28.マッターホルンへのアタック
ヘルンリ小屋と顔の黒い羊ここから急に険しくなる
 電車の時間から逆算すると、50分の余裕がある。
「そうだマッターホルンへ少し登ろう!」
25分だけの山登り。
ヒュッテが少し大きく見えだした頃、
「ガランガラン」と首に鐘を付けたヒツジの群れが草をはみながら向こうの谷から登ってきた。
リーダー格のヒツジだけ鐘を下げている。
薄茶色のふかふかの毛に脚と顔は真っ黒。
「おかし〜」見慣れぬ顔にハニーが笑って「ごめんなさい、ヒツジさん」

 「グーテンターク!」すれ違う本格装備の登山家に挨拶する。
「ターク!」「チャオ!」「ハロー!」いろんな言葉で返ってくる。
今度は日本人だぞ。「こんにちは!」
「アンニョン・ハシムニカ!」
「げ!大はずれ」
 アタックの記念にマッターホルンの石を日本へ持って帰る。


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