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ペイトレイク

 国道から入った駐車場からは、「うんとこしょ」の山登り。途中何回も休憩して15分近くかけてたどり着いた展望台。
実は、観光バスだけは、この展望台のすぐ近くまで登ってきているのだ。
レンタカーの我々には酷な坂道だったが、亜高山直物にも出会え、ちょっとした登山気分を味わえたから、まっいいか。

展望台からのペイトレイク。湖面が遠〜い!

 トルコ石色のモレインレイクの水に少し緑を加えた色の湖水は、カナダならではの湖。
背景の山と木々の緑を含め、雄大な景色を見せてくれるがのだが、湖面までがちと遠すぎる。

 "雄大"といえば、23年前の学生一人旅でグランドキャニオンを訪れたとき、私はすぐに景色に飽きてしまった。「広〜い」「深〜い」「絶壁〜」「自然の力はすご〜い」なのだが、「褐色の地表は乾ききり」「川底には泥水が流れ」「緑の無い」「殺伐とした風景」なのだ。
でっかいお尻のネイティブの観光客が、展望台の手すりに寄りかかって、その景色を長い間ずっと眺めていたが、日本人の私には理解しがたかった。「日本人は、やはり"山紫水明"だな」と認識を新たにしたものだった。

 という訳で、「湖を遠くから眺めよ」というペイトレイクの見せ方は、はっきり言って日本人には今一歩。
日本人の美的感覚は、生への安心に根ざしており、優しい清流と緑が身近に、手が届く所にあることが必須のようだ。(筆者自論)
ただし、"遠くから眺める"のが、ペイトレイク周辺の自然を守るという意図だとしたら、私は賛同する。

だめだよ、こんなことしちゃあ
ランチを広げた駐車場にてクラークス・ナックラッカーへ・・・

モレインレイクへ  (旅情報リスト)