電撃反応と心室細動

近年、ME機器のみならず、家電製品の大多数が交流コンセントから流れてくる商用交流で稼働しています。

これらの機器が正常に稼働している場合は問題ないのですが、何らかのトラブルが生じ故障した場合に、漏れ電流(リーク電流)がこれら機器からヒトの身体に流れてしまうことがあります。そんな時、多くの場合、ヒトはビリビリと感電してしまいます。感電によって引き起こされる人体の反応は電撃反応(電気ショック)とよばれています。

 

電撃反応の恐いところは、大きな漏れ電流がヒトの身体に流れることによって、心臓に心室細動が起こる可能性が高まるところなのです。

 

正常の心臓の動き

心室細動

心臓の動きはリズミカル

心臓はけいれんしています

正常心電図
心室細動の心電図

 

通常、心臓はリズミカルに運動しながら肺や全身に血液を送り出していますが、心室細動になると心臓が痙攣(けいれん)してしまい、肺や全身に血液を送り出せなくなります。つまり、心臓が止まったのと同じ状態なのです。ですから、心室細動が3〜5分間以上続く様だと、感電したヒトの命がなくなる可能性が急激に高くなります。

 

 

脳に流れるべき血液が5分間以上途絶えると、例え、除細動(痙攣を止める治療)をして心臓が正常な動きに戻ったとしても、脳死状態になる可能性が高くなります。

 

なお、この電撃反応は電撃を受けた部位・電撃を受けた時間・電撃を受けた面積・電流の波形などによって異なります。