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ステップ2-1 場所(と行程)を決める 例えば「夏のカナダ西部」

(1)旅の目的が決まれば、関連資料をどんどん集めよう!
@旅行代理店のパックツアーのパンフレット 見所を絞るためのとても良い資料となる。なんと言っても無料なのがありがたい。その中に目的にぴったりのツアーが見つかれば、パックツアーを活用しよう!(美術館めぐりやトレッキングのパックツアーも多い)
Aインターネットの紀行記 目的+目星をつけた場所で検索してみる。ただし玉石混交。(今回の恐竜のティレル博物館は、行き方等とても参考になる記事があった)
B行ったことのある人に尋ねる 生の情報源として聞きたいことが聞ける
Cガイドブック 先人の生情報に存在意義があった「地球の歩き方」も、今や単なる観光ガイドブックに成り下がった。すごく残念!同レベルだが、昭文社の「個人旅行」も役立つ情報が多い
D目的に合う内容と場所に関するTVの旅行番組 録画しておく。地名から地図で位置を確認する

(2)検討
 場所の詳細情報から、@目的への適合度、A主要空港からの移動時間と交通手段、Bその場所の空間的・時間的広がりを確認していく。
この段階で、「ここも良さそう、あそこも良さそう」のように、目的の領域や目的そのものが膨らんでくる。
目的の細分化や、時には目的の変更もあっていい。
情報が増えてくるから、目的と場所は行きつ戻りつで、次第に固まっていくのが普通である。
私の場合も、当初の目的「大自然(山)の中での休暇」からスイスも候補に上がり、家族の意向を踏まえて、
 妻:花の街ビクトリアでの休暇
 娘:恐竜のロイヤル・ティレル博物館での発掘体験
 私と家族全員:カナディアンロッキーでの休暇とドライブ
へと細分化して落ち着いた。

<参考情報>カナダ VS スイス
カナダ スイス
カナダは夏がベスト!天候と昼間の長さが最大のメリット。
日向はカラッと暑いけれど、日陰は寒く極端なため、影の境目を探す程。 ただし、この時期、世界各国から旅行者が押し寄せている。
秋の紅葉という手もあるが、夏でも朝晩寒いから、たぶんかなりであろう。
スキーが目的なら3月終わりから4月初旬がベストシーズン。(吹雪の中を滑っているのは日本人だけらしい)
夏のスイスもすばらしい。花が咲き乱れ、カラッと快晴。
登山電車とハイキングが似合うスケールである。
食事もうまい。宿探しも楽!
ツェルマットからロープウェーでひとつ登った山岳ホテルが良かった。グリンデルワルトは雑踏、山の反対側のヴェンゲンが静かで良い。ミューレンは静かすぎる

どちらが良いかというより、要は旅の目的である。
 [野生動物に出会いたい]:迷わずカナダ(リス、エルク、ヤギ、マーモット・・・)
 [アルプ(牧草地)のハイキング]:スイス。(概してカナダは山登りに近く、往復のため距離も長くなる)
 [高山植物ウオッチング]:どちらも可能
 [グルメ]:スイス
 [サイクリング]:カナダ
 [ラフティング(川下り)]:カナダ
 [乗馬]:カナダ(川沿いの小道)
 [雄大な風景(「山岳」+「平原」)でのドライブ]:カナダ
 [爽やかな高原を満喫]:スイス

その目的に、下記のメリット・ディメリットを加味する。
旅の4要素 カナダ スイス
アゴ(食事) これといった名物なし パンもチーズもハム類もうまい
足(交通手段) レンタカーまたはバス 電車、登山電車
枕(宿) 事前予約要(当たり外れ大) 当日観光案内で探せる(外れ小)
アクティビティ 多彩で値段も手ごろ ハイキングが楽しい(但し穴場を探せ)