日本で言えば「上高地」ではないかと・・・。
つまり、ツアー客がバスでまわっているカナディアンロッキーは、
上高地で言えば"河童橋"あたりの観光地まで。
しかし、そこから７時間のトレッキングで、"涸沢"の別天地へたどり着ける。
さらには穂高連峰や槍ヶ岳の3000m級の山頂からの絶景が待っている。
上高地の奥にある本当の絶景を知らないで、カンディアンロッキーの奥にある本当の感動を知らないで、カンディアンロッキーへ「行ったぞ」「見たぞ」と満足しているのではないかと・・・。

　今回、カナダで山歩きをしている欧米人や日本人にたくさん出会った。
彼らはカナディアンロッキー本来の姿を、既に知っている。
読者の皆さんも、それだけの奥深さを持った処だということを、知っておこう！
「あそこは、もう行ったから・・・」いえいえ、単に「寺院の山門を見た」に過ぎないのです。

　これからカナダを個人旅行する皆さん！
決して、観光ツアーコースをトレースする個人旅行にならないよう！
観光でなくアクティビティを！「行く」や「See」ではなく、しっかり知識の準備と装備をした「Ｄｏ」の個人旅行をしてほしい。
皆さんは既に国内では、それができているのだから・・・。

モレインレイクから2.5hのトレッキングで得られたラーチバレーでの感動。 バックはテンピークス