関東神経生理検査技術研究会
国産第1号脳波計木製号とその記録(脳波)

 

 

資料のご提供:日本大学文理学部 山岡淳名誉教授

 

 

 

国産第1号脳波計
「木製号」(昭和26年製)について

 

終戦直後、米軍の医学関係の最高指揮官であったサムス准将は「米国にはペニシリンがあり、脳波計がある」と誇示されました。

 

昭和24年、東北大学の本川弘一教授を班長とする脳波計の国産化を目的とする脳波研究班が組織されましたが、当社はレコーダ部門の担当として参画しました。

一方、当時の東大工学部阪本捷房教授、高木末夫先生のお勧めもあリ、先生方のご指導のもとに、オール自社製の脳波計生産に着手、商品として国産第1号の脳波計を完成しました。

脳波研究班ではその他数種の試作脳波計と実地検定によリ比較検討を行いましたが、この脳波計が量も優秀であると判定されました。

 

この国産第1号脳波計は日本大学文理学部に納入され、山岡淳教授のもとでその研究に永年使用されてきましたが、山岡教授のご好意によリ当社に寄贈されたものです。

 

チャネル数:2

増幅器:真空管式

電源:バッテリ式

記録器:インク書き式

 

※ 当時、ペンにインクが頻繁に詰まるため、赤チンをインクの替わりに使ったそうです。

 

記録:昭和27年5月

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

※ ノイズが少なく、滑らかな記録波形に驚かされます。