冒頭、主人公の父親が、汚れきって住めなくなりつつある地球を離れ、新天地を開拓するためスペースエンジェル号で宇宙の彼方を目指すところから始まります。
そこへ突然襲いかかる宇宙人の一軍、帯状のビームが船体を切り裂いていく様など、丁寧な作画で「おおっ?」と思わせます。
船体に空いた穴から主人公の父は放り出されてしまうのですが、この時に靴は床に張り付いたまま、靴から足が抜けて飛ばされてしまいます。
これは当時、無重力の宇宙船内でも歩けるように、宇宙服の靴底に磁石を仕込んでいたと言う知識から来る描写と思われます。
なかなか凝った演出ではないですか!!
こう言う事は一事が万事で、演出が丁寧な作品はやはり脚本もしっかりしている物なのです。
やっぱ、ちょおっとスゴイかもよん?テッカマン。
この時まで寝転がって見ていたのですが、
姿勢を正して正座で見ることにします。
公害汚染により、地球の寿命はあと3年、なんとしても新天地を見つけ移住しないと人類は滅びてしまうのです。
しかしそこに立ちはだかる宇宙人
ワルダスター!
悪いよ〜?なんつったってワルダスターってぐらいだから。人類を皆殺しにして太陽系を奪おうとしているのです。
ただでさえ地球がエライ事になってる時に、侵略者まで来るんだからタイヘンです。
アパート立ち退き要求と借金取りのヤクザが同時にやってきてしまうような物です、引っ越しの経験のある方はコレがどんなに大変な事かおわかりでしょう?
おっと、話がズレましたが、なんという緊迫した設定でありましょうか!
絶対的に絶望的な状況を打破する事、これこそ物語の醍醐味ではないでしょうか。
主人公、南城二はテッカマンとなり、
人類の存亡を賭けて父の敵であるワルダスターと戦うのです!
やはりこうでなければいけません、
アニメの主人公たる物、人類の運命の一つや二つ賭けて戦わねばなりません!
ちなみにテ’ッカマン(テにアクセント)でなく、劇中では「テッカ’マン」(カにアクセント)と発音します、「鉄仮面」みたいな抑揚、語源がそうだからでしょうけど。
正しい発音で会話すると通っぽいですが、単に訛ってると思われるだけかもしれない。
「テッカマンブレード」では「テ’ッカマン」だったような気もしますけど。
過去の思い出が美化されすぎ、ガッカリしてしまう心配は全くの杞憂でした。
素晴らしい!スゴイ出来映えですよテッカマン、今見ても十分に楽しめます。
作画も、流石にメカの緻密さは今のアニメには劣ってしまいますが、立体的に意識された顔の造形など、キャラクターの作画は素晴らしい、タイミングも良いです。
先日まで「破裏拳ポリマー」が放映していて、コレまた素晴らしかったのですが、やはりこの頃のタツノコは凄かった。
どちらも、二宮常雄と言う方が作画監督なのですが、不勉強ゆえ詳しく知らず。
一体どういう方なのか、他にどんな仕事をされているのか気になるところです。
その頃地球に謎の物体が不時着します、中から煙のような物が現れ、それは次第に人の形となります。
なります、なるのですが、これが
アフロ!ナゼかアフロ!とってもスンゲーー
アフロヘヤァ!
頭の直径の三倍はありましょうか!
やつの名前は
『アンドロー梅田』、と、自分で名乗るのですが、アンドローってなんだ!?

それに梅田ってついちゃうのはイカガなモンですか?
アフロなのに!
それについては周りの人間もなにも突っ込まず、あっさりなじんで
「アンドロー」などときわめてフランクに呼んじゃったりするのですが、その辺はまぁ、やはり時代なのでしょうか?
やたらキザな言動を繰り返す梅田氏ですが、しかし声を演じるはあの山田康夫、山田康夫の声が付くと、ナゼかとってもニヒルなナイスガイに思えてしまう!
って言うか、僕はすでにカッコイイと思ってしまっていますが。
敵でもなく、かと言って地球の見方でもなく、自分の目的が別にありそう。
と言う何とも気になるポジションで、物語をエラく引きの強い物にしてくれます。
気になるモンなぁ・・・
来週のアンドロー。
まるで舞台の「セリ」の如く、ペガス(ロボットですね、テッカマンはこのペガスの中に入って変身するのです)の背中からせり上がってくるテッカマン!
誰が考えた演出なのでしょう!カッコ良すぎ!
もっとも燃える瞬間です!
テッカマンと言えばやはりこのポーズ!
右手には槍(テックランサーだったかな?劇中でまだ名前が出ていないので・・・・)
左手にはムチ(テックウィン・・・だったような・・・)
!
ムチで敵を引き寄せて槍の一差し!
投げつけた槍をムチで掴む!
更には敵に槍を投げつけ、なんとテッカマン、そのままペガスに乗って飛んでいき、貫通してなお宙を飛んでいる槍に追いつきキャッチ!
うを〜!
素晴らしい!
今のアニメに見劣りしないどころか、
下手な今のアニメよりは断然面白いじゃないですか!
もうなんか、懐かしくて見るってカンジじゃないですね。
現在放映中の新作と同じように楽しみに見ています。