■5月8日(土曜日)
朝になり目覚め。
今日が旅行での最後の宿泊日。
早速、朝食のバイキングを済ませ、出発です。
●やまなみハイウェイ
ビジネスホテルを出発後、すぐに交差点を曲がり、やまなみハイウェイへ。
阿蘇山に行こうかとも思ったんだけど、あそこは心臓の弱い人は行っちゃダメなのだ。
(うちの母親は心臓が悪かった)
どうせ前回阿蘇山に行ったので、今回は別の道を通ろうかなと。
信号を曲がった後は、しばらくは綺麗に整備された山岳道を快適に登る。
まあ、この辺りは、特に見所がない・・・。
しばらく山を登り、信号交差点を直進すると、山の尾根道のような場所になって、周辺の樹木や建物がなくなった。
視界には、道路と青空、草原しか見えない。
視界いっぱいに広がる草原の中を、一本の道が横断する光景。
これだよ!これ!!やまなみハイウェイがいつまでも人気なのは、この美しい景色だ!
(写真でお伝えできないのが残念だ・・・ってか、写真とるの忘れた)
この美しい景色に、隣に乗っている父親と、後ろに乗っている母親も感動。
若いころ、たった一度きり、会社の社員旅行で来たときの事を思い出したようだ。
40年くらい前のことらしいけど・・・あの時と全然変わってないんだってさ。
しばらくやまなみハイウェイを通り、いくつかの牧場を通過すると、前回も訪れた大観峰という展望台がある。
まだ朝早く、オープンしてないとは思うけど、阿蘇山を見に行きますか。
←そんなわけで、展望台に到着。
まだ朝早いので、おやつの売っている売店はまだ空いてない。
でも、既にここには何人かの観光客が来ていた。
ここで食べるソーセージやソフトクリームがとっても美味しかったけど、それよりもそれを売っていたおじさんがとても面白い人だったのを覚えている。
ま、空いてないんじゃ買い様がないわけですが。
大観峰を出発し、さらにやまなみハイウェイを走る。
この辺りは牧場も多いので、牛乳を運ぶトラックや牧草を運ぶトラックも通る。
地元ではミルクロードとも呼ばれているようだが・・・。
阿蘇市街地と九重方面への分かれ道の交差点では、九重方向へ。
阿蘇市街地は前回も通った道だし、そっちに行っては大分市に逆戻りだ。
ここは予定通り、九重へ向かい、ついでに耶馬溪にも行く。
交差点を曲がり、やまなみハイウェイを北へ北上。
←こんな感じの景色が、ずっと続きます
いくつか牧場を通過すると、正面に山が見えてきた。
む、あの山を越えて向こう側へ行くのか。
国道442号を横断する信号交差点も直進し、山道へ。
草原いっぱいの道もここまで。
ま、峠超えするなら仕方ないよね。
峠道のその途中で、アレを発見。
←県道なので、看板は小さめだ。
楽しそうな峠道のヘアピンを曲がり、上まで上ると展望台があったので、そこで小休憩。
やまなみハイウェイの草原、その向こうに阿蘇山を撮影。
ここからでは阿蘇の外輪山はまったくわからないが、広い平野の向こうにポツンと見える阿蘇山が綺麗。
峠を越えてさらに北へ向かえば・・・次なる目的地、九重だ。
●九重夢吊橋
さて、峠を越えたあとは、地図を見ながら次の目的地へ。
九重へ向かうには、今のやまなみハイウェイを通っていては行けれないので、どこかで路線を変えないと。
ま、草原でなくなったやまなみハイウェイには魅力はないので、最短で目的地へ向かいましょう。
てなワケで、地図を見ながら狭くて怪しい道を進むと・・・あった、あそこが九重夢吊橋だ。
最近整備されたような綺麗な施設が目印です。
時刻は午前中というだけ合って、これから人が多くなる時間。
車を置いて、まずは売店でおみやげ物をチェック。
うん、いろんなおみやげ物がありますが、特に記念品といったものはない様子。
吊橋をわたるための入場料を購入し、早速吊橋を渡りましょう。
まずは、入り口に記念撮影をしてくれるお姉さんが。
何か知らんけど、写真取ってもらった。
ん?これはひょっとして、箱根の駒ケ岳ロープフェイにあった、写真は無料で撮るけど、プリントしたものは割高になってますが、帰りに買って帰ってくださいねってやつか?
ま、自分のカメラでも撮ってれたから良いか。
←吊橋を正面から
では、改めて歩いて渡ります。
夢吊橋の概要図。
全長は390mに及び、高さ(高低差が一番大きい場所)は173mもあるんだってさ。
うん、私が派遣されていた大長見ダムより少し大きいくらいか。
歩いて渡ると、橋が少し左右に揺れてる。
ま、ワイヤーでしか支えてないんだから、当然だが・・・。
足元はしっかり板が着いていて、転びにくいようになっている。
左右の手摺も胸くらいの高さまであって、これを越えて下に落ちるなんて、わざとでもない限り無理だろう。
下を覗き込むと・・・うぇぇぇ、高い。
程なく、中間地点に到着。
一応、ここが一番高低差の大きい場所のはずだが。
吊橋からは回りに滝も見える。
これは、吊橋からじゃきゃ見れない景色だ。
揺れる橋を渡り終えて反対側。
ん?あんまり怖くなかったけど・・・??
反対側にも、売店、トイレがある。
一度だけだが、ゲートの向こうに出て再入場できるので、ここはゲートから出て外を歩いてみよう。
まずは吊橋の東側の全景。
こっちは大通りに面してないので、駐車場自体も小さい。
階段を登り御茶屋がある広場へ移動。
←職業がら、こんなものも・・・
はい、測量用の三角点ですね。
北海道でも良く見かけましたあれが、ココにもあります。
この地点が日本のどの位置かを表現するための大事なものなので、大事にしましょう(笑
さらに長い階段を登ると、お茶屋の並ぶ広場だ。
ここでは、数軒の御茶屋と展望台がある。
ほぼ全部の御茶屋に展望台があるんだけど、この展望台はそこの御茶屋の所有物のようだ。
本当は有料だが、自動車の駐車料金を払ったり茶菓子を食べたり買い物したら、無料になるようだ。
ま、店閉まってるから、勝手にあがっちゃっていいのかな?
一番眺めのよさそうな場所で撮影したが、どうも周りの木がじゃま(笑
広場を駐車場の方へ歩いて行くと、駐車場の向こうに神社を発見。
ついでに拝んでおくか。
←入り口ッす
白鳥神社というらしいが・・・誰も来ない。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とあともう一人だれがを祭っているらしい。
ということで、旅の安全と経済回復を祈願。
広場に帰ってきて、広場の小高い丘の上に新しく建設された、白鳥神社の別館に当たる場所にも寄ってみた。
ここでは、非常に珍しい白色の蛇がいるんだってさ。
閲覧料500円・・・別に見なくてもいいのだけど・・・まあ、見とくか。
えっ?撮影禁止?ちぇっ・・・。
小さな建物に入り、幸運を呼ぶ白蛇を閲覧。
金魚の水槽のようなケースの中に、白い色の蛇が2匹。
そのうち一匹は眠ってるみたいだが、もう一匹は赤い目を見開いて舌をちょろちょろしてた。
ガイドの若い男いはく、白色の蛇は突然変異で生まれた珍しい蛇なんだそうな。
「へーー、じゃぁ、この蛇死んじゃったら、もう見れないんですね」
「・・・・そうですね」
この若い男、先の事までは考えてないらしい。
たまたま白い蛇を捕まえて、もの珍しいから見世物にしてお金を儲けよう・・・という魂胆だったのかな?
東側はある程度見たので、あとはお土産を物色。
む!?どうやらこっち側で1000円以上買い物をしたら、証明書をくれるらしい。
ってことで、タオルとお菓子買って証明書GET。
名刺くらいの大きさの小さな証明書だが、もらえるとなんだかうれしいな。
帰りも揺れるつり橋を歩いて渡り、行く時に撮影した写真も購入。
次の目的地は・・・耶馬溪で昼食だな。
←西側の方が、ダイナミックな写真が撮れる
●耶馬溪
さて、県道を北上していくと、しばらくして国道210号に合流。
すぐ近くに高速道路のICがあるので、ここからすぐ帰ることも可能である。
ちなみに、ここから国道沿いを東に行くと、1時間足らずくらいで湯布院へ行くことができる。
さらに直進すると、2時間程度で大分市街地・・・ま、行かねーけど。
ん?湯布院とも高速道路のICから近いということは・・・湯布院→九重→阿蘇→高千穂というルートが、中九州を観光する上で最適なルートだな。
そういや、ツアー旅行でも、このルートは良く見かける。
私はそれぞれをバラバラに行ってしまったわけだが(笑
それはともかく、国道210号を西へ。
少し行ったところで国道387へ分岐して、さらに県道へ分岐。
なんの刺激もない山間部の山をひたすら走っていくと・・・深耶馬溪という小さな観光地へ・・・着いたはずだが、あまりに規模が小さかったので、気づかずスルー(笑
そして、耶馬溪ダムへ来て、スルーしたことに気づいた(笑
耶馬溪ダムから国道に合流し、地図に従い程なく進むと、本耶馬溪に到着。
うむ、一言で耶馬溪といっても、本耶馬溪、深耶馬溪、奥耶馬溪と、いろいろ別れているのだ。
本耶馬溪は一旦スルーして、さらに国道を進むと、青の洞門・競秀峰というドライブインに到着。
ここから先は山を降りて初日の福岡←→大分の県境の辺りに行ってしまうので、Uターンだな。
結局本耶馬溪で観光だな。
車を置くところは少なめなようなので、近くにある道の駅っぽいところに車を停めて、歩いていく。
国道から見上げるところにゴツゴツとした岩山が並び、道沿いには昔ながらの建物を模した飲食店が並んでいる。
見たところ、どこもソバを売りにしているみたいなので・・・眺めのよさそうな一軒で、昼食をとることにした。
まだ席は空いていたが、窓際だと川の涼しげな流れと、岩山の両方を眺められてGOO〜〜〜。
だされた山菜そばも・・・手打ちそばと、山菜の入ったご飯が美味しかった〜〜。
強いて言うなら、すこし量が足りないか・・・?ま、ソバだし。
あと、店の中を少し掃除したほうがいいんじゃないのか??
食事が終わったあとは、国道を歩き、土産の饅頭を買ってから遊歩道へ。
遊歩道を歩いて、谷のすぐ目の前へ。
大きな石がゴロゴロ転がっていて、コケが生えたり、小さな木が生えているのが、時の経過を感じる。
渓谷のすぐ下って、始めてきたんだけど、こんなになってるんだ。
遊歩道を歩いていくと、看板が。
あ、本来はここから歩いていくのか
地味だが、小さな展望台から見える民家の裏側も、ゴツゴツした岩が見える。
そうだよね、この辺り一体がそうだもんね。
日本三大渓谷のひとつだが・・・妙義渓と比較すると、すこし規模が小さいのでは・・・と思わざるを得ない。
ん・・・ほかのもっとダイナミックな場所があったのかな・・・??
帰りは国道212号を通って、奥耶馬溪もチラ見。
大きな看板に「奥耶馬溪」って書いて歩けど、規模はさっきと同じくらい。
ん、一つ一つは小規模だけど、きっと全体的に大きな場所だったんだろう。
●そして帰宅
国道212を通り、九州自動車道の日田ICから高速へ。
その後、約4時間半のドライブの末、夕方家に到着。
今回の旅行では、長崎に触れてないので・・・今度時間がある時に、長崎の海沿いを走り、九州一周を完成させたいですね。