関東神経生理検査技術研究会
会長のご挨拶 - 糸を紡ぐ -

 

 

関東神経生理検査技術研究会の所司睦文(Chikafumi SHOSHI)です。

日本の臨床脳波検査を黎明期から支えてきた日本医用エレクトロニクス技術者会の解散に伴い1989年、初代会長石田哲浩先生、第2代会長末永和榮先生たちが中心となり、関東神経生理検査技術研究会が設立され、現在までの24年間という長きに渡り、輝かしく誇るべき歴史が紡がれてまいりました。同様、1990年東北地区では佐々木政一先生(初代会長)たちが北日本ME技術者会を設立し、両会は切磋琢磨しながら活動してきました。しかし、2005年北日本ME技術者会が惜しまれつつ活動を停止し、そのため、北日本ME技術者会の多くの所属会員は当会に入会されました。

私はこの様な長い歴史と伝統のある研究会の会長に就任することとなり、私にできることは何なのかを自問自答しながら、その重責を痛感しています。

臨床脳波検査、末梢神経伝導検査、聴性脳幹反応(ABR)や体性感覚誘発電位(SEP)、視覚誘発電位(VEP)、運動誘発電位(MEP)などの脳誘発電位等を包括した神経生理検査は解剖生理学的知識、医用工学的知識、病態生理学的知識および計測技術、ノイズ除去技術などの習得が特に必須な検査分野です。翻って、臨床検査技師を養成する大学等でこれらが十分に教育されているかというと、現実はなかなか厳しいものがあります。また、日常検査の他、術中神経モニタリングや脳死判定などをそつなくこなす神経生理検査の専門家の需要が高まっています。これらの学習はどうしても卒後教育に拠らなければなりません。

関東神経生理検査技術研究会の存在意義は私はここにあると考えています。関東神経生理検査技術研究会はあくまで、会員の皆様の知識と技術獲得のサポータでありたいと感じています。

私の使命は、諸先輩たちの英知によって紡がれた神経生理検査という糸を次の世代に紡ぎ渡すことだと考えています。これを肝に銘じ、これからしばらく尽力していきます。会員の皆様の絶大なるご支援とご鞭撻を心よりお願いし、ご挨拶とさせて頂きますます。

2013年(平成25年)1月27日(日)

花粉に怯えつつ

 

C.SHOSHI.

 

 

関東神経生理検査技術研究会会長  所司 睦文