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夏侯惇 元譲(かこうとん げんじょう) 曹操軍の将軍で重鎮。曹操の父方の従兄弟。三国志で隻眼の猛将といえば夏侯惇。 片目を負傷した際、演義では「これぞ父の精、母の血。もったいなや」と言って目玉食っちゃう。 幼少の頃から曹操を兄と慕う。十四歳の時に、師匠を侮辱した人を殺して放浪の旅に出る。カーッと熱くなりやすいところもあるが、普段はいたって慎ましく穏やか。財産は生活に足りるだけで充分と言って余分を人々に分け与えたり、率先して土木工事の現場で働いたりと、世話好きで清廉な人柄は領民の人気を集めた。 主に曹操軍のバックボーンといった感じの、地味で重要な役割を任された。 曹操との信頼関係は抜群で、寝室に顔パスで出入りできた。一緒に寝たりもけっこうしたと思う。いや、単に一晩中しゃべってるだけだが。 勉強家で、軍中にありながらもつねに先生を迎えて親しく講義を聞いていたという。 片目を失明してからは武将として苦労したんじゃないだろうか。遠近感が分からなくなるから。コンプレックスはあったらしく、自分の顔を見て鏡を床に投げつけたりもした。夏侯淵と区別するために『盲夏侯』というあだ名がつけられたが、当然本人はひどくいやがった。 曹操の死後大将軍に任命される。しかしその一ヶ月ほど後の春の日に、曹操の後を追うように病死した。 |