Maytalkの海外自由旅行情報
情報一覧表 カナダ カナディアンロッキーの楽しみ
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 ジャスパーで、エルクが街中の中央分離帯の草を食っている。
アサバスカ川の土手には、5頭程のエルク。まったく人間を恐れてない。
1頭は我々のすぐ近くに座り込んで、ゆっくり反芻をしている。
[でも、奈良では普通の光景だよ]


観光客の車もスピードを緩めて、写真撮影すぐ3m程先でエルクが日なたぼっこ

「何だ、何だ」で前の車に続いて路肩に車を停め、見に行く。
メディスンレイクの道端に、マーモットが見えた。
[日本でも田舎の道端へ、タヌキが出てくるよ]

「まー、もっと見たかったわ」マーモットクラークス・ナックラッカーへ餌はやらないこと!

公園やバンフのサルファマウンテンの頂上には、人間に媚びるリスに付きまとわれる。
チサは自分の靴の上に付いたリスの足跡に大感激で、
「うれしい〜。この靴洗えない」
[でも、日本ザルも餌をねだって寄って来るよ]

リスは餌がないか見にきただけ さあ、手をおしゃぶり!


どこが違うかと考えてみた。
カナダで出会う動物は、全て野生動物。決して餌付けした動物ではない。
野生動物がビクビクしていない。
大らかに人間と共存し、人間や車を見物している光景さえ見受けられる。
公園で、リスに触ろうとする子供に母親が、
「かわいいけど、触らないで、見るだけよ。自分が知らない人に撫でられたら嫌でしょう?」
「餌やったらダメよ。なぜだか分かる?リスさんが一人で生きていけなくなるでしょう?」
の会話。
売店にも、決して鹿煎餅やサルの餌の類は、売っていない。
野生を野生のままで、見守り慈しむカナダの国民性と観光客のマナー。
ひょっとして、サルファマウンテンのリスが物乞いに落ちぶれ果てたのは、
昔押し寄せた日本人団体旅行客のせいかも・・・。