オタッキーのギモン!?

カイロプラクティックが誕生して早107年。なにが進歩したのだろう?
え、人間は変わってないだろうだって?いやこの現代、進化と言う名の退化はしているかもしれない。
カイロプラクティックが哲学・科学・アート(芸術だったり、技だったりするだろう)だと言うなら、やっぱり科学的であるべきだ。100年前の科学を持ち出して、科学的だというのは可笑しい。ましてやテクニック等もホントにそのやり方で良いのかと、
思ったりしないのだろうか?
当時はそれで良かったかもしれない、バイオメカニックも神経学も進んでおらず、大先生が言ったのだから間違いないと思っていたのだろう。
別に結果論が悪いと言っているわけじゃない。机の上の戯言より臨床上の結果の方がよっぽど正しいと思う。
でももう、21世紀そろそろ、可笑しいものは可笑しいと言おうじゃないか。

オタッキーの素朴な疑問を、CBP等の理論や物理学や最新の科学などでなんとか答えを導き出したい。
と言うことで、今回はアジャストメントに使うトークについて考えてみたい。

トークっているの?である。

このトークの疑問は僕がアッパーサービカル信者だった頃にさかのぼる謎であった。
テシュプルはわかる。皮膚の遊びをとるために行う。その後、テッシュトークやアジャストの時に行うトークには疑問があった。
皮膚の上クルクルしたって、何になるんだ…??

ましてやL.O.Dが変わってしまう。僕が習ってやっていた、アトラスの後弓接触による矯正法は、右側ならアトラスの後弓下面に横突起よりにASRPASRASRAと後ろに下がっていく、この点のような所に豆状骨をコンタクトする。アトラスと後頭骨の関係は壁にペンを沿わせているようなもので後頭骨と後弓の隙間は殆ど無いと言われている。その為決して母指を立ててカイロプラクティックハンドを作っては行けない。これで後弓の約倍位の豆状骨で矯正するしかも両手を使うターグルリコイルである。こんなもん回転させてL.O.Dが変わらないはずがないと、思っていた。しかも力学的に考えてもそこで回転を与えても関節のズレには何の関係もないと…。ガンステッドを昔習っていた頃には、アジャストの後トークを入れろと言われたこともある。アジャスト後にトークを入れて何の関係があるというのだ…??疑問は疑問を生んだ。
だから僕のアジャストメントはあまりトークを利かさず、
L.O.Dを重視するようにしていた。

CBPの本SPINAL BIOMECHANICS: Chapter24 TORQUE A Misused term chiropracticカイロプラクティックで謝って使用されている言葉>によると、
「サブラクセーションを矯正するにはトークを欠かすことはできない。」と言う説明を聞くことがある。この表現を使うカイロプラクター達にとっては、それはターグルの間に前腕を回内又は回外させることを意味している。しかし、物理学では「トルク」または「力のモーメント」と呼び、物体(剛体)を回転させる能力のことを示している。
とまあこんな風な書き出しから始まっている。このD.rハリソンえらく言葉にこだわっている。
そんなこと言ったらサブラクセーション(亜脱臼)はどうなんだ〜!!。
と言いたくなる。

まあ物理学に話を戻すと(と言っても僕は理数系あまり得意ではない(笑) 
             力のモーメント(トルク)=力×腕の長さ(但し、腕の方向と力の方向は直角である。)

図1で表されているように、腕の方向と力の方向によって決定される平面に対してトルクは直角である。

(図1)(図2)(図3)

この考えを前腕の捻りに当てはめてみると、図2では尺骨を軸とする方向にトルクが生じる。
図3は前腕の水平断面図である。                                     

物理学の基礎理論では、いかなる物質の動きも回転、移動、変形に分類することが出来るそうな。これらの理論を図4、図5のターグルに適応させると、ドクターが前腕を前にのばすことで移動が起こり、尺骨を軸とする回内、回外運動は尺骨方向を軸とするトルクを生み出す。患者の皮膚とドクターの豆状骨の上の皮膚のコンタクト面は尺骨方向の軸から捻りの力が加えられることになる。
(図4)(図5)
 (図6)
 そしてスクリュータイプの動き(螺旋)は、図6にあるように圧力下で組織は変形させられ流動圧を生じる。それぞれの組織の表面でトルクによって摩擦が生じ、その力はさまざまな組織層(筋膜、筋肉、靭帯など)に分散してしまう。しかし、圧力流動はアトラスの横突起やL3の乳頭突起に到達する。これらの力は骨の形によるテコの作用(頭蓋骨の中心に対するC1の中心と腰椎L3の中心に対するL3の乳頭突起)でトルクを生み出し図4においてC1を左側にスライドさせ、図5においてはL3の棘突起を右に回転させる。
 
 まあ言われてみれば当たり前の話で
直接骨を動かしている訳ではないので動くとすれば流動圧だろう。僕は刺激の介入により受容器が反応して
それに関係する部位の筋トーヌスの変化で位置が変わるのだろうと思っているが……。


C1ターグルからのトルク

 D.Cの前腕が患者の皮膚に向けて伸ばされるにつれて、流動圧の波が患者の組織内部に伝わる。こ力がC1の横突起に達すると、両後頭顆の中心から後頭骨の中心までを結んだ物をテコの腕とす ると、この力はこの腕に垂直となり、後頭骨を中心にトルクを生み出す。その結果としてC1が 左側に回転する。









図8:L3ターグルからのトルク
L3乳頭突起の皮膚の上にD.Cの前腕を前に伸ばしていくと、流動圧の波が生じ、L3の乳頭突起に達する。L3の中心からL3の乳頭突起までのテコの腕が、加えられる力に対しての垂直成分を含むベクトルである。Y軸方向にトルクが生み出され、L3を軸転させる。左手の回内運動というスクリュー状の動きは背筋の7層の筋組織によって分散させられ、さらにL4上のL3の側屈動作の中心とは成らない。











HIOとガンステッドテクニックのこの誤った「トーク」という用語の使用に対する「決定的な誤り」は、頭蓋骨とアトラスの屈伸の中心またはL3L4の側屈の中心がカイロプラクティックの「トーク」で使用されている捻りの軸、スクリューの軸と一致していないことである。
図9と10がこれらのズレを表している。それ故に、捻りの効果がたとえ組織層の表面で分散してしまわないとしても、回内、回外いずれにしてもその回転は必要なことを達成するためには適正な軸方向には位置していない。

 要するに、物理学に置いて、トルクとは垂直方向のベクトルのことで、前腕を回すことではない。トルクとは「力と腕の長さの積で物体を回転させる力である。」トルクは動きの中心に位置する椎骨の内部に存在する。外部の科学者がカイロプラクターは非科学的だと思うのはもっともなことである。我々が使っている用語の定義を知ってさえいないのだから…。と言うことである。

(図9)(図10)

ではかたやB.J.はトークについてどのように思っていたのであろう。
グリーブックTHE SUBLUXATION SPECIFIC  THE ADJUSTMENT SPECIFIC Chapter]Vによると

ベースボールのダイヤモンドのピッチャープレートとホームベースの間は約18mである。ピッチャーはボールに捻りを加え、そのボールはおよそ145kmの速さで弾丸のように真っ直ぐに進む。神秘的なのはバッターの手前45pの所に来た時である。ボールは変化し、上下左右に急に方向を変える。バッターはボールが来ているのを見て打つ準備をするが、ボールが来るであろうと予測されるところでバットを振ってもそこにはボールはない。これを約30pの所で変化させることが出来るならば、いかなるバッターも恐れることはないだろう。

 同じ事がトークサブラクセーションにも当てはまる。カイロプラクターの胸骨切痕とネイルポイントの距離はおよそ90pである。実際のトークは最後の2.5pのところで起こる。トークはイメージで始まる。前腕が下方に進み、そして変化の瞬間にネイルハンドはT.Pの先端またはS.Pの先端にコンタクトされていて、ネイルポイントから力を伝達し椎骨の捻れを解放する。「トークツイスト」が与えられる。まさに約90p離れた頭の中でイメージが起こり、そのトークは実行される。腕はずっと移動していくが、変化が起こるのは最後の2.5pの所のPRIPLIASL、またはAILの動きの時だけである。一般にカイロプラクターはもしアトラスが左側方変位なら椎骨を右へ押されるべきであり、前方変位なら後方へ、上方変位なら下方へ戻されるべきであるという考えを持っている。地面に立っている杭を想像してもらいたい。杭は地面に置かれてから杭打ち機で地面に打ち込まれていく。杭打ち機は跳ね返る前に、その瞬間らせん状にねじれながら接触している。動きは3つの方向の力の伝達によって生じる。このことは捻れをを伴うサブラクセーションをアジャストするときにも適応できる重要なことである。

結論から言うとトークはS変位やI変位をとるためではなく、運動を効率よく伝える方法の1つのようだ。
使う使わないは本人の考えとしか言えない。もしホントにトークが絶対条件ならアクチベーターやAOT等のテクニックの器具はドリルのように回転していなければならない。こうやって調べていくうちに、昔ながらの謎の1つか説けたような気がする。
B.J.の言う最後の最後にトークは起こり伝わると言うのが、僕がガンステッドの時習ったアジャストの後トークを入れろと言うことだろうと思う。人から人へ伝わっていく過程で、トークの言葉と同じ間違って言われていたのかもしれない。



The torque begins in thot. in the head ;トークは頭で考え、始まる。
                    B.J.は考えるのthoughtthot.と書く癖があるらしい)