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ボートレース・競艇の初心者向け基礎知識と華麗な技

2017年11月改訂
このページは賭け(ギャンブル性)については触れません。
目次
ページ1 用語解説
ページ2
 ・華麗な技の解説と動画
 ・競艇と宝くじの売上分配率の違い
 ・競艇選手 物故者・引退者
 ・競艇CM動画
 ・競艇に関するメモ書き


私は、男女平等そして年齢も関係ないモータースポーツという理由で競艇(ボートレース)が好きですが、ギャンブルで儲けることはできないと思っているため、依存症にならないように収支をずっと記録しています。


そして「自分の予想そして少額で勝つ」を目標に楽しんでいます。


ここでは競艇を見て楽しむための基礎知識を中心に、後半では選手たちの華麗なる技(テクニック)を動画とともに解説します。


それをご覧になり、「カッコいい」と思われた方がひとりでも増えれば筆者としてはそれだけで満足です。


※各リンクについて
気づいた時点で修正しますが、リンク切れの場合はご容赦下さい。

2017年8月14日 児島競艇場 管理人撮影
 5日目第3レース・スタート時 約1.91MB
クリックで拡大します

2017年5月5日 児島競艇場 管理人撮影
4日目第4レース・1周1マーク 約1.66MB

管理人風 用語解説 *難易度順です

1号〜6号計6つのボートのこと。ここでは艇(テイ)と呼びます。

出走表というレースごとのメンバー表があり、1号艇から順に白黒赤青黄緑の色をボートと服にカラーリングをしています

クラス
選手の成績順にA1・A2・B1・B2とあり、A級は上手い選手で割合は少ない(全体の20%ぐらい)。

B1が人数が一番多く、上手い選手とそれなりの選手が混ざっているので予想が難しい。

B2はケガなどの理由で出走回数が規定を満たしていない選手。

出走表
番組表とも言われますが、前日の全レース終了後に発表される「翌日の予定表」で「相撲の取組表」のようなものです。

レース場ごとに1日に12レースが行われ、「1レース毎の6選手の組み合わせ」が書かれています。

ちなみに一日の前半のレースはBクラスの選手が多く、後半はAクラスや準優勝戦などが行われます。

レース場
競艇場のこと。エンジン音を間近で聞けるうえ、ネットで見るのとは違う迫力あるレースが楽しめます。

車のエンジン音やガソリン臭が好きな人ならレース場でも楽しめるかも。


★開場時刻  正確な時刻は各レース場にてご確認下さい

全国ほとんどのレース場:
 11時前後〜17時前後

・モーニング専門  シニアや夜勤の方向け
 芦屋・唐津 :
 9〜15時 *G1レースなどは通常時間です


・モーニングが多い: 徳山


・ナイター専門  ビジネスマン向け
 蒲郡・丸亀 :
 15〜21時前


・一年を通じてナイターの比率が高い
 若松・桐生


・春夏のみナイター
 住之江


・2017年4月1日から下関でもナイターがスタート
 
ターンマーク
コーナー(別名:マーク、カーブ)ごとににある円すい形の浮き。最初のコーナーが1マーク、次が2マークです

3周
1周800mを3周するとゴールです。ちなみに最高速度は時速 80kmで体感速度は120kmだそうです

コース
内側から1、2、3、4、5、6コースです。

1コースのことをインコースという場合があります。

スロー
スローコース

助走を取らないコースに入ること。おおむね1〜3コース。たまに3, 4コースが中段のスローになることも

スローの中で最もダッシュ寄りのコース(だいたい3)を「カド受け」と言います。

ダッシュ
ダッシュコースまたはアウトコース

助走距離を大目に取るコースに入ること。おおむね4〜6コース。

ダッシュの中で最もスロー寄りのコース(だいたい4)を「カド」と言います。

コース取り
枠番(出走表)どおりの順番に入ることもありますが、実際の順番はレースが始まってから決まるので誰もわかりません


2015/9/9追記
進入固定レースの場合は出走表通りのコースなので、当てやすい反面、当選金も少なくなりますが、初心者の方がチャレンジするのは最適かもしれません。

2014/9/21追記
新人は4,5,6コースのみで、1〜3コースには入れないそうです。
(情報元:RSKテレビまるがめボートフラッシュより 補足:ヤングレースは除きます)

スタート
リレーのヨーイドン方式でなく、フライングスタート方式を採用。

この理由として、リレータイプだと内側の艇が有利となりレースとして面白くないから、と聞いたことがあります


フライングスタート方式とは1秒以内にラインを超える必要があり、思いっきり助走を取る艇は合図より約10秒前に、助走をとらない艇は約8秒前にアクセルを入れ、合図の時にラインより手前そして1秒以内にラインを超える、という選手の勘によってスタートにバラつきが出ます。

合図より先にラインを超えると「フライング」、ラインを超えた時に1秒を過ぎていたら「出遅れ」と言います

ボートとモーター(エンジン)、プロペラ
ボートとモーターは競艇場ごとに同じメーカーのものを使用。使用期間も競艇場ごとにほぼ同じ。
*モーターは使用期間にズレが出るばあいもあり


2012年4月頃までは選手が自前のプロペラを持参して、自宅やペラグループの小屋などで木づちで叩いてカスタマイズできたが、その自前プロペラは廃止に。

以後、競艇場がモーター毎に用意した2枚のプロペラ(ヤマト発動機、ナカシマプロペラ)から1枚を選択して使う制度に変更になりました


プロペラを叩くことによって選手の好みで羽の角度を変えるそうですが、私には詳細は不明です。

●エンジンの全景
(児島ボートに展示されているボート)

リンク先 100KB

気温と湿度
気温と湿度によってエンジンが回りすぎたり、逆の場合があるそうです。とくに冬の昼間と夜間のレースとでは気温差があるため、昼用と夜用とでエンジンの設定を変更する場合があるそうです。

また住之江競艇場(ウィキペディア)ではライナー調整が可能だそうです(ライナーの詳細は不明)


結論として、梅雨、ナイターレースのあるレース場の昼と夜、冬といった季節や時期はこういったことが行われる場合があるため、通常の予想より難しくなる可能性があります

スタート展示
本番レース直前に行われる展示航走のこと。この展示の直前までなら、モーターの調整やプロペラの交換ができます。


選手たちはコース取りの練習およびスタートタイミングの調整をし、そして展示タイムという規定の距離での最速タイムを計測します。お客サイドは、このスタート展示の状況を見て本番レースを予想します。

競馬のパドックに似ています

ピット離れ・ピットアウト
6つの艇が入っているところをピットといい、本番の合図でピットを出て行くこと。

このピット離れがいいと、自分にとって都合のいいコースを取りに行けます。

回り足(まわり足)
ターンマークを回る時の速度のこと。直線速度と周り足が良いと「最高のモーター」となります。

チルト
プロペラの角度のことでおおよそ-0.5°から+3.0°の範囲で調整し、−方向だと回り足が向上し、+方向だと直線での速度が向上します。


ただ、直線重視か回り足重視かは選手たちの判断によって随時変更されます。

また、特定の選手は+3.0°という最高速重視を好む選手がいて、その場合はピット離れが低下するのでダッシュの6コースになることがほとんどです。

なお+3.0°となると極端に回り足が遅くなり、また競艇場によっては事故防止を目的に最高角度を+1.5°にしているところがあるそうです。


ただし、チルトゼロや+0.5にしても「回り足の落ちない走りを見せるA1選手」がたまにいます。そのため、予想が困難に(または面白く)なります。

部品交換
シリンダーケース、クランクシャフト、ピストンリングといったエンジン周りの部品を交換する場合があり、新品だけでなく中古に交換する場合があるそうです。


なお、交換したら記録に残されるうえに「取り付けて悪かったから前のものに戻す」といったことはない模様です。

交換して良くなる場合も悪くなる場合もあるため、選手にとっては部品交換は賭けとなる場合もありそうです。


予想する側としては「部品交換後の選手の走り」を上昇?下降?とどう予想するかで悩む場合があります
安定板
強風または波高が高い場合、舟を安定させるために取り付けるもの。

取り付けると走りが変わるらしく、 成績に影響が出ることも

温水パイプ
キャブレター(ガソリンと空気の混合装置)の凍結防止で秋冬専用
情報元:柳瀬興志選手のブログ(リンク切れ)

起こし
(起こしについては、複数の解説者の話から独自に書いた文章です)

スタート時に選手がアクセルレバーを握った瞬間にエンジンが動き、前へ進み始める時のこと。

「起こしが良い」といえば「エンジンの反応が良く、すぐに前へ進め」られ
「起こしが悪い」といえば「エンジンの反応が悪く、自分のスタート勘と合わせにくい」という意味だそうです。

握る
普通、速度を上げるためにアクセルレバーを握ることを指しますが、

「アクセルレバーを握ってコーナーを回る」、つまりコーナーで速度を上げて回ることも指します。

●アクセルレバーとハンドル(児島ボート展示)


成功すると、自分より内側の艇を引き波に落とすことができるだけでなく、自分はコーナーを抜けた後、高速で走り抜けることができます。

しかし失敗すると、自分が大きく外側へ流れてロスタイムが発生します。

前検日
レース初日の前日に選手はレース場に入りますが、携帯・スマホは不正防止のため提出します。

その日にガラガラくじ抽選が行われ、選手ごとのモーターやボートが決まります。
それから選手はプロペラやモーターの調整作業に入ります。

投票

★20歳以上の人しか買うことはできません。ご注意下さい(ウィキペディア



勝ち舟を予想することです。レース場ではマークシート、ネットでは画面で選んで投票します。

予想の方法は色々ありますが、1口100円です。1口か100口かはお好みです。


2連複: 1着と2着を当てますが、2着と1着が入れ替わっても当たりです。私が一番好きな投票です


拡大2連複: 1〜3着に入る2艇を選びます。選んだ2つの順番が変わっても、1着と3着、2着と3着でも当たりなので、当てやすい反面、払い戻し金が少ないのが特徴


2連単: 1着と2着を順番通りに当てる必要があり、難しいです


3連単: 1〜3着を順番通りに予想をします。当たると買った額の10倍とか20倍になることがありますが、相当、難易度が高い


3連複: 1〜3着に入る艇を選ぶだけ。順番は無関係なので当てやすいですが、それだけ払い戻しが安い


単勝: 1着だけを選ぶ投票ですが、買う人が少ないのでレース場によっては買えない場合がある模様(聞いた話)

複勝: 選んだ艇が1着でも2着でも当たり。単勝と同じく買えない場合がある模様。



★はじめて投票する方へのアドバイス★ あくまでも初心者向け

とにかくお金よりも当てることを楽しみたい人: 拡大2連複

当てることとお金もそれなりに期待: 2連複

ハズレても良いから大金を狙いたい人: 2連単、3連単


競艇はギャンブルです。お金の使いすぎにはご注意を。


★余談
競艇の場外舟券売場を作ろうとしたら、一部のPTAの方が「子供に悪影響がある」と言って建設に反対される方がいます。

お気持ちはわかりますが、私からすれば「パチンコ・宝くじはOKで、なぜ競馬や競艇の場外はダメなのか」理解できません。誰にでもわかる反対理由が知りたいです。


岡山でも過去に「パチンコ店跡地に場外の建設の話」が数回出ましたが、その度に反対され中止になりました。ちなみに「場外所を置いた自治体(市や町)には売上金の数%が毎年入る仕組み」があり、岡山県内でははじめて井原市に場外が建設されました。


ただ、ギャンブルが嫌いな方は「ともかく反対」なのでしょうが、公営ギャンブルの収益の数%が「あなたの住む自治体の収入源になりうる場合がある」ことを知って頂きたいと思います。

4〜7日間のレース日程のことを「節」と言い、その間は同じモーター、同じボートを選手は使用しますが、破損した場合には交換可能です。

また、次のレース日程のことを「次節」、その前の日程を「前節」と言い、モーターなどの勝率の時に「前節良かったモーターです」といった実況が流れることがあります。

モーター勝率
出走表などでは「モーター2連対率」とも言いますが、数値が高いほど高モーターと言われています。

ただし、数値が上がる要因として「過去に上手い人が整備、操舵したモーター」や「新品のモーターで使用回数が少ない状況で1,2着になったモーター」があるので、”必ずしも勝率の良いモーターが性能が高いわけではありません”。


参考になる情報としては、レース前のピットレポートやTVミニ番組、レース中の実況から「さすがに●番のモーターは他とは違う」というコメントが聞かれると、●番は選手の間でも高評価のモーターであると言えるでしょう。


個人的には
実際のレース映像を見て、「ストレートで伸びるモーター」と「引き波を通過しても減速しないモーター」は「”その時点”で調子の良いモーター」と判断しています。

”その時点”というのは「季節・気温・選手によって調子が変わる恐れがある」ため、高い勝率の同じモーターであっても「必ずしも次節でも良い」とは個人的には思いません。


そもそもモーターは一定期間ごとに新品に買い換えられるうえに、同じメーカー同じ品番なので本来は同じ性能のはずですが「最初から」または「整備した選手」によって若干、差が出る模様です。

ホームストレッチ・バックストレッチ
観客席側から見て、手前のコースをホームストレッチ、向こう側のコースをバックストレッチと呼びます。


実況では「●号艇、バックストレッチで伸びています。(=直線のスピードが上がっています)」など。

消波装置
通常、ホームストレッチコースにある波消し装置のことで、鉄板がズラっと並んでいるように見えます。

舳先(へさき)
船の先頭部分、艦首。
待機行動
簡単にいえば、ピットから出てレースが始まる直前までの状態。

詳しくいえば、「選手が希望のコースを取りに行くチャンス」なので、なかには無理矢理1コースを取りに行く選手や、意図的に4や6コースに出る選手もいます。


その際、舳先をスタート方向に向けると「このコースに入ります」という意思表示になります。

また、一度スタート方向に舳先を向けたにも関わらず元の方向に戻すと、「コースを取ったのか取っていないのかわかりづらい行動」とみなされ、「待機行動違反」になります。

年末年始やお盆の頃のレース
レース場ごとに地元や近県出身によるレースが増えます。そのため、レース場だけでなくネット投票でも混雑することがあり、とくにネット投票の場合、サーバーに負担がかかり出走表が閲覧できないというトラブルになりやすい時期でもあります。

レースは「同じ支部内の戦い」になりやすく荒いレースになることがあり、予想が難しい面がたまにあります。

エンスト
エンジンストップ。待機行動中にエンストになると、選手は、ヒモらしきもの(スターターロープ)で手動により、エンジンの再始動を試みます。

水をもらう
待機行動中に、他艇から水をかけられること。運転席(シート)が濡れるとスベるので布で拭くことがありますし、エンジンが濡れるとまれにエンストになります。

 
事故時
事故ポイントの外側あるいは内側を走行するかは、レース場のランプによるシグナルによって選手に伝達されます。

審判員
待機行動およびレースを監視し、選手の違反行動を発見した場合はレース中もしくはレース終了後に発表する人です。

賞典レース
優勝戦、準優勝戦、最終日の特別選抜戦のレースで、選手がもらえる賞金が多いのが特徴。そのレースに参加できない状態を「賞典除外」といいます。

締め付け
外側の艇が内側の艇を「内側方向」へ抑えこむ行為。

締め付け行為が明らかに故意で、内側の艇が転覆されそうな危険な状態になったと判定されると、レース終了後、締め付けを行った選手は賞典除外になることがあります。

ターンマークの位置と旋回半径
中級者向け解説です


●競艇に詳しい方(お客様)に、「ターンマークの位置はボートレース場によって異なる」と教えて頂きました。

また、2マークから1マークまでの直線は右方向へズレていて「仮にズレなくて”まっすぐ”だと、1コースが1位になるばかりでレースとして面白くない」そうです。


そこで瀬戸内海エリアの2つのボート場を調べてみると、1マークから右側の距離が児島ボートでは43m(水面特性より)、丸亀ボートでは40m(競走水面より)でした。逆に1マークの左側は児島は92mで丸亀は90.7m。


このように左右非対称のコースにすることで「1コースが絶対有利とはいえず」、またボート場ごとに異なるので予想が楽しく(難しく)なっていると、推測できます。


さらに「全艇同じ条件だと仮定」して推測を続けると、

ボートの旋回半径は基本的にどの艇も同じ(*)で選手目線でいえば、「少し右方向に直進した後、ハンドルを切って、他の艇が入れないターンマークのぎりぎりを一番最初に攻めることができれば、自分が逃げ切れる」という意識でレースをしていると思われ、


言い換えると

スタートが遅いと→他のコースの艇が先に攻める

「ハンドルを切るタイミング」で下図のBがベストとすると
 遅い→旋回後、ターンマークから大きく離れ、いわゆる「外に流れる、膨れる」という状態(A)
 速い→旋回後、ターンマークに激突またはターンマークの右側に入ってUターン状態(C)

競艇の旋回イメージ ミス編



下図はレースをイメージした旋回パターン競艇の旋回イメージ




*実際には選手の腕やチルト角度により旋回速度が変化するので、旋回半径が全艇同じとは言えません

深イン
深いインコース。

待機行動中、モーターは低速で動いており、徐々にスタートラインに近づいてしまいます。

そこで、「1コースのボート」がスタートラインまで80〜100m程度接近してしまうと、深いイン略して「深イン」と実況される場合があります。


その結果、選手の得意とするスタート位置からずれてしまい、フライングあるいは他艇より遅いスタートになる場合があり、投票者にとっては予想が狂う可能性をはらんでいます。

ただ、深インになっても、瞬時に微調整し正常なスタートができるのが、Aクラスの選手には多いです(絶対ではありませんが)

 
アジャスト
スタートライン直前でアクセルレバーを緩めて速度を落とす行為で、フライングを防げる一方で、スタート直後に他の艇に伸びられることが多い。

言い換えると、アジャストせずにフルダッシュでスタートを切った方が1コーナーに早く到達できます。

”レバーをほおる”とも言います。 
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