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パソコンデータのバックアップにはUSBメモリや外付けSSDを

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2024年2月改訂 ・ 初版2008/3

2024/2 購入したSSDのレビューを追加しました。

前置きとして外付けのハードディスクなどの高額ではなく、千円程度からで手に入る媒体(メディア)としてここではUSBメモリを中心に取り上げますが、安価になったポータブルSSD(外付けSSD)も取り上げます。
バックアップをススメる理由。1)パソコンを信じない。2)時は金なり。3)個人のデータは買えない

今ではBD-RやDVD-RWなどもバックアップ用のメディアですが、私としてはUSBメモリや外付けSSDをおすすめします。

一言でいえばDVD-Rなどのディスク媒体と比べ互換性が高く、以前に比べ安価で大容量になったからです。


まずブルーレイ/DVDなどのディスク媒体の長所短所について

長所
・一枚が安い。試験的な使い方が可能

・人にあげる(進呈)場合はディスクの方が安価なので有利


短所

・指紋などの汚れや傷がつくと読み取りが不可になる恐れがある

・書き込みに時間がかかったり、互換性がないと読み取れない場合がある

・ディスクをあげた相手から「読み込めない」と言われることが、たまにある

・BD-RやDVD-Rなど「-R」は一度書き込んだら消せない、不要になるとゴミになる(-RWや-RAMは除く)




同様にUSBメモリや外付けSSDについて

長所

・小量のバックアップには最適です。(「USBメモリや外付けSSDでは容量が足りない」という場合は、「外付けハードディスク」がオススメです)

・ディスクに比べると高価ですが、昔に比べれば安価になりました

・USBメモリでWindowsならドライバは基本的に不要で、挿すだけで使える。また、Macとのデータのやりとりにも使える(例外があるかもしれません)

・USBメモリならUSBポートに挿すだけなので、ディスク媒体の読込みよりは早い(体感です)



短所

・読み込み中、書き込み中にUSBメモリやSSDをパソコンから抜くと、データが消える恐れがあり、これが一番、起こりやすいので要注意です。


・USBメモリもSSDも電子部品なので落下などで故障する可能性があります。ただ、高さにもよりますので「必ず壊れる」というわけではありません。


・「小さいので紛失する恐れ」があります。「物をなくしやすい方」「個人情報が入っているファイルを含む場合」は、重要なファイルにはパスワードをかけることをオススメします。ただしパスワードも紛失しやすい場合は、「机の鍵付き引き出し」に入れるなど「物理的な鍵」をオススメします。


・個人情報の漏洩で起こりやすいのが「USBメモリの紛失」で、ニュースでは「車に置いておいたバックが盗まれ、USBメモリも同時に紛失」という事例をたまに聞きます。外出時は「ポケットに入れる」「スマホ入れに一緒に入れる」など、ご自分のベストな方法で注意を払って下さい。


・USBメモリもSSDも書き込み回数があります。「読み書きに時間がかかるようになった」「データの容量は変わらないのに空き容量が減ってきた」といった異変が出てきたら、寿命が近いかもしれません。


・USBメモリは安価、外付けSSDは高価ですが速いのが特徴です。


・速度の違いは?
USBメモリで速い製品は 400MB/s(アイオーデータ

その製品は値段が高いので少し安い製品なら 180MB/s(エレコム

一方、外付けSSDなのに「ほぼUSBメモリ」のサイズで普及価格帯の製品の速度は 430MB/s(*)(バッファロー
*より速い製品もあります。


なお、これらのデータは編集時に管理人が調査した結果ですので、メーカーや製品によって異なりますし、将来はもっと速くなる可能性が高いです。



・パソコンには不慣れなので
という方ならUSBメモリをオススメします、その理由は「SSDより歴史が長く、利用者が多い」からです。一方SSDは、「Windows7に未対応の製品」があったり、仮にトラブルが生じたらメーカーサポートを見る必要があるので中級者以上の方にオススメです。また、Amazonのレビューを見るとSSDは初期不良があったり、故障が発生しやすいなど、USBメモリよりは不具合が多そうなので、ご注意下さい


※個人的には「USBメモリ」の方をオススメします。ですが、「USBメモリよりも速い外付けSSDもあります」というつもりで掲載しました。


★PCからUSBメモリを抜く時のワンポイント
タスクバーのアイコンから停止して抜くやり方がありますが、より安全な方法として「パソコンの電源を切ってからUSBメモリを抜く」というやり方もあります。



・短所というわけではありませんが、パソコン内蔵のハードディスクのバックアップ用としての用途の場合で、全体まるごとバックアップしたい時は「USBメモリやディスク媒体」よりも「外付けのSSDやハードディスク」をオススメします。

費用はかかりますが「大容量を1分でも早くバックアップする」にはポータブルハードディスクなどの外付けハードディスク(HDD)またはSSDが向いています。ただしSSDはHDDよりも容量が少なく高価です。


・「USBメモリや外付けSSD」とハードディスクとを比較した場合のハードディスクのメリットは?

「容量や価格が最優先」という場合はハードディスクがオススメです。さらに「寿命」「長期間の保存」といった場合もハードディスクが有利です。

SSDのwikipediaから引用すると「HDDの磁気記録そのものについては100年以上保持されるのに対し、SSDのデータ保持期間は10年前後との指摘もある」とのことでした。


外付けSSDを販売しているメーカー(50音順)

アイオー エレコム バッファロー


購入できるショップ AmazonのポータブルSSD(外付けSSD)


■2024/2/8 記述
2020年に購入したSSDよりは「遅い」ですが、よりサイズの小さいSSDメモリ(250GB)を買ってみました。

エレコム ESD-EMC025GBK 公式

購入したSSDと保有しているUSBメモリとのサイズ比較

約1ヵ月使用しての感想です。
・とにかく速い。同じファイルをUSBメモリに保存していた時の体感的に3倍以上は速いです。
・サイズがほぼUSBメモリなので、違いがわかりません。
・250GBと最小容量だったので4千円以下(投稿時)で買えました。
・欠点は下記です。
 ・説明書がありませんでした。
 ・なぜかパソコンに挿しても認識されなかったので、数回抜き差しして認識しました。

(PR) amazonでエレコム製SSDを探す


■2020/9/19 記述
ポータブルSSDを買ってみました。画像の比較用のシャープペンシルからおわかりの通り、非常に小さくて軽いです。作業用に使うので容量は240GBタイプですが、速度は530MB/sとそこそこ速いタイプにしてみました。

ちなみに高級タイプには1000MB/sもあるのですがレビューを見ると「発熱して熱い」と書かれていたので、このモデルにしました。今のところ不具合はありません。

クリック(タップ)で拡大します
バッファローのポータブルSSDのパッケージ

バッファローのポータブルSSDとシャープペンシルとのサイズの比較画像

メーカー公式

BUFFALO USB3.2Gen2 ポータブルSSD 240GB 名刺サイズ 読込速度530MB/s 日本製 耐衝撃・コネクター保護機構 ホワイト SSD-PGM240U3-W/N


Q. ハードディスク(以下、HDD)とSSD、どちらが速い?

A. パソコン内蔵のHDDやSSDごとに異なるので一概に言えませんが、前述のメーカー公式の画像を引用すると
メーカー・バッファロー公式の画像
Excel文書をSSDに保存した場合と内蔵HDDに保存した場合で「開くまでにかかった時間」を比較していましたが、あくまでも一例です。※この画像の著作権は(株)バッファローにあります。



私のUSBメモリの使い方は

・パソコン内で保存・管理するのではなく、個人情報、機密情報など「漏洩してはいけないデータ」の保存場所として使用。余裕があれば、USBメモリ1本ごとに分類分け(仕事用、プライベート用など)。

使用例 USBメモリを仕事用、プライベート用、家族別など使い分け

・パソコン内の最重要データの「日常的なバックアップ先(コピー先)」として使っています。



・ディスク媒体との使い分けは

 デジカメの写真や動画など「大容量のファイル」の保管先として、費用を抑えたい場合はディスク媒体をおすすめします。とくに写真の場合は「年度ごと」あるいは「月ごと」に分けて保管すると管理がしやすいと思いますし、一枚あたりの値段が安いのがディスク媒体の特徴です。ただし、費用が気にならない場合はUSBメモリや外付けSSDをオススメします。


 一方、おおむね、写真に比べファイルサイズが小さいワードやエクセルなどで作成した個人データの「バックアップ用」もしくは「保管用」としては、前述の理由からUSBメモリや外付けSSDをおすすめします。


 個人的にはパソコン周辺機器メーカーである
アイ・オー公式) ・  バッファロー公式)、

エレコム公式) ・  サンワサプライ公式

がおすすめで、なるべくパソコンショップや電器店で販売されているUSBメモリをお買い上げ下さい。


Amazonで検索した「USBメモリ」


楽天市場で検索した「USBメモリ」


逆に、ホームセンターなどで売られている無名なメーカーの安価な製品の場合、すべてとは言いませんが「安い理由は寿命が短いのではないか?」という疑問を持ちます。それは安かろう悪かろうの考えからです。

ただし、あえて安いUSBメモリを複数本買って、バックアップ用として1週間前の1本、さらには2週間前の1本というように「バックアップ先を複数持つ」という使い方考え方もありだと思います。2本同時に壊れる確率は低いからです。そのうえで本数が増えると紛失の可能性も上がるので保管にご注意下さい。


ちなみに、私の経験上「以前に比べ、データの書き込みが遅くなったり、パソコンに挿しても認識するまでの時間が長い」と感じ始めたら、USBメモリの寿命が近いと判断しています。
copyright©http://www2.oninet.ne.jp/sakigakesoft/pc/




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