病院や診療所では、治療や検査目的で患者の体内、つまり心臓に極めて近い部位にカテーテルや電極を挿入したり、留置する場合も少なくありません。そのため、そんな患者を取り囲むME機器や金属製品の金属露出部を0.1Ω以下のアース線で一点アースし、各機器および金属製品間の電位差を10mV以下に抑えるように等電位接地します。
等電位接地(EPRシステム)によって、ミクロショックを防止することが可能となります。
各機器の電位差が10mV以下であれば、人体の抵抗を1kΩと仮定すると、人体に流れる電流を10μA以下に押さえることができます。
オームの法則 ( 10mV ) = ( 1kΩ ) × ( 10μA )
等電位接地が機能しているか否かを評価する為には、交流電圧測定器(もしくはデジタルテスタ)を用意し、一端を等電位接地点(ERPポイント)に接続し、もう一端をME機器やベッドなどにあて、電位差を測定します。当然、等電位接地点に接続しているすべての機器や金属製品が10mV以下の値なら問題ないことになります。