田舎修理工場都会へ・・・筑波参戦!





BMW K100RS

思い込みが・・!



たびたび故障する点を除けば?正真正銘のツアラー・・K100。程よい運動性、強い直進安定性。十分な出力、従順なエンジン特性。



このバランス感覚、 ドイツの誇り BMW。   外気温度が、かなり下がると始動不能・・・で入庫。



加速不良とか、始動不能なら、

K100の故障=燃料ポンプかストレナー・・は業界の常識。
(当田舎工場でも 3台 交換経験あり。)


・・が今回は極冷間始動不能だから・・まずは・・CPUの端子電圧を測定。全部OK。点火系もOK。エンジンの冷間時圧縮圧力もOK。
インジェクターをホルダー付きで外してノズルの漏れを点検。・・OK。このとき、セルを回して、予圧をかけて噴射状態を点検。・・・・OK。


このあたりで ミケンのシワ が・・・うずきはじめました。

何で始動しないの!コレ!  (この野郎!とは言いません!)


数時間の逃避?の後、フッと?発見!

キーONで予圧のとき、ポンプの音が、甲高いぞ!まさか・・・業界スジ?の方なら、もう判明?⇒早速、燃圧計で計測。基準の1/3程度!

ポンプ本体カシメ部分のOリングが、
所々劣化して抜け落ち、タンクの底へ溜まっています。

映像では珍しい、
「ポンプ本体噴水の図」を一見あれ!


オーナーはこの燃圧状態の加速が ドイツの誇りBMW! と思っていた! K100故障事例の常識が通用した?作業例?!


ドイツのゴムは弱い!

製品の用途によっては致命傷だぞ!ポンプなら許す?けど・・。)




ポンプ
 ¥36000−
その他部品全部合わせて 
 ¥50000ー でおつり!
 

国産車の軽四でも、燃料噴射用ポンプだったらこの程度。でも? オーナーの奥さんの顔色?と、何よりも ライダーの心意気 を感じます!



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