直流と交流

電気は直流(DC)交流(AC)の2つに大別されます。

直流は乾電池に代表され、一方向にのみに電流が流れます。

 

 

※ 単1・単2・単3などの乾電池の電圧は1.5Vです。

ちなみに、ACアダプターは家庭用の交流を直流に変える装置です。

 

交流(商用交流)はコンセントから得られるもので、周期的に電流の大きさと流れる方向が切りかわります。一般家庭や病院、大学、その他の施設で、通常、利用されているのは100Vの交流(単相正弦波交流)です。

 

 

※ 100V交流とは実効値が100Vということで、交流のピーク値ではありません。

 

 

【実効値】
交流は電流の大きさが一定周期で変わり、瞬間の値も刻々と変化します。その交流が行なう仕事を直流と同じとして、交流の電気的効果を表わすのが実効値なのです。

 

 

ちなみに、交流が現在、家庭用の電気などに広く利用されている訳は、直流は電圧の上げ下げや変圧ができませんが、交流は電圧の大きさを変圧器によって容易に変更することができることに起因しています。つまり、遠くの発電所から高電圧で送電し、家庭や施設の近くで電圧を下げて、電気を利用できるからなのです。

なお、工場などでは単相正弦波交流3つを一定の時間周期にした200Vや400Vの三相交流が利用されています。

 

 

東日本の標準が50Hz、西日本の標準が60Hzとなっているのは、明治28年(1895年)に東京電灯浅草発電所運転開始時にドイツ製50Hz発電機を、また、翌々年の明治30年(1897年) に大阪電灯がアメリカ製60Hz発電機を稼働してしまい、その後、統一ができないままで今日に至っているからです。なお、現在、電化製品にはインバーターという50Hzと60Hzの周波数を自在に変換できる回路がついています。