3Hz spike & slow wave complex

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3Hz spike & slow wave complexは、欠神発作(absence seizures、または、小発作:petit mal)でよくみられる突発性異常波です。
 

  

[特徴]

1. ほとんどの欠神発作で3Hzの規則的で左右対称性、広汎性のspike & slow wave complexが観察されます。

 

2. spike & slow wave complexを詳しく観察すると、周波数は2.5〜4Hzの間を変動し、ひとつのspike & slow wave complexの中でも初期よりも終了前後の方が周波数が小さくなります。

3. 過呼吸賦活試験によって3Hz spike & slow wave complexがよく誘発されます。臨床診断が欠神発作の患者の場合、過呼吸の実施時間を5分間に延長することもすくなくありません。

4. 3Hz spike & slow wave complexは過呼吸賦活試験に限らず、睡眠賦活試験、閃光賦活試験など様々な賦活法でよく誘発されます。

 

[意義]

1. 3Hz spike & slow wave complexが出現している時は、一般に患者は意識が消失しています。特に、3Hz spike & slow wave complexが出現するの全時期の意識消失の有無の確認がとても大切になります。

2. 欠神発作は小児欠神てんかんと思春期欠神てんかんに大別されます。従来いわれていた欠神発作は、小児欠神てんかんで6〜7歳で発症し、男児よりも女児に多く見られます。また、思春期欠神てんかんは思春期に発症し、性差はみられず、spike & slow wave complexの周波数が若干早い傾向があります。

3. 小児欠神てんかんは1日数回〜数十回の意識消失発作が見られることも少なくありません。

4. 欠神発作は中心脳性発作の代表的な発作です。