| 当院ではチーム医療の一環として平成16年1月から栄養サポートチームが活動しています。栄養サポートチームはNutrition Support Teamの頭文字をとって「NST」と呼ばれています。 |
| NSTの役割は? | |
| 当院の各職種の役割分担は? | |
| 栄養不良が続くとどうなるの? | |
| 当院のNST(栄養サポートチーム)活動 | |
| 活動状況 | |
| 当院の補助食品メニュー | 嚥下訓練の開始食としても用いている、お茶ゼリー、CZ2.0ココアプリンなどについて紹介します。 |
| 食物が飲み込みにくくなっていませんか(いつまでもおいしく食べるために) | |
| 介護者にできる簡単な口腔ケア | |
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人は口から食べ物をとってそれを栄養として生きています。しかしその当たり前のことがなんらかの原因で出来ない、あるいは食べる量が減ってきた時どうすれば良いのでしょうか。 入院中の患者様にこういった事が起きた場合、その原因や栄養状態を把握し適切な栄養投与(経口栄養の支援、経腸栄養、静脈栄養)によって全身状態の改善を行います。 NSTは、病態管理をする医師、患者様のそばにいて一番患者様の状態を把握している看護師、必要量や摂取量を評価し食事を調整提供する管理栄養士、薬の副作用・薬効・点滴などの管理をする薬剤師、摂食嚥下機能評価を行う言語聴覚士などの各専門スタッフがそれぞれの知識や技術を出し合い最良の方法で栄養支援するチームのことです。 |
| NSTの役割は? |
| @ 栄養アセスメントを行い、栄養管理が必要かどうか判定する。 A 適切な栄養管理が施行されているかどうかチェックする。 B 各患者様に最もふさわしい栄養管理法を指導・提言する。 C 栄養管理に伴う合併症を予防・早期発見・治療する。 D 栄養管理上の疑問に答える(コンサルテーション) E 資材・素材の無駄を削減する。 F 早期発見や社会復帰を助け、QOL(生活の質)を向上させる。 G 新しい知識の啓発をする。 |
| 当院の各職種の役割分担は? | |
| ☆ 医 師 | NST依頼票を記入。栄養状態と栄養補給法に関する最終的な決定を行う。 |
| ☆ 看護師 | 入院時に全入院患者様対象にSGAを実施する。NST介入後の経過観察(データ改善の有無、喫食量の変化など)を行う。 |
| ☆ 管理栄養士 | 身体計測(身長、体重、上腕三頭筋皮下脂肪厚、上腕周囲、上腕筋囲、膝高)を行い、一日必要エネルギー量の算出を行う。また食事摂取量をチェックし摂取カロリーの算出を行う。個々の患者さまにあった経腸栄養剤、補助食品の提案を行う。 |
| ☆ 薬剤師 | 投与する栄養輸液メニューの提案、TPN使用状況の追跡調査を行う。 |
| ☆ 言語聴覚士 | 摂食・嚥下機能評価を行い、訓練を実施する。 |
| ☆ 歯科衛生士 | 口腔内の状態、口腔粘膜の炎症、舌の状態などを確認し、口腔ケアを実施する。 |
| 栄養不良が続くとどうなるの? |
| @ 手術や外傷、褥瘡(床ずれ)など、創傷治癒の遅れや悪化 |
| A 手術後の合併症の増加 |
| B 免疫力の低下による感染症の増加や悪化 |
| C 筋力低下による日常生活の質の低下(歩行困難、嚥下障害、誤嚥性肺炎など) |
| 上記の事が原因で、入院生活が長くなり、ひどい時には死にいたることさえあると言われています。 |
| 当院でのNST(栄養サポートチーム)活動 |
| 2004年1月に全職員対象に院内NST講習会を開催し、2月に準備委員会を発足しました。その後は、月2回委員会を開催し、勉強会や症例検討を重ね、8月から本稼動となりました。4月にはNST摂食・嚥下チームを設立し、ST中心に食事の介助法の講習会を開催したり、経管栄養から経口摂取に移行する際の嚥下訓練食を作成しました。 |
| 活 動 状 況 | |
| ●褥瘡(NST)回診 |
第2、第3木曜日の午後3時ころから実施(対象は全病棟の褥瘡患者様を対象に行っています) |
| ●NSTミーティング | 第1、第3木曜日の午後6時半ころから症例検討及びミーティングを行っています。 |
| ●NST勉強会 | 第3木曜日に全職員対象に栄養サポートの啓蒙のため、勉強会を開催していく予定です。昨年は院内啓蒙の勉強会は2回/年でしたが、4月からは月1回実施し院内だけでなく伯鳳会グループ全体に広げていく予定です。そして、病院や施設及び在宅で療養されている患者様が、地域でも同様のサポートが受けられるよう努めていきたいと思っています。 |
| ●NSTソフト | 現在NST対象患者の早期介入を目的で、NSTスクリーニングソフトの稼動準備をしています。4月上旬には稼動する予定です。 |
| 当院の補助食品メニュー | |
| 【お茶ゼリー】 | |
| ●お茶ゼリーの特徴 | 水分を固めるためのゼラチンには、口腔内体温で表面が溶解するという特徴があります。表面が溶解することですべりがよくなり、咽頭への送り込みが容易になります。同時に内面は固形を保っていますので、ゼリーは口腔、咽頭の形態に合わせ、バラけることなく、変形しながら食道へと送り込まれます。また、もし咽頭部にゼリーが残留したとしても、体温で溶解するので窒息の危険性は小さくなります。 |
| ●お茶ゼリーの材料 | お茶抽出液 300cc、ゼラチン(パウダークイックタイプ)5g(1.6%濃度) |
| 濃い目のお茶抽出液(60℃以上)300ccに粉ゼラチン5gをダマにならないよう溶かし、100ccずつコップに計り入れラップをし、冷やし固める。 | |
| 【CZ2.0ココアプリン】オリジナル | |
| ●CZ2.0ココアプリンの特徴 | 高栄養流動食CZ2.0(株式会社クリニコ)の中にココアを入れてゼラチンで冷やし固めることで、お茶ゼリー同様口腔内体温で表面が溶解するという特徴があります。また食欲不振や栄養状態の悪い患者様に補助食品として食事につけることで、エネルギー、蛋白質の摂取増加に役立ちます。濃厚流動食の独特の風味をココアでまろやかにし、そのままでは摂取できなかった患者様もおいしく召し上がって頂いています。 |
| ●CZ2.0ココアプリンの材料と作り方(6個あたり) | ・CZ2.0 200ml 3本(600ml) ・ココア70g ・ゼラチン2袋(10g) |
| CZ2.0 600mlを人肌程度に温め、その中にココア70gを入れだまがなくなるように溶かす。次にココアが溶けたら粉ゼラチン10gを入れ、よく溶かし火を止める。その後100ccずつコップに計り入れラップをして冷やし固める。 | |
| ●CZ2.0ココアプリン(1個あたり)の栄養成分 | エネルギー:252kcal 蛋白質 :10.0g 脂質 :6.5g 糖質 :37.9g 水分 :69g ※現在ココア味だけでなく、抹茶味やバナナ味も試作を重ねながら検討しています。 |
| 【リーナレンプリン】 | |
| ●リーナレンプリンの特徴 | リーナレンPro3.5に粉飴を入れカロリーをアップし、ゼラチンで冷やし固めて腎不全、透析患者様のエネルギー補給の為に食べて頂いています。 |
| ●リーナレンプリンの材料と作り方(5個あたり) | ・リーナレンPro3.5 2缶(500ml) ・粉飴2袋(26g) ・ゼラチン2袋(10g) リーナレンPro3.5 2缶を人肌程度に温め、その中に粉飴2袋(26g)を入れだまがなくなるように溶かす。次に粉ゼラチン10gを入れよく溶かし火を止める。 その後100ccずつコップに計り入れラップをして冷やし固める。 |
| ●リーナレン(1個あたり)の栄養成分 | エネルギー:180kcal 蛋白質 :5.6g 脂質 :4.5g 糖質 :23.9g 水分 :75.5g リン :56mg カリウム :48mg |
| 食物が飲み込みにくくなっていませんか(いつまでもおいしく食べるために) | |||||||||
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☆「食べる・飲み込む」機能を維持するための運動 @ 下腹部に手を当て、腹式呼吸で深呼吸を3回しましょう。 (1) ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ ぱ、ぱ、ぱ、ぱ、ぱ
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| 介護者にできる簡単な口腔ケア | ||
| 用意するもの | ||
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やわらかめの歯ブラシ、コップ2個、洗面器、薬用リップ、うがい薬をうすめた物(緑茶、レモン水でもOK)タオル |
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| 1 | 姿勢 | |
| ・ | はじめに口腔ケアが行いやすい態勢にする | |
| ・ | 体が起き上がれる方は上半身を60度ぐらいおこす | |
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体を動かすことが不自由な方は、枕またはクッションを背中にはさみ体を右側か 左側に傾けて顔を横向きにする |
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| 2 | 口腔ケア | |
| ・ | 口腔ケア用のコップにうがい薬をうすめた物(緑茶、レモン水)少量用意する | |
| ・ |
体が起き上がれる方は、はじめに水かぬるま湯でうがいをしておおまかな汚れを洗い流す。うがいは洗面器でうけてください。そのあと口腔ケア用のコップに歯ブラシを浸しながら口の中全体をブラッシング。頬の内側や舌の上など粘膜部分もやさしく歯ブラシで磨いてください。 |
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| ・ | 何回か口腔ケア用のコップに歯ブラシを浸してブラッシングを繰り返し、最後にうがいをしたあと、唇が乾かないように薬用リップで保湿する | |
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体が不自由な方にも同じように繰り返しブラッシングをしたあと、うがいが出来なければ口の中の水分を吐き出すようにしてください |
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| 口腔ケアは1日1回 15分以内を目安にしてください | ||