「宿を押さえる」へ

ステップ3-1 エアー(と宿)を押さえる 例えば「7/20発バンクーバー、→7/24カルガリー」

エアーと宿、どちらも早ければ早い程、安くて条件の良いものが確保ができる。まずはエアー予約説明から。

 HIS等の旅行代理店へ「出発月日と行き先、帰国月日と出発地、人数」で、格安チケットを探してもらい購入する。ただそれだけで、海外の空港まで行って帰ってこれる。「旅の窓口」にも海外格安航空券の検索・予約サイトがある。
 そもそも「格安航空券」とは、旅行代理店が人気路線のフライトの座席枠を団体扱いとして買取り、それを切売りしているもの。フェリーの回数券を1枚単位で釣具店が売っているのと似ている。だから、個人旅行なのに出発空港にて「LAXツアー(ロサンジェルス空港ツアー)」等の名称で「集合・点呼」もありうる。
 これに対抗して航空会社が出しているのが、少し高め(2割前後アップ)の「正規割引航空券(PEX)」。JAL悟空、全日空GET、大韓航空パスカル等など

格安航空券が手に入らなければ、あくまでキャンセル待ちするか、さっさと安心のPEXチケットへ切り替えるかの決断をしよう。


[お奨め]
ストップオーバー(途中降機):JRの途中下車のように、エアーでも行きや帰りの途中に立ち寄った空港(都市)で1日以上の滞在ができる。最終目的地までの直行便ではもちろん無理だが、経由・乗り継ぎ便の場合は、このストップオーバーを利用すると、2箇所をエアーで繋いで回れる。
 
例)関空または名古屋〜カルガリー往復。バンクーバーで乗り継ぎのためストップオーバーし、4日後にカルガリー行きに乗るよう予約。帰りは即日乗り継ぎ。この5日間(時差のため4日間ではない)をバンクーバーとビクトリアに充てた。

飛行機は移動手段だから、航空会社にこだわるメリットはない。複数の中から選べるのなら、海外の航空会社を選んでみよう。行きの飛行機の中で英語への取っかかりができる。
カナダへは、関空からエアカナダ、ユナイテッド、大韓航空等。名古屋からはカナディアンエアー。

エアカナダは関空発着[情報]
ヨーロッパへの南回り便は、飛行時間が長くなるため我々には少々辛かった。若い人、飛行機に長く乗りたい人、機内食を何度も食べて見たい人、東南アジア〜アラブの香りを体験したい人には向いている。

エアーと現地での宿を同時に申し込むと、「手配旅行」となり「エアーオンリー」よりもキャンセル料が高くなる場合がある。仮押さえ等でキャンセルの可能性が高い場合、旅行代理店へ確認のうえ、別の代理店へ申し込む等で手配旅行を回避しよう。

キャンセル待ちの場合、グループの内の1人でも引っかかったら、しめたもの。グループだからということで優先度がアップする。


リコンファーム(reconfirm):出発の1週間〜4日前辺りに(〜72時間厳守)、航空会社へ乗ることの再確約を入れる必要がある。「リコンファームです。日にち、便名、氏名」でOK。(カナディアンエアーの場合は、航空会社から確認の電話があった) 現地にて帰りの便も忘れず電話を入れること!


用語の説明 〜航空会社のサイトより引用〜
期日変更可否でのチケットの種類
FIXチケット 申し込み時に帰国日決定 「正規割引航空券(PEX)」はこれに含まれる。
出発前にあらかじめ全便の予約を確定しておかなければいけないチケット。その予約の変更もできない。自由がきかない分だけオープンチケットより料金は少し安めに設定されている。日程が決められているので、計画的な旅行向き
FIX/OPENチケット 現地で帰国日一回のみ変更可能
出発前に全便の予約を入れておくが、現地に到着後、日程を変更できるチケットのこと
OPENチケット 現地で帰国便を指定可能
帰国便の予約をしないで購入できるチケットのこと。有効期限内なら現地で予約の変更もできる。最高で1年オープンのものまである

― フライト方法 ―
直行便 どこにも着地せず、ノンストップで目的地まで行く便
経由便 目的地に行くのに、途中経由地に寄るが、便名は変わらないもの
乗り継ぎ便 目的地に行くのに、途中で飛行機を乗り換えるもの。便名が変わる
ストップオーバー 経由便・乗り継ぎ便で目的地までの途中、または帰りに立ち寄った空港(都市)で24時間以上滞在すること。日本語では途中降機

― 訪問都市数 ―
1都市訪問 単純な1都市への往復チケットをさす。フライト方法は、直行便、経由便、乗り継ぎ便いずれの商品もある。商品の訪問都市数に、複数表示されていても、1都市のみ訪問することも可能
2都市以上訪問
周遊 表示された価格で、複数都市訪問することができる商品を「周遊」と呼ぶ。商品に掲載されている都市数は、このチケットで行くことができる都市数。同料金で「オープンジョー」が可能な場合は、その都市数も含まれ、「(オープンジョー区間含む)」と表示されている
オープンジョー 行きの目的地と帰りの出発地が違うルートのこと。
例)パリに到着し、鉄道で移動して、ロンドンから帰国する場合
都市名+2フライト(例) 表記されている都市を拠点に、プラスで複数都市訪問することができる場合の表記。片道フライトで1フライトカウントする。
例)パリ+2フライトの場合は、パリ+ロンドンへの往復(2フライト)