熱帯魚飼育設備について

熱帯魚を飼育する目標をたてることがまず大切です。(少しオーバー)
1.熱帯魚を中心にするか
 @ ただ飼育するだけか (約 15,000円)
 A 繁殖までをめざすのか(約 35,000円)
 B より強力に(メンテナンス省力)(約 20万円 以上)
2.水草を中心にするか
 @ 一般的な水草を栽培するのか(約 31,000円)
 A 特殊な水草までも栽培するのか(約102,000円)
飼育の目的によってその設備は当然のことですが相違します。次に目的別に大まかな説明をします。
1ー@ 一般的に売られているセットになっている設備を購入します。(約10,000円)
   (水槽60cm、上部式濾過装置、照明2灯式、ヒーター、サーモ、水温計等)
   上部濾過装置の写真
 ・ その他として、砂、水草、魚等は別に購入する必要がある。(約 5,000円)
1ーA 飼育する魚種によって多少違うが基本的には次のような設備が必要です。
繁殖を目指すならば常に安定した水質を作ることが基本です。
 ・ 水槽は60×45×45cmの水深と奥行きのあるものが良いようです。(約10,000円)
 ・ その他繁殖のペア用に45×45×45cmが必要です。(約 5,000円)
 ・ 濾過装置は、強力にろ過できるように上部濾過装置とフィルターを併設します。 (約 5,000円)
   スポンジフィルターの写真
 ・ 照明2灯式、ヒーター(150W)、サーモ、水温計、フィルター、エアポンプ等<60cm用>(約10,000円)
 ・ 照明1灯式、ヒーター(100W)、サーモ、水温計、フィルター、エアポンプ等<45cm用>(約 5,000円)
1ーB もっと楽に飼育するためには、より強力な濾過システムを構築することが必要です。
 ・ 飼育設備全体をシステムと考える「オーバーフローシステム」です。
これは、導入の費用が大きく(20万円以上)かかりますがメンテナンスにかかる稼働は大幅に削減できます。
   オーバーフローシステムの写真
 ・ 装置にお金をかければ限がありません。後は本人の納得次第です。
2ー@ 水草は光のもとで二酸化炭素を吸収して酸素を出すいわゆる光合成をして成長します。
したがって、水の中に溶けている二酸化炭素を大切にすることと照明の強化です。
 ・ 一般的に売られているセットになっている設備を購入します。(約10,000円)
  (水槽60cm、上部式濾過装置、照明2灯式、ヒーター、サーモ、水温計等)
本当は、上部濾過装置は不必要ですがセット購入の方が安価です。
 ・ 照明2灯式の蛍光管を水草育成用の物に取り替えます。(約 3,000円)
 ・ 前記のとおり二酸化炭素を逃がさないためには濾過装置が上部式では濾過後の水が水槽に落下する際に酸化炭素が逃げてしまうので使用しません。
そこで、濾過装置は外部式濾過装置を使用します。(エーハイム2213程度)(約18,000円)
    外部式濾過装置の写真
2ーA 本格的に水草を栽培しその中に小型のカラフルな熱帯魚を泳がせることはアクアリストの夢です。
しかし、これにはかなりの出費を覚悟しなくてはなりません。パチンコをやめればいくらでもできます。
 ・ 水槽は90×45×45cmでアクリル製とします。(ガラス製は高価)(約20,000円)
 ・ 照明は最低でも90cm用3灯式で当然蛍光管を水草用に交換します。(約25,000円)
 ・ 外部式濾過装置とし水質安定を図るために2台で濾過します。(約36,000円)
 ・ 水槽内だけの二酸化炭素では不十分なため強制的に二酸化炭素を添加する必要があります。
    二酸化炭素ボンベの写真
 ・ ヒーター(150W×2)、サーモ、水温計(約 5,000円)
 ・ 水草を育てるにはやはり専用の床砂が必要です。(アクアプラントサンド)(約10,000円)(アクアプラントサンドと同程度の床砂を自作することもできます。)
 ・ 水槽セット時に肥料を床の中に施肥します。(約 5,000円)
 ・ その他水草、魚は別です。

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