５:２０頃国境を越えた夜行列車で、朝の８:０５にブリーク着。乗り換えてツェルマットにたどり着いた。
ピッケルを持った女性や音のせぬ電気自動車とポクポク・カランカランの馬車がメインストリートを行き交う。
地球の歩き方で見つけておいたホテルへ電話で予約を入れた。
「昼過ぎの時間からでもチェックインができますか？」
にホテル・シュバルツゼーの女将は快くＯＫしてくれた。
ロープウェーは霧の山頂駅に着いた。
折り返しに乗ろうとする添乗員と思える日本人男性に聞いた「ホテルはすぐそこ」を頼りに、右も左も分からぬ霧の中を前へ進んだ。
標高２５８２ｍ、ぼんやりと建物が見えたときは正直言ってほっとした。
レストランのボーイに言うと、中２階の事務所へ案内され、女主人から鍵を渡された。
部屋を捜し当てて我々のドアを開けた。
羽毛ぶとんにバストイレ付き、窓からはマッターホルンが目の前にそびえるすばらしい部屋だ。
洗濯をして昼寝をして、「夕食です」に目がさめた。
メインは、フライドポテトを敷き詰めた大皿にローストチキンが半羽、どかっと載っている。これが一人前。
翌朝、明るさに目を覚ましカーテンを開ける。
またまた一面の霧？いやいや一面の雪景色。なんと。
今日は真夏、スイス建国記念日８月１日なのに。
