地球(earth)は無制限の静電容量を有する導体と考えることができます。そして、様々な電界や磁界の影響を受けても、ほとんど大地の電位は変化しませんから、とても安定した導体ともみなすことができます。この地球という導体と、回路を接続することを接地、または、アース(英)、グランド(米)とよびます。
【接地の目的】 1) 感電防止
大地とME機器などの電子回路との間の対地電圧をできるだけ等しくするための接地です。
対地電圧が大きいということは、感電しやすい状態にあるということができます。
2) 電子回路における安定した基準電位
電子回路が正常に動作するために電源電圧の基準点を確保するための接地です。通常、大地を基準に取ることが多いのですが、安定した基準と見なすことができる箇所であればよく、電子機器の接地点よりも十分に大きな電気の導体であれば問題ありません。
飛行中の飛行機の計器類(電子回路)は、物理的に大地に接地することができません。飛行機では計器の電源電圧の基準点を確保するために、通常、機体に接地しています。