ステップ4 Howに拘れば楽しくなる 例えば「キチネット付き宿での滞在型休暇」

 旅の準備のポイントは、What(何を目的に)→Where(どこへ)→How(どんな風にこだわって)を明確にすることである。
 第4ステップでは、SeeではなくDoを指向したり、Seeなら対象を総なめにする等、要は「何でそこまで凝るのか?」と言われるぐらいことを発想し、頑張れば実現可能なレベルでHowを設定してみよう。
大きなこだわりから小さなこだわりまで、ご自由に!

<実現可能な一般向けの例>
・ビザ取得、宿手配など、旅行代理店へ頼まず、全て自分でやる
・キチネット付のロッジでの長期休暇>
 (してみたいけど、時間の使い方が、まだ下手だろうなぁ)
・全ての日本人野球選手へ応援してくる
・レンタルのキャンピングカーで旅をする
・スケッチではなく、油絵を1枚描き上げる
・現地からリアルタイム紀行記を送る
・町の端から端まで歩く
・名物を食べ歩き、味と映像を記録する
・ロッジのキチネットでデコレーションケーキを作る
・町のスーパーマーケットの全ての商品価格を記録する
・朝食と夕食を全て自炊
・ずっと英語で通す(くっ苦しい)

 旅の4要素であるアゴ(食事)・足(交通手段)・枕(宿)・アクティビティや、目的・場所・手段等なんでもいい、ただ1点だけ、とにかく自分なりにこだわってみよう。
これらのこだわりは、実現できても、だれも褒めてくれない。単なる自己満足の世界である。そして、この自己満足が旅を楽しくし、思い出を鮮明にしてくれるのである。



参考:以下は、こだわりというより目的となるレベル。
やってみたい場合は、ステップ1「目的を決める」へ戻ろう!

・レンタカーでのアメリカ大陸横断(会社のMさんがやらかしました)
・自転車でのカナディアンロッキー国立公園縦断
・カナディアンロッキーの全ての湖を制覇

手作りサンドをほうばる面々/ジャスパー・オールドフォートポイントにて<体験談>
 ハニーが一番楽しかったことは、「その土地での生活を楽しめた」こと。
住んでいる人がいつも行っているスーパーマーケットで夕食や朝食の買い物をし、街のコインランドリーで洗濯をして、この土地のことなら少しだけ詳しい人になれた。
その土地のスーパーを覗くのは、すごく楽しい。 枕くらい大きな袋のサラダ用カット野菜を見つけ、値段を見たら300円。オレンジジュースの大きな2Lの紙パック。七面鳥やチキンのスライスハム。うずたかく積み上げられた食パンの山。 そんな光景に見とれて次第に慣れて、どこに何があるかを覚えて、昨日より安いことに気づき、店員さんと顔見知りになり、少しずつ生活の一部になっていく。
 移動型の旅ではなく、滞在型の旅ならではの楽しみ。これも他人が設定したツアーでなく、自分たちの自由旅行だからこそできる。