漏れ電流の種類

1. 接地漏れ電流
接地漏れ電流とは、主としてクラスI機器のアース線(保護接地線)を流れる漏れ電流です。一般機器の場合は、正常状態で0.5mA、電源導線の1本が断線した単一故障状態で1mAと規定されています。

 

 

この漏れ電流は、アース線を流れて接地されていますから、安全に処理された漏れ電流と考えることができます。

 

2. 外装漏れ電流

外装漏れ電流とは、ME機器の外装(ケース)にふれた記録者や被験者(または患者)などを介して大地(アース)に流れる漏れ電流です。

B型・BF型・C型機器では、正常状態で0.1mA、アース線が断線した単一故障状態で0.5mAと規定されています。

 

これは記録者や使用者にとって、とても危険な漏れ電流です。

 

3. 患者漏れ電流-I

患者漏れ電流-Iとは、ME機器から電極装着部(機器と患者の接合部)を介して被験者を通り大地に流れてしまうといった漏れ電流です。

B型・BF型機器では正常状態で0.1mA、アース線が断線した単一故障状態で0.5mAと規定されています。また、CF型機器では正常状態で0.01mA、アース線が断線した単一故障状態で0.05mAと規定されています。

 

これは被験者(または患者)にとって、とても危険な漏れ電流です。

 

4. 患者漏れ電流-II

ME機器の信号入出力部に接続された他のME機器が故障したために、その電源電圧(100V)が信号入出力部を介して被験者を経て大地に流れてしまうといった漏れ電流です。

B型機器の単一故障状態は5mAと規定されています。

 

これは被験者(または患者)にとって、とても危険な漏れ電流です。

 

5. 患者漏れ電流-III

被験者に接続された他のME機器が故障したために、被験者に直接商用交流(100V)がかかってしまい、それが被験者を介して電極装着部からME機器、引いては大地に流れてしまうといった漏れ電流です。

BF型機器の単一故障状態は5mA、CF型機器の単一故障状態は0.05mAと規定されています。

 

これは被験者(または患者)にとって、とても危険な漏れ電流です。

 

6. 患者測定電流

患者測定電流とは、増幅器のバイアス電流(直流)とかインピーダンスプレスモグラフィに使用する交流など、被験者に装着した2つの電極間に流れる生理学的な効果を意図しない電流をいいます。