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欧州編 行程マップ  パリへの道のり
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Hプリマレピックにて フロントは幅3m程のロビーの奥に机が一つ。
流暢な英語をしゃべる35才くらいの男性が応対してくれた。
彼と我々、3人乗ったらいっぱいのエレベータ。外の扉と飴色の内側の扉を順に閉めて、薄暗い木枠の箱が5階に登る。沈黙の中、古い機械油の匂いがした。
真っ暗な5階ホールで、彼は壁のスイッチを押した。白熱灯に照らされたやはり飴色の木のドアを開ける。
ぱーと明るい光景が現れた。部屋の広さは8畳くらいか。清潔なカーペット、清潔なベット、籐製の椅子とテーブルにかわいいカーテン。東に向いた面が押し開きの広い窓になっている。明るさはそのせいだ。
40cm程上がったベランダに出ると、パリの下町が広がっている。実にいい部屋だ。
清潔なバス、トイレにビデ付き。朝食を含めても一人4,000円で、こんないい部屋に泊まれるのに、日本の団体旅行者は大変な無駄使いをしている。



サクレクール寺院の白いドームが見える さっそく荷物の整理を始める。ハニーが洗濯をしている間にベランダにロープを張り、物干を作ることにした。張りながら5階からのパリ下町を眺める。
真下はさっき登ってきた坂道。
古いシトローエン2CVとビートルが仲よく並んでいる。
人通りは少ない。
向かいの建物はアパートらしく、つましい生活のにおいがする。
屋根には何十本もの素焼の煙突。それぞれの家庭の暖炉につながっているのだろう。
 煙突の林の向こうに観光ガイドに出ていたサクレクール寺院のドームが、夕日に映えて見える。とするとモンマルトルの丘までは、さほど遠くない距離である。

 片づけの後、夕刻の店をのぞきながら、寺院が見えた方向へ坂を登る。
ホテルのすぐ近くに惣菜屋があり、ガラス越しにポテトサラダやうまそうなチキンの照り焼き等が並んでいる。
夕食は帰りにここで買って部屋でのディナーにきめる。
ところが、帰りにはすでに閉まっていた。いくら明るいとはいっても、8時前だもんね・・・

[教訓]
1. パリの宿は1泊朝食付き3〜4,000円の下町の宿がいい。(とびこみで充分)
2. 夕刻は早めの買物。


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